新バラエティー番組のMCを、「若年層から幅広い層に広げていきたい」「意識を変えた」としたテレビ側の意向で、いつ頃からか年配者が目立つようになってきました。
その中で、特に評判なのが梅沢富美男さん。
番組では仕事のため毒舌を披露することも多いですが、本当の梅沢さんは番組スタッフらに常に敬語を使い、しかし丁寧にすぎない品の良さがあり、スタッフもゲストも、みんなまた一緒に仕事をしたいと思う人です。
ご存知のとおり梅沢さんは、大衆演劇における女形の現役の大スターで、中学校を卒業後、高校にも通わずに、芸一筋に懸命に打ち込んでこられた方です。
その影には、少なからずご家族の支えがあります。
どんな方々なのか興味があったので調べてみました。
【参考】
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梅沢富美男の結婚歴
梅沢さんは一度結婚して、再婚しています。
女形の研究のためにも若い頃は遊びも派手だったため、何回も離婚再婚を繰り返しているのかなと考えていたのですが、意外にも離婚は1回。
芸の修行としてのお付き合いと、家族としての本当のお付き合いとは、きちんと分けていたのですね。
最初の奥さんは京子さん
梅沢さんの最初の奥さんは、京子さんという方です。
梅沢さんが20歳そこそこの頃、ある女子高校生が、母親に連れられて梅沢劇団に連日通っていました。
この女子高校生が京子さんで、お母さんが梅沢劇団の大ファンだったのです。
可愛らしい女性で、舞台の上の梅沢さんは「おっ、可愛い子がいるな」と、目ざとく見つけたそうです(笑)。
それから何度か客席の京子さんを見かけるようになり、彼女が高校生からOLになった頃、梅沢さんの方からデートを申込みました。男らしいですね!
ちょっと高級なクラブに連れて行ったりして、交際を申し込んでOKをもらい、お付き合いが始まり、梅沢さんが女形に扮するようになり人気に火が付き始めた頃、入籍しました。
しかし、結婚の公表は控えられました。
女形をはじめた梅沢さんのその凄艶な姿は評判が評判を呼び、連日小屋に入らないくらいのお客さんが詰めかけるようになって圧倒的に女性のファンが多かった。
結婚をきっかけにせっかく爆発しはじめた人気が落ちたり、梅沢さん夫妻に何かいやがらせなどの事件が起こることを恐れたお兄さんの武生さんの判断です。
梅沢さんと京子夫人の間には、男の子が一人生まれています。
しかし、どんどん梅沢さんの人気が出て、生活が一変。
京子さんは普通の女性で、「大スターの妻」の立場にプレッシャーがかかり、だんだん元気がなくなっていってしまいました。
心配した梅沢さんが「俺が重荷になっているのか?」と聞くと、京子さんは「ふつうの『池田富美男(本名)』が好きだったのに、どんどん『梅沢富美男』だけが大きくなっていく。好きだった頃の姿が見えなくなってしまった」と、悩んでいました。
結局梅沢さんは、家を京子さんと長男に譲って別れることになりました。
しかし、おたがい嫌いではないので、今でも「友達」として、普通に電話で連絡をとっているそうです。
現在の奥さんは明子さん、コンクリートメンタル
一人になってしまった梅沢さんの離婚を心配し、梅沢劇団の大ファンだった建設会社社長が、「自分の娘をもらってくれないか」と梅沢さんに勧めました。
それが、現在の奥さんの明子さんです。
<ソフィアカレッジより>
明子さんも梅沢劇団の公演をよく観に来ていた人で、梅沢さんも明子さんとは面識がありました。
それから明子さんとのお付き合いが始まり、京子さんとの気持ちに区切りをつけて3年後の平成2年に結婚。
梅沢さんいわく、
「一言で言うと、負担にならず、男として非常に居心地がいい女性。都合のいい女という意味ではなく、人生のパートナーになれると思った」
とのこと。
結婚する時に
・役者だから飲む打つ買うは当たり前。女性問題は役者には一生ついてまわる。
・貯金もしない。
・前の奥さんに慰謝料も払い続ける。
それでもいい?と念を押した梅沢さんですが、明子さんは最初から結婚を決めていました。
明子さんは九州保健福祉大学・大学院を卒業しており、臨床検査技師として病院勤務を経験しています。
この頃に伝統医学に興味を持ち、ハーブやアロマなどフィトセラピー(植物療法)を学ぶようになりました。
