劇団四季のパワハラで自殺未遂した俳優は誰?一色さんに復帰ある?

劇団四季の演出家の浅利慶太氏(享年85)が亡くなったばかりの「劇団四季」で、今年7月、パワハラによる自殺未遂者が出ていたという報道がありました。

劇団四季の団員で、27歳の男性で、建物の5階から飛び降りましたが、命はとりとめたようです。

以下、『週刊文春』より引用

今年7月13日、創設メンバーの浅利慶太氏(享年85)が亡くなったばかりの「劇団四季」。その直後の15日未明、マンション5階から四季の人気俳優Iさん(27)が飛び降り自殺を図ったことが、「週刊文春」の取材でわかった。


Iさんは、四季の超人気ミュージカル「キャッツ」で、主役級キャスト“マジック猫”ミストフェリーズ役に抜擢されていた。四季関係者が明かす。


「飛び降りの原因は、スーパーバイザーの加藤敬二氏(56)による“パワハラ指導”です」
加藤氏と言えば、四季の元トップダンサーで、最近も、空前の売れ行きを記録した「アラジン」やキャッツなどの数多くの作品で、振付や演出を手掛けている。


「I君は次第に、加藤氏から罵倒されたり、無視されたりするようになっていきました。

今年8月から始まった東京公演のミストフェリーズ役からも外されています」(同前)
(引用ここまで)

現在、「キャッツ」は東京で公演中で、ミストフェリーズ役は25歳の別の男性がつとめています。
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自殺未遂は一色龍次郎さんか

自殺未遂をした人は、報道では「27歳のIさん」と言われています。

劇団四季の団員に、一色龍次郎(本名:一色元朝)さんという人がいます。

2010年の20歳の時に劇団四季の研究所に入団し、2011年の21歳で正式デビュー。

1990年生まれの27歳なので、多分この人でしょう。

「ジーザス・クライスト・スーパースター」「アンデルセン」「夢から醒めた夢」でアンサンブルという『その他大勢』からキャリアをスタート。

「アンサンブルキャスト」というのは演劇用語で、ミュージカル公演においては「その他大勢」「役名のない登場人物たち」を指す言葉です。

しかしエキストラだからといって侮るなかれっ!

メインの後ろで歌ったり、踊ったりとお芝居に厚みを出す重要な役で、この中から主役級の役の抜擢されることも多いですし、逆に主役級の人がアンサンブル枠に入ることも頻繁にあります。

一色さんも前述の演目のアンサンブルからスタートし、コツコツとキャリアを重ね、「キャッツ」に出演。

「キャッツ」の中ではコリコパットやカーバゲッティという、キャッツの中のアンサンブル的な、セリフはない脇役的な役から始まりました。

しかし2016年1月に、北海道四季劇場で上演されたキャッツの中でも準主役級のミストフェリーズ役に抜擢されています。

同年7月に開幕したキャッツ大阪公演でも、同様にミストフェリーズ役を演じていますので、実力は相当なものであると推察されます。

しかし、なぜか今年2018年の東京公演からは、ミストフェリーズ役をはずされてしまっています。


↑↑↑この人か

加藤敬二さんとは

加藤敬二さん(56)もまた、劇団四季出身のミュージカル俳優です。

現役引退後は振り付けを担当し、同劇団の振付やスーパーバイザーをつとめています。

なんと両親がマジシャンという家庭環境で育っており、9歳の時に両親の助手として初めて舞台に立つという経験を持っています。

年齢1桁の時から舞台に立っていたのですね。

16歳からダンスのレッスンを始め、1984年、22歳の時に劇団四季の『キャッツ』オーディションに合格、同作のミストフェリーズ役でデビュー。

キャッツの日本初演は1983年からでしたが、まもなく当たり役であるミストフェリーズの役を射止めているのです。

加藤敬二さんもまた、30年前にミストフェリーズを演じていたのです。

加藤さんはいわば、一色さんにとってミストフェリーズ役の大先輩。

しかも、同劇団のトップスターとしてたいへん有名な人です。昔のことを覚えているファンも多いです。

自分の代表作であるミストフェリーズ役の指導に熱が入りすぎたのかもしれませんが、報道が事実だとすれば、思い入れがある役であるだけに、行き過ぎてしまったのかもしれませんね。

