愛媛県愛南町のスマガツオを食べられる店はどこ?媛貴海の通販は?

TBS系列の『林先生が驚く初耳学』で、愛媛県愛南町の幻の魚・スマが紹介されます。

マグロの近縁種で、美味だが漁獲が少ないため「幻の魚」とされ、めったに取れないため漁師しか知らないことから、こういう二つ名がついたそうです。

なんと、最近養殖に成功し、「媛貴海(ひめたかみ)」と名付けられたそうです!

どこで購入できるのでしょうか?また、通販は可能なのか?

プリップリの赤身で、まるで「全身トロ」!臭みがなく、細やかな脂のりで、マグロよりもあっさりとした味わい。

刺身や炙り、握り寿司等の和食定番料理から、カルパッチョなど洋食にも合うそうです。

今日は、この愛媛県愛南町の幻の魚「スマ」のこと、食べれる所を調べました。




スマは、愛媛県愛南町の特産!

愛媛県の最南端に位置する愛南町。四国一のカツオの水揚げを誇る町です。


東南アジア沖で漁獲されるスマはマグロと同じサバ科。タンパク質や脂質の含有量がほぼ同等で、クロマグロに触感が近いことから、最近国際的に規制されはじめているマグロの代用品として期待が集まっています。

「全身トロ」と呼ばれるほど脂が乗り、極上の美味。マグロよりおいしいという声多数。

昔は漁師さんのみが食べていて、市場に出ることがなかった魚だったんです!


見た目はサバやカツオに似ていて、群れを成さない性質の魚のため、ほとんど水揚げされることがありません。

竿で一本釣りするしかないことが、さらに稀少性を高めているのです。

愛媛県で養殖している会社は㈱山木産業さん

社長は山木光広さん!

このスマの養殖に成功したのは、昭和52年から愛媛県南宇和郡愛南町赤水にて養殖業を営んでいる、山木産業さん。

主にハマチやカンパチの養殖をしていたそうです。

山木産業HP⇒http://yamaki-sun.jp/index.html

2012年から愛媛大学が、のちに愛媛県水産研究センターと共同で養殖研究に2年の歳月をかけ、山木産業さんが協力し、2016年から試験的に出荷を始めました。

ブランドの条件は2.5kg以上の重さで脂質25%以上。

「愛重なの恵み」という意味を込めて、「伊予の媛貴海(いよのひめたかみ)」という名前で出荷しています。

初期においては2.5キロ未満での出荷は可能ではあったものの、期待が大きい高品質な魚のため、あくまでも基準にこだわるということで、出荷は見合わせたという経緯がありました。

2.5キロの基準は、脂のノリが全然違ってきます。ここが他の地域との差別化を図るポイントになるため、あくまでも2.5キロにこだわった出荷をしたことから、本当に「幻の魚」になってしまいました。

企業側からも本当は3キロぐらいがいいという声が寄せられるくらいで、2.5キロは高級愛育フィッシュを維持するためにも厳守しなければならない基準、という県の方針によります。

さらに「全身トロ」や「希少性」を強みににブランド戦略に走っているため、高級食材としてのポジション獲得がはかられています。

愛媛県をあげてブランド基準を厳守するための環境整備をしているほか、魚の生育に悪影響を与えないよう原則週1回の出荷になっているそうです。き、きびしー!限られた数を通年で出荷する、という方針のようですね。

販売先のターゲットが高級な飲食店・ホテルや百貨店なので、ますます庶民の口には入らなくなりますね^^;。

2018年度は、百貨店での試験販売や、高級路線にこだわったプロモーション活動により、小売業界や著名な料理人からの評価、期待が着実に高まっています。

なかなか出回らないことから、企業からの問い合わせが多くありました。

貴重な魚なので一部の百貨店に卸し、試験販売をするのみで、残念ながら個人に対しては販売はしていないそうです。

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どこで食べられるの?

まず愛南漁協組合の一元管理です。媛貴海は、この漁協を通さないとどこにも出荷できません。

●愛南漁協組合HP⇒http://jf-ainan.or.jp/

次に、媛貴海は愛南町内の5店の認定店で提供されています。

数量限定なので、事前に取扱店へ電話確認をしてください。

●市場食堂 (愛南町鯆越166-4)   電話0895-73-2556

●黒潮海閤 (愛南町蓮乗寺57-2)   電話0895-72-6091

●なにわ  (愛南町御荘平城3924−1) 電話0895-72-1411

ゆらり内海(愛南町須ノ川286)   電話0895-85-1155
↑↑「媛貴海御前」というメニューがあります。2300円くらい?要確認を。8/31まで休まず営業。
2018・6・5更新でレストランに媛貴海が出ているそうです。

ホテルサンパール(愛南町御荘平城681) 電話0895-72-3131

●愛媛県と連携して媛貴海を扱っているのは吉川水産㈱!

↓↓↓注目!!↓↓↓

吉川水産株式会社では、愛媛県とタイアップし、定期的に媛貴海を販売しています。

宇和島水産高校の女子生徒さんによるマグロ解体販売や今話題の養殖スマ「伊予の媛貴海(いよのひめたかみ)」の販売などを実施しています。

吉川水産㈱HP⇒http://www.sen-ysk.com/production/post-17.html

TEL:03-3308-0441(東京本社)

初期の流通は2000尾だったのですが、2017年度は10000尾まで増えました。

今年度の流通量はどうでしょうか。今後の流通に期待の魚です。

大阪で販売されていることが多い?

鮮度が命の魚であるためなのか、少なくとも2017年度は、愛媛県に近くて運送距離が短く、人口が多い大阪で愛媛県産のスマが販売されていることが多かったようです。

●大阪の台所・黒門市場店

※愛媛県のスマは一尾13,000円だったとか^^;。

●魚くみ/阪神百貨店梅田店地下1階(大阪市北区梅田1-13-13)

通年販売ではないようなので、ご注意くださいね。

参考情報として、昨年の2017年の初出荷は以下の通りでした。

吉川水産/東京の日本橋三越本店B1F(東京都中央区日本橋室町1-4-1)

まぐろ寺本/阪急うめだ本店(大阪府大阪市北区角田町8-7)

黒潮市場(和歌山県和歌山市毛見1527)←愛媛県が和歌山県に勝負を挑みに行ったようです。

東京のなだ万本店でも取り扱っていたと聞きます。

これくらいのレベルのお店・場所に行かないと扱っていないようです^^;。

まとめ

愛媛県のスマは、高級路線で売り出しているため、地元の愛南町以外の地域では、

・百貨店

・大規模生鮮市場

・高級ホテル

・各地で開催される愛媛県フェア

を、要チェックです!

スマの養殖はもともと愛媛県と和歌山県で競われていました。スマは両県ともに特産で、ミカンの収穫量でも全国一を争ってきたライバルだけにアピールにも熱が入るようです。熱い!

愛媛のスマ「姫貴海」に対し、和歌山のスマは「海の三ツ星」というブランド名がついています!

以前は両町のふるさと納税のお礼の品になっていたのですが、今年はまだ出てきてないようですねorz

養殖魚といっても流通量が少ないので、通販で購入できるところはなく、食べれる所は愛南町内のお店5店舗のみで、それ以外の場所ではフェアや生鮮市場などを探すしかなく、お目にかかれる機会はまだまだ少ない状況です。

そして残念ながら、通販で購入できるお店は見つかりませんでした。

今後の流通に期待の魚です!是非食べてみたいものです!

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