瀬戸内寂聴さんは御年96歳。
そしてその秘書・瀬尾まなほさんは30歳!
66も年齢の離れている2人ですが、祖母と孫のようにとても仲のいい様子は今も変わりません。
しかし、年齢がこんなに離れているからか、相変わらず「遺産目当て」「胡散臭い」という噂がたえません。
最近は「退職した?」「辞職した?」なんて囁かれてます。
瀬尾さんの後釜を狙っている人でもいるですかね(こんなこと考える私も性格悪い)。
調べてみました。
スポンサーリンク
瀬尾まなほのプロフィール・経歴
名 前:瀬尾まなほ(せお・まなほ)
出 身 地 :兵庫県神戸市
生年月日:1988年2月22日(2018年で30歳)
大 学:京都外国語大学英米語学専攻(2011年卒)
家 族:両親・姉と妹(三姉妹の次女)
職 業:瀬戸内寂聴の秘書・NPO法人の理事
勤 務 先 :曼陀羅山 寂庵(京都市右京区)
※住み込みではなく通いです。
瀬尾さんは学校でいじめに遭っていたことがありました。
それを一度リセットするためか、中学生の時に、1週間の交換留学生制度を利用してアメリカに滞在しています。
日本の密室で行われる陰湿ないじめの空間から離れ、個人を尊重する別世界の価値観に触れられたことは、彼女の力になったでしょう。
今の狭い世界から抜け出し、海外に出るために英語を猛勉強しました。
交換留学生制度があるということは、私立の学校だったのでしょうか。
高校時代にも、カナダに留学していたことがあるそうですので、実家は多分裕福なのでしょう。
寂聴さんと運命の出会い
大学は京都外国語大学に進学。
1年休学して、自分が本当にやりたいことを模索した時期もありました。
瀬尾さんは在学中に京都のお茶屋さんでアルバイトをしていたのですが、そこのおかみさんに「寂聴さんの秘書を募集しているけれど誰かいい人いないか?」という話がきていたそうなんです。
そのとき、1年休学していたためまだ就職先が決まっていなかった瀬尾さんに白羽の矢が当たったというのですから、何か運命的なものを感じますね。
その時期の寂庵は、秘書が4人いましたが皆さん高齢で、後継者を探していたのです。
面接に行くと、ほかにも数人候補がいましたが、なんと瀬尾さんが一発合格。
瀬尾さんは外国語少女ではありましたが文学少女ではない点が良かったようです。
「寂聴さんの本を読んだことありません」と、面接で正直に回答してしまったとかw
また、出家して人生経験も豊富な寂聴さんは、自分のファンである文学少女を「文学少女は料理もできない、掃除もできない」と、一刀両断(笑)。
うーん、この辺シビアですね。
寂聴さん、ちゃんと現実の日常生活を想像してます。
しかし確かに、文学のことだけで頭いっぱいで、現実のことをできないと困りますものね。
寂聴さんは、瀬尾さんのことを『かなりの変わり者』と評しており、そこがまた気に入った様子。
その場で面接に一発合格した瀬尾さんは、京都外国語大学卒業と同時に寂庵に就職しています。
瀬尾さんが秘書になって3年目の2013年3月、長年勤めていた寂庵のスタッフ4人が同時に退職しました。
先輩秘書さんたちが退職した理由は「恒例の自分たちがいつまでも居続けて責任を負わせることで、寂聴さんに負担をかけたくない」というものでした……。
なお、瀬尾さんのご両親は2014年に離婚したため、今は双方平等に親孝行しているそうです。
瀬尾まなほさんが秘書を辞めたのは本当?
瀬戸内寂聴さんは2010年に脊椎を圧迫骨折し、以後3年間も寝たきりの生活を余儀なくされています。
治療中の検査で胆嚢癌が発見されましたが、この時期に採用された瀬尾さんは、献身的に寂聴さんの世話をしています。
この後、先輩の秘書が退職したり、本を出版してベストセラーになったことから独立したのか?と思われたのでしょう、「辞めた」「退職した」と思われてしまったようです。
瀬尾さんは現在も「寂庵」から元気にインスタグラムを更新しています。
もちろん現在も現役で瀬戸内寂聴さんの秘書をしています。
スポンサーリンク
瀬尾まなほの給料・収入は?
