「林先生の初耳学」のパリコレ学!というコーナーで、アンミカさんによる厳しい指導をくぐり抜けて見事頂点に輝き、パリコレ挑戦への切符を手にした、小野寺南友さんといううら若き美しい女性がおります。
このコーナーで彼女を知ったという方も多いのではないでしょうか。
モデルという職業は、スタイルがいいだけではつとまらず、機転きくこと、体力、根性も必須です。
個性や雰囲気をエッジを鋭くきかせる才能やテクニック、身体から顔からモード感をダダ漏れさせることも必要で、芸能人になるよりさらにハードルが高い職業。
今回は、そんな難関に果敢に挑戦する、彼女の経歴や魅力について迫っていきます!
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小野寺南友のプロフィール
何はともあれ、まずはプロフィールを確認。
氏 名 | 小野寺南友(おのでら・みゆ) |
---|---|
出身地 | 福岡県 |
高 校 | 筑紫女学園高等学校 |
身 長 | 177cm |
3サイズ | B79/W63/H87 |
靴のサイズ | 25.5cm |
デビュー | 2019年~ |
事務所 | UPMODELS(パリ) |
特 技 | 空手 |
ツイッター | @miyuonodera_ |
インスタ | miyuonodera_ |
小野寺南友さんは、福岡県出身のファッションモデル。
2019年現在17歳、筑紫女学園高等学校在学の現役女子高生です。高校2年生です。
通称「筑女」と呼ばれるこの高校は、地元では有名なお嬢様学校で、モデルの山本美月さん、女優の蒼井優さん、元アナウンサーの柴田倫世さんなど数多くの有名人を輩出していることで知られています。
小野寺さんもそんな先輩たちの輝かしい姿を見て、モデルを志すようになったのかもしれませんね。
彼女のモデルとしての武器は、何と言っても177cmという高身長。
まさにモデルになるために与えられたような、生まれながらの資質を持っています。
また、そのスタイルからは想像もつかない意外な特技が「空手」で、小学校の時には格闘技交流大会・オープンファイトin福岡中部という大会で優勝も果たしています。
モデルとして必要不可欠な体幹の強さやタフなメンタルは、この経験で鍛えられたのでしょうね。
小野寺さんはパリコレ学!に登場することで知名度が一気に全国区にまで広がりましたが、インスタグラムなどを見る限りでは、以前からモデルとして活動していたようです。
彼女が所属しているのは、東京都品川区にある「Tateoka」という事務所。
ここは芸能系ではなくモデル専門の事務所で、1979年に設立され、国内にとどまらず世界のファッション業界で活躍する女性モデルが多く在籍しています。
世界のモデル事務所と繋がりがあるので、パリコレを目指す彼女にとっては理想の環境と言えます。
モデルとしての基本的な訓練は、その頃から着実に積み重ねられていたわけですね。
<ツイッター画像より>
モデルの名刺がわりともなる重要なモノクロコンポジット写真。
こういう写真を撮影する時は、カメラマンが今だ!と思う瞬間がこない限りシャッターを押すことはなく、指示も出さないと言われています。
「カメラの前だけかっこつけたってダメ」など、本当に厳しいですが色々勉強になります。普段の振る舞いが大切なのですね。
お嬢様育ちで、最初はなかなか自分の殻を破れなかった小野寺さん。
彼女も含め数人の候補生は、結局一度もシャッターを押されることなく撮影は終了したのですが(本当に厳しいですね)、しかし小野寺さんだけが撮影後に「もう一度お願いします」と懇願。
そのメンタルの強さをアピールしたことがきっかけとなり、アンミカさんの目に留まるようになりました。
小野寺さんは「服が好き」という気持ちがとても強く、着る服によってテンションを変化させる「憑依体質」の素質を見出され、「服の意志を理解してその力を魅せる」「主役はあくまで服である」ことを理解しているという、ファッションモデルとしてとても大切な才能が備わっていると判断されました。
そして熾烈な競争をくぐり抜け、「人ではなく”服を魅せる”事ができるモデルだという点」を高く評価され見事一位で合格。
しかしアンミカさんも言っていた通り、これはゴールではなくあくまでスタート地点。
ここからパリに渡り、パリコレ出場に向けてどう頑張るかは、あくまで彼女次第です。
日本のモデル業界とは比べものにならない競争に、果たして彼女は勝ち抜くことはできるのでしょうか?
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小野寺南友のパリコレデビュー
パリコレ開催2週間前に現地へ渡った小野寺南友さんが、パリに着いてまず最初にクリアしなくてはならない関門が、モデル事務所探し。
パリではまずモデル事務所に入らなくては、ブランドのオーディションを受けるというモデル活動ができません。
そしてこの事務所に入るためのオーディションが、とってもとっても厳しいのです。
ウォーキング審査が10秒で終了してしまうことなど当たり前で、講師であるアンミカ先生も当時は何度も何度も門前払いを受け、最初は帰国したそうです。う、うわあ…
でもその努力が実った結果、現在のポジションを掴み取ることができたため、この段階でへこたれていたら、その先の試練はとても勝ち抜けられません。
小野寺さんもアンミカ先生の紹介で、『UPMODELS』という事務所でオーディションを受けることになりました(※リンク先、美しすぎてわけがわらかなくなります^^;)。
オーディションの内容は「廊下で2往復のウォーキング」。
シンプルな内容ですが、モデルを見定めるプロ中のプロである審査員に、「早速ウォーキングをしてみて」「もっとエネルギッシュに」など、次々と高度な要求をされます。
言葉もうまく通じない中、緊張しっぱなしでしたがなんと一発合格!