キャッツの他にも『ウエストサイド物語』や『コーラスライン』などさまざまな作品に出演し、代表作である『キャッツ』のリニューアル版の振り付けを担当するなど、後進の育成につとめていました。

しかし「罵倒する」「無視する」というのはやりすぎではないでしょうか。

見込みがあって厳しくしているのか、ただ八つ当たりをしているのか・・・・・・。

最近も、体操の宮川紗江選手や、ボクシング連盟のパワハラ問題の報道が過熱しておりましたが、パワハラになるのかならないのかという部分は、非常に線引きが難しい問題ですので、指導する側の力量が問われるところだと思います。
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復帰はあるのか

一色さんはマンションの5階から飛び降りました。

居住用のマンションであれば、高さは15メートルほどになります。

どうやら「脳挫傷」とのことで、復帰は絶望的とのこと。

脳挫傷とは「脳そのものに生じる打ち身」のことで、現在の一色さんはうっすらと目は開くものの、リハビリには時間がかかりそうです。

この騒動の収拾方法としては、劇団四季側が第三者委員会を設置して事実確認を行うとのこと。

加藤氏も「不適切な指導があった」と、一部の事実を認めており、劇団四季側が加藤氏の契約を解除する方向も含めて検討されます。

あんまり報道されませんが、劇団四季は、7月に亡くなった浅利慶太氏の頃から政財界と深いコネクションを作っているので、どうやら規制がかかったいるようです。

キャッツとは

『キャッツ』とは、T・S・エリオットによる詩集「キャッツ – ポッサムおじさんの猫とつき合う法」を原作とした、アンドリュー・ロイド=ウェバーが作曲を手掛けたミュージカル作品です。

個性的な名前を持ったのら猫たちが、都会のごみ捨て場を舞台に、踊りと歌を繰り広げます。
人間が一切出てこない演出がユニークなミュージカルです。

ニューヨークでの連続上演回数は、2006年1月9日に『オペラ座の怪人』に抜かれるまでブロードウェイでのロングラン公演記録で、世界で興行が最も成功したミュージカル作品のひとつです。

このように、もともとはイギリス発祥のミュージカルで、日本では劇団四季によって1983年に東京で初演されました。

既存の劇場は使わず「キャッツシアター」という専用の舞台を行く先々で建設し、その中でミュージカルを上演するという異色のスタイル。

大阪、名古屋、福岡、札幌、静岡、広島、仙台、と全国で上演され続け、25年間のロングランミュージカルとして現在も記録を更新し続けています。

オス猫の中では、アスパラガス=グロールタイガー、マンカストラップ、ラム・タム・タガーという、セリフ独唱もソロダンスもあるメイン級の猫が何人かいますが、その中でもミストフェリーズとは、特に人気が高い役です。

ラム・タム・タガーとミストフェリーズとで人気を二分しています。

タガーはキャラクターと声!ミストはダンス!
てゆーかミストフェリーズの章は、半分くらいはタガーがセリフ歌ってるし(爆笑)!!!
いえいいんですよ、仲いいんですよねこの2人!いえ2匹!!!

ミストフェリーズはセリフの量そのものは少ないものの、ラスト近くで行方不明になったオールドデュトロノミーという老猫をマジックを使って救出する重要な場面があります。

しかもダンスの見せ場が大きく、老猫を無事助け出して得意げにくるくる回るミストフェリーズの姿を、観客はとっても楽しみにしているのです。

高度なダンステクニックが必要な、謎めいた雰囲気が非常に魅惑的な花形です。

この役を任されたことひとつだけをとっても、一色龍次郎さんはとても高い実力をもった俳優であることがわかるのです。

演劇の稽古は厳しいものであるとは知っているつもりでしたが、あんな素敵な役なのにこんなエピソードがついてしまって、悲しいなあ・・・・・・。

というか、何故今ごろこのニュースが出てきたのかと思ったのですが、浅利慶太さんの亡くなったのが7月13日。

一色龍次郎さんの自殺未遂が7月15日でしたので、まあ表に出せなかったんでしょうね。
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