テレビ番組でシンガポールのソウルフード「ミーポック」が紹介されます!
このシンガポールのローカル料理店を出しているのが、なんとシンガポールに移住した日本人男性なんです!
シンガポールで出店したときは話題となり、行列を作る繁盛店となり、様々な取り上げられたそうです。
一家揃っての移住で、メンバーは栗原さん、奥さんのみどりさん、長男の侑暉さん、長女の励奈さん。
お子さんは、当時は小学3年生と3歳だったそうです。
みどりさんの奥さんは移住に大反対でしたが、いまでは無事に軌道に乗り、年商数千万円を出すまでになりました。
今日は、そんな驚きのバイタリティを持つ栗原さん一家を追ってみました!
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栗原直次さんの移住ストーリー
↑↑↑シンガポールでミーポック店を運営している栗原直次さん(フェイスブックより)
栗原直次さん(50)はもともと大手電機メーカーの社員で、2011年にシンガポールの駐在員として4年半の任期で赴任してきました。
以前から自分の店を出して独立したいという思いを持っていた栗原さんは、任期満了間際にやってやろうと一念発起。
2012年にまず日本のイカ焼きの店を出しています。
しかし、後継者がいなかった隣のミーポックの名店ホーカー(シンガポールの屋台料理)に惚れ込み、イカ焼き店は奥さんに任せて、会社員を続けながら弟子入りしたのです。
最初は隣のミーポック店の店長に「修行させて」と頼むも、「外国人はお断り」と言われてしまいます。
しかし栗原さんのミーポック愛に心打たれ、結局は弟子入りを了承。
2足のわらじをはきながら半年間の修業を経て、2015年1月に師匠からから太鼓判を押され、のれん分けを許されました。
4年半の任期を終えたあと、無事退職。
実は日本にいた時から副業をしていて、2足のわらじ生活は慣れたものだった栗原さん。
群馬県のラーメン屋で働いた経験ももつ栗原さんは、麺の魅力を引き出す日本流のコツも知っています。
そうしたこともあり店はすぐに人気店に。
一日400食を出すまでになったのです!
やがては地元のシンガポール人にも認められるほどの本物の味を再現した栗原さんのミーポック。
最初は「日本人がシンガポール人のミーポックを作るの?ふん、きっと食べられたもんじゃないわ」という反応もありました。
しかしその人は、栗原さんのお師匠さんに「あいつの味は俺が保証する」と太鼓判を押されたことを知り、数日後にまた来店したそうです。
いまでは常連さんだそうですよ!
さらには隣のお店もミーポック店なのですが、栗原さんの店が人気過ぎて嫉妬され、隣の店からの嫌がらせを受けることがあるくらいで、箱やダンボールなどを置いて「国境」をつくらざるを得なかったエピソードがあったとか^^;。
1店舗だけではさばききれず、半年後の2015年8月に2号店を出すまでになりました。
ミーポク店の年商はどのくらい??
さてここで、栗原さんのお店の年商をざっくり計算してみましょう!
栗原さんはお店をふたつ出してます。
まず1号店について。
※栗原さんのお店のミーポックは1杯6シンガポールドルと仮定。
現在のS$(シンガポールドル)は1ドル≒80円として、
一杯につき 6ドル=80円×6ドル=480円 の計算。
この一杯480円 × 1日400食=192,000円 が、1日の売り上げ。
1年で300日の営業日として、192,000円 × 300日=5760万円!!
1店舗だけで1年で約6000万円の年商があるわけです!!
次に2号店について。
1号店は日曜休み、2号店は土日休みで、営業日が若干少なくなることから、250日で計算してみましょう。
192,000円/日 × 250日=4800万円!!
概算合計、1億円也!!!
ここから諸経費が引かれるのですが、シンガポールの税制まではわかりません^^;。
移住を決断し、家族で一丸となって頑張ってきた頑張りが、このように数字になって報われたのですね。
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ミーポックとは?
ミーポックは、もともと中国から伝播した、黄色い平打ち麺のことです。
そこにシンガポールの文化が合わさったものが「シンガポールミーポック」。
シンガポールでは、子供からお年寄りまで、老若男女に愛される国民食です。
麺の上にエビやマッシュルーム、イカなどのトッピングを載せて食べます。
麺にも細いもの、平たい大き目のものいろいろとあり、スープありとドライがあるなど、いろんなバリエーションが楽しめます。
栗原さんのミーポックは、シンガポールの人たちの間でも
「ほかの店に比べて具がいっぱいある!」
「麺に噛みごたえがあっていいね!」
「日本とシンガポールが融合した味だよね」
「今までとは違う新しい味だ」
と、大評判!
ここだけの話、シンガポール人が作ったお料理だとトッピングは雑に並んでいるけれど、このお店のトッピングは綺麗に乗せられているのが好印象とか(笑)。やっぱり日本人ですよね。
↓↓↓これがうさわのミーポック。大人気のようです。
シンガポ美女にランチ誘われて日式ミーポック食べに行ったけど、美味しすぎワロタやった?? pic.twitter.com/NEBYs0hV7w
— シコウ/ゾンビーバー部名誉部員 (@e45395) 2017年9月6日
MRTに乗ってclementiにある日本人親子が経営するミーポックの店へ駅から少し歩いたのですが30度カンカン照りの下道順巡って旦那となじりあいスッキリしたスープが身体に染みましたオイシイ?!
帰りも帰りでタクシー取るの取らんのでなじr…以下略 #夫婦海外旅行あるある pic.twitter.com/P8WD9cTu4K— chiliee (@Chiliee0428) 2017年3月26日
Delicious mee pok!! <3 30分待つ甲斐があるほど美味しいミーポック♪ pic.twitter.com/sUbPHhy7r2
— TOMO 😉 (@Tomo_LYLTTF) 2014年5月1日
栗原直次さんのミーポックはどこで食べられるの?
栗原さんのミーポック店は2店あり、家族で分担して1号店(Ah Hoe Mee Pok 阿和面薄)と2号店(Ah Lee Mee Pok 阿栗面薄)を担当しています。
数々の賞も受賞しているのでリピーター率は高く、昼時と夕飯時は行列になりますので、ご注意を。
【1号店:Ah Hoe Mee Pok 阿和面薄】 ※直次さん、励奈さんと婚約者の男性が担当
・住所: Block 710, Clementi West Street 2, Singapore (Weng Kwang coffee shop内)
・営業時間 7:00~16:00(月-土) / 7:00~15:00(日)
【2号店:Ah Lee Mee Pok 阿栗面薄】※ みどりさんと侑暉さんが担当
・住所: Block 713, Clementi West Street 2, Singapore(One Kitchen 小厨房 coffee shop内)
・営業時間、10:00~14:00(月-金) / 18:00~21:00(土日休)
※1号店と2号店は、歩いて5分ほどの距離にあります。
まとめ
シンガポールのミーポック店は、栗原さんの家族が一丸となって経営しています。
異国の地で家族ひとりひとりが様々な思いで約20年近く生活してきたのだと思いますが、何よりも家族一丸となってお互いをサポートしあう姿が、ちょっと羨ましいです。
そんな家族の絆が隠し味となって、さらに美味しいでしょうね。
残念ながら、日本国内における支店はないので、シンガポール旅行に行った時に行くしかないです。
シンガポールに海外旅行に行った際は、是非食べてみたいものですね!
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