タフな彼女も思わず涙。
こうして晴れて『UPMODELS』所属となった小野寺さんは、ブランドのオーディションを受けていくことになります。
各ブランドのオーディション
所属事務所のオーディションの次は、本格的に服を着て歩くための、各ブランドのオーディションです。
モデル本人と、ブランドの相性もあるのですが、やはり最初は苦戦しています。
MC2 diffision/エムセードゥ ディフュージョン/フランス(不合格)
ウォーキング片道を歩いたところで「サンキュー」と声がかかり、終了。
manishi aroa/マニッシュアローラ/インド(不合格)
ウォーキングを歩いてすぐ10秒で終了。
LITKOVSKAYA/リトコフスカヤ/ウクライナ(合格)
今度は、最後までウォーキングできました。
こちらはウクライナの人気ブランドで、パリコレで非公式のショーを開催しています。
パリコレ開催期間中は、正式プログラムに載っている大ブランドとは別に、新進気鋭の若手ブランドが、パリのあちこちで自分たちでショーを行っています。
小野寺さんは、この若手ブランドの、非公式ショーに選抜されたのです。
これは正式なパリコレショーではないものの、小野寺さんがパリにのりこんで、初めてファッションショーへの出演を達成することができました。
litkovskayaの非公式パリコレショーはウクライナ大使館で行われ、なんと服を2着も着て歩くことができました。
しかも彼女は、出場する15名のうちただ一人のアジア人。
服を2着も着ることができるのは、ブランドに信頼されている証です。
次につなげて欲しいですね。
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Each Other/イーチアザー/フランス(合格)
『Each Other』というブランドは、アートとファッションの融合をコンセプトに、2015年からパリコレに参加している若手ブランドです。
ここで待ち受けていたのが、ファッションの聖地に世界中から集まったモデルたち。
会場の緊張感は今までの比ではありません。
オーデイション自体も突然に想定外のフィッティングを要求されるなど、満足いく結果を残せず、次のオーディションも数十秒で終了してしまい、小野寺さんは世界レベルの現場に圧倒されて、意気消沈してしまいました。
アンミカ先生が応援に現地入りしてくれ、一緒にいたところに『Each Other』から合格の通知が届きました。
こちらはパリコレ公式プログラムに組み込まれている、正式なショーです。
そして先日開催された2019年のパリコレでは、Each Otherのランウェイを颯爽と歩く小野寺さんの姿が!
小野寺さんeach otherのステージ素敵だった!あの青緑色?の衣装を完璧に着こなして美しい雰囲気を纏ってましたね✨あの衣装ステキ‥と思わせた小野寺さんはやっぱり選ばれて正解🌹アジアンな魅力のあるお顔も好き✨#小野寺南友#アンミカ先生のパリコレ学 pic.twitter.com/DMp6Nqkka7
— 青瑠璃 (@8aoruri8) March 19, 2019
実は最初に受けたオーデションが目に留まり、見事出演を勝ち取ったのです。
鳥肌立ちます、集団の中に居ても一際目を惹く魅力が、彼女にはあると思います。
素晴らしいですね、これからが楽しみです!!
まとめ:不退転の決意で一流の渦に飛びこめ
ファッションモデルって、若い女性なら、誰でも一度は憧れる職業ですよね。
しかし、モデルの人達の自己管理の努力……具体的には姿勢やウォーキングだったり立ち振る舞い、ポージング、食事管理、全てにおいてプロ意識高くないと出来ない仕事です。
小野寺さんが通っている筑紫女学園高等学校は、毎月の学費が55000円もする私立のお嬢様学校なので、くわしい背景まではわかりませんが、ご家庭の方針が非常にしっかりしているのでしょう。
うーん、食事とかストレッチの方法とか、「10代でモデルを目指す」状態の女の子が、日頃どんなことに気を遣っているかを、もう少し知りたいです。
お嬢キャラはちょっと封印して、もーちょっとワイルドなノリで、パリにもう一度乗り込んでほしいと思います。
最近のファッション業界では「やせすぎモデルは使わない」という風潮になっています。
グローバル的には「アジア人モデル」にカテゴライズされる小野寺さんは、最初見たときは顔立ちがふっくらしていて、欧米圏のなみいるモデルたちと比較すると幼い印象が目立ちますが、そこがかえってよかったのかもしれません。
パリコレ学の女の子たち、みんな綺麗にカッコ良くなっていて、成長がすごくて刺激になります。
自分という個性を磨く、自分を愛してあげるということの大切さを感じますね。
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