一時期、父親の建設会社を切り盛りしていたこともありますが、2006年東京・自由が丘で「植物療法士/フィトセラピスト」と「ハンドケアセラピスト」の養成校『ソフィアフィトセラピーカレッジ』を設立。
現在はこちらの校長先生をつとめています。
綺麗で、とてもクレバーな女性です。
なお、梅沢さんは現在80回以上の浮気経験(本人申告)が発覚していますが、その全てが明子さんにバレたと告白。
明子さんによると、浮気してもかもしれない時は、寝てる相手の胸にトイレのスリッパを グリグリ当て、「浮気してるでしょ?」 と聞くと、白状するそうです^^;。
しかし、すぐに浮気がわかる梅沢さんを「爪が甘い!」と怒るのですが、こういうところやっぱり役者の奥さんですね。しっかりしています。
そうそう、梅沢さんが沖縄で愛人と不倫旅行中に飛行機が欠航になり、カウンターでもめているところをテレビに映され、その映像をしっかり奥さんに見られたというのは有名な話ですね(笑)。
あと、梅沢さんは奥さんにGPSをつけられて浮気がバレたなんてこともあり、もう奥さんの方が面白がっているような気がします。
「浮気は必ずいつか終わるし、その頃には笑い話になっています」と笑い、むしろ、互いの批判をしないことをルールにしているとのことです。
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梅沢富美男のお子さんたちは?
梅沢さんには、最初の奥さんとのあいだの男の子のほかに、女の子が2人います。
現在一緒に暮らしているのはもちろん明子さんとの間に生まれた2人の娘さんで、長女は智香さん、次女は名津美さんです。
長女の智香さん
梅沢さんと明子さんは平成2年に結婚しています。
平成28年1月放送の「徹子の部屋」で「上の子も23歳になります」と梅沢さんがコメントしているので、平成31年、2019年中には27歳くらいになるのでしょう。
長女の智香さんは、大学を出てすぐに結婚しました。
相手は英会話スクールを経営している男性らしいですが、何より梅沢さんの娘さんにプロポーズするなんて本当に度胸あるなと思います。
娘の結婚相手には妥協しないと言っていましたが、結局は梅沢さんの合格が出たのですから、きちんとした男性だったのでしょう。
それでも梅沢さんは「大学に出てすぐに結婚するんだから、世間知らずだとか何もできないだとか言うなよ!」と、しっかり釘をさしています。
どんな気持ちだったのでしょうね。
実は智香さん、幼稚園の頃に明治座の舞台に子役として役一ヶ月、休みなく出演したことがあります。
梅沢さんが勧めたのではなく、劇団の座長に頼まれたとか。
初舞台は大成功で、ちゃんとこなしただけではなく、客席の共感をさそい、喝采も浴びました。
梅沢さんの素質を持っていたのかもしれませんが、子供の頃の関心はほかに移ってしまったようですね。
次女の名津美さん
名津美さんは東京農業大学に通っていましたが、1996年生まれということはわかっているので、そろそろ卒業するようです。
梅沢さんは「次女にはそばにいてほしい」と願っているとか。
梅沢さんの子育て
梅沢さんは子煩悩ですが、やはり子育てでも一流の芸人としての見方があります。
「子供にどんな知恵があるか、どんな特技があるのかが問われる時代。勉強も大事だが、そのために自分を見失ってはいけない」と考えています。
梅沢さんの子育ては、子供を一人前の人格として尊重すること。
親の立場から一方的にモノを言うのではなく、必ず同じ目線に立って話し、無理強いはせずとも、叱るときはきちんと叱ります。
どんなに忙しくても公演で夜が遅くなっても朝食は子供たちと一緒に食べ、車で送り迎えをする時などのすきま時間でも、少しの時間でも会話することを重視し、子供が何を考えているか、どのような状況に置かれているのかを理解するようにつとめていたそうです。
まとめ:
現在の明子さんの父親は建設会社の社長さんだったのですが、なんと亡くなる直前に愛人とその子供がいたことが判明し、娘の明子さんに世話を頼んでいました。
そんな父親の遺言どおりに、その愛人たちにお手当を運んでいたというのですから、明子さんという女性の肚のすわりかたもすごいものです。
このくらいでなければ、役者の妻は務まらないでしょう。
北海道来てくれないかな。私は海老蔵さんより梅沢さんの芸が見たい。
【参考】
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