「瀬戸内寂聴さんの秘書」って実際どういう収入してるんでしょうか。
秘書は専門性の高い仕事であるため、一般事務よりは高めの給与設定となっています。
日系企業の正社員秘書の場合、未経験だと年収250〜350万程度の範囲が多いです。
秘書さんが複数人いた時は低かったかもしれませんが、瀬尾さん一人になってからは、かなりアップしたのではないでしょうか。
だって瀬尾さんの仕事内容は、
・作家としての寂聴さんの仕事をすべてサポート
・スケジュール管理
・編集者とのやりとり全部
・旅先でのスケジュール作り
・どこに行くのにも一緒についていく
・食事の世話
・掃除
・洗濯
・着物や小物の用意
・マッサージ
・メイク
・寂聴の頭を剃る
・来客対応
これらを一人でやっているのですよ。
寂聴さんの年齢を考えると、介護的な仕事も含まれていると予想されます。
寂聴さんは積極的に著書の英訳は行っていないようですが、瀬尾さんは英語が堪能。
そういったスキル的なことも勘案して、中堅の秘書待遇である年収500万円程度は約束されているのではないでしょうか。
最初に秘書になってからは、瀬戸内寂聴さんに
「若い人はダメねぇ」
と言われたくない思いだけで、必死に秘書の仕事や身の回りのサポートをしてきました。
そのことで、瀬戸内寂聴さんや他の秘書さんたちの信頼を勝ち得てきたというのですから、すごい根性です。
NPO法人「若草プロジェクト」の理事収入・・・0円?
瀬尾さんは、「若草プロジェクト」というNPO法人の理事に就任しています。
寂聴さんが呼びかけ人となった団体で、社会の抱える様々な困難に苦しむ女性たちのSOSに、支援を確実に届ける活動をしています。
理事という役職がついているので、そこそこの役員報酬があるんだろうなと決算報告書を見てみたのですが、人件費が計上されていません。
旅費や宿泊費は出ているようですが、驚いたことに、どうやら無償で活動しているようです。
印税収入1000万円+α
2017年11月に、瀬尾さんは著書『おちゃめに100歳!寂聴さん』を出版しています。
寂聴さんは瀬尾さんに文才があるのを見抜いたのか、昔のいじめの経験で「私なんて…」と尻込みしやすい性格の瀬尾さんを説得し、本を出版させました。
こちらは発売3ヶ月で15万部のベストセラーになりました。
印税は、税抜き価格(1300円)の10%が相場のようですので、
1300円 × 15万部 = 1950 万円!!
3ヶ月以降も売れているはずですので、もっともっと印税収入は入っているはずです。
新人は5~8%とのことですが、寂聴さんが関係していることから、交渉すればそんなに低く据え置かれないと思うのですが、どうなんでしょうね。
寂聴さんとの共著ではないので、おそらくすべて瀬尾さんの口座に入っているはずですが、いくらかの割合で分けているかもしれませんね。
まとめ:大御所の懐に飛び込むには炊事洗濯掃除という生活の基本が大事
本の出版やNPO法人の理事といった立場は、確かに瀬尾さん一人の力ではできなかったかもしれません。
瀬戸内寂聴という一時代を築いたビッグネームの傍にいて、寂聴ファンの人にとっては喉から手が出るような、お金以上の価値を得ている毎日を送っていることでしょう。
瀬尾さんは、定期的に祖父母の様子見にも行っています。
その時に、きっとお年寄りの身の回りの世話もしているらしく、
・炊事洗濯掃除
・お年寄りは笑わせることが大事
こういった人間の生活の基本がいかに大事かを思い知らされます。
瀬尾さんを羨む人は、こういったことをきちんとできるのでしょうか。
そうでなければ、たとえ8年前に戻って瀬尾さんと一緒に寂聴さんの秘書募集の面接を受けても、多分受からなかったのではないでしょうか。
先輩の秘書さんたちも一斉に退職したということは、瀬尾さんのことを認めて、自ら身を引いたのではないかと思います。
瀬尾さんもこういった中傷には慣れているのでしょう、「知らない人の悪口は気にしない」と、デンと構えています。
寂聴さんのようなある程度高齢の大御所の懐に飛び込む……といったら聞こえは悪いかもしれませんが、確かにこれは多くの人が望んでもできない貴重な体験です。
寂聴さんも、早い段階から「この子を自分の後継者として育てたい」という思いもあったのではないでしょうか。
瀬尾さんが秘書になって8年が経過していますが、関係が微妙になったなどといった噂ひとつ聞こえてこず、二人はますます仲がいい様子です。
これから瀬尾さんの人生には、寂聴さんに優しくした分の特典がいっぱいついてくるでしょう。
引き続き、寂庵を優しく見守っていきたいですね。
スポンサーリンク
コメント
タイトルを見ると 悪意を感じ イヤな気分になりながら どんな偏見が述べられているかと 読んでみました 事実に基づき客観的に記載されていて ホッとしました
寂聴さんと瀬尾さんの 関係は 珠に伝わりますが 欲得で接していたら有り得ない信頼関係を感じます 瀬尾さんが結婚されてからも 良好なあいだがらに 心安らぎます