沖学園のダイナミック琉球の応援動画!川添公也うますぎる!

夏の風物詩のひとつが甲子園の高校野球。

高校野球の風物詩と言えば、「応援」です。

ノリのいい曲は、見終わった後にも頭に残ってしまってしばらく頭でリピートしていますね。

2018年甲子園、ある応援席に響き渡る応援歌「ダイナミック琉球」のソロパートが「うますぎる」とネット動画で話題になっています。

この美声の主は、福岡県代表である沖学園の野球部員の川添公也(かわぞえひろや)君。2年生。

中学生の頃から「歌がうまい」と言われてきた川添君に、晴れ舞台の出番が回ってきました。

13日も終盤に披露し、観客を聞き惚れさせています。

↓↓↓話題の美声はこちら!


すごくうまい!まだ高校生なのにおなかに響くバンカラさ!

↓↓↓プロの方の歌もいいのですが、団体でこの歌を歌って踊る楽しさが伝わるのがこちらの動画。


北のソーラン節、南のダイナミック琉球、といったところでしょうか。

ダイナミック琉球は、2017年頃から夏の高校野球において、仙台育英高校が応援歌として使ったことがきっかけで、一気に人気が広まりました。

その原因は、最初にソロパートで熱唱してじっくり聞かせてから、全員の応援へとなだれ込むという劇的な構成が、いっそう盛り上がるからなのでしょう。

一生に一度の思い出となる夏の甲子園の高揚感にぴったりなんでしょうね。

聞いていて気持ちいいですものねえ。




ダイナミック琉球のルーツ

この曲のルーツは2008年、琉球大学の土木工学科創立50週年を記念して上演された、現代版組踊(くみおどり)絵巻『琉球ルネッサンス』のテーマ曲として制作されたものです。

そんなに古い音楽ではないのですね。

作曲を担当したのは、沖縄在住のイクマあきらさん。

舞台音楽の一曲でしかなかった「ダイナミック琉球」は、2008年の夏にオリオンビールのCMソングに起用されています。

ダイナミック琉球は、エイサー(沖縄県と鹿児島県奄美群島でお盆の時期に踊られる伝統芸能)のひとつとして保育園から高校生まで、誰もが一度は運動会や文化祭などでエイサーを踊る、祭りやイベントに欠かせない音楽となっています。

観光地でもショーアップされたエイサーを見せてくれるところがたくさんあります。

このようにまず地元の沖縄県に浸透し、仙台育英高が「あ、いいなこれ」と全国に広めた形です。

10年前に発売された楽曲が今、高校野球の応援歌として意外な広がりを見せているということなんですね。

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高校野球の応援ルール

ところで、高校野球には応援するにもルールがあることをご存知でしょうか?

●鉦(かね)、和太鼓、演台、音響装置、ハンドマイクは禁止

●笛は規律を守るためならリーダーに対し一本のみOK

●選手個人名の垂れ幕やのぼり、宣伝と見なされる旗や横幕、PR、ビラ配布は禁止

●光を反射してプレーに支障をきたすもの、スタンドにゴミとなって残るもの、大きな飾り物は禁止

●ブラバン演奏は、味方チームの攻撃回のみ(守備の時は楽器は厳禁!)

●相手校攻撃の時は、声援や拍手のみで応援する

●3アウトになったら、途中でも即演奏中止

攻撃中の自校チームが3アウトになったら、その瞬間、応援の持ち時間は終了である。たとえ曲の途中であっても、すぐに音を消さなければなりません。

●グラウンドに向けて楽器を吹いてはいけない
応援演奏とは本来、敵チームの「応援スタンド」に向かって吹くものです。

つまり、グランド上で選手同士が闘っているのと同様、応援団は、応援スタンド同士で闘うのです!

応援団の演奏、選曲、迫力、パワー、心意気――そういったものは、敵の応援スタンドに見せるものなのです!

●応援の見せ所は1・7・9回の攻撃開始時
これぞ、野球応援の最大の見せ場です!!

自校が1回、7回、9回攻撃に入る時は、「校歌」「応援歌」など、その学校のオフィシャル曲を演奏するタイミング。

1回攻撃は、いうまでもなく自校にとっての試合開始、最初の応援。

7回攻撃はラッキー・セブン!

9回攻撃は、最後のチャンス!!

もちろん校歌や応援歌でなくとも、長年、その吹奏楽部(学校)で伝統的に歌われてきたり、演奏されたりしている曲でもOK。

●勝っても負けても、エールを忘れてはいけない
試合が終了したらまず、負けた側の応援団は、全員起立し、勝ったチームの応援団に向かってエールを送らなければなりません。

内容は、「○○高校の勝利を讃え、今後の必勝を祈り、エールを送る! フレーフレー、○○! ソレッ、フレフレッ、○○……」というふうにリーダーが先導します。

聞いたことがありますね。

実はこれ、たいへん辛いものです。負けた側が、勝った側を讃えるのです。女子学生など、多くは泣き崩れてしまって声が出ないものです。

ですがこれだけは、キチンとやらなければならなりません。いわば「私たちに勝った以上、これから先も絶対に負けないで、私たちの分も勝ち進んでくださいね」という意味を込めたエールでです。

勝った側は、このエールを受けたら、すぐに「返礼」しなければならなりません。

なお、高校野球の応援歌に「著作権」は関係しません。

著作権法には「営利を目的としない上演等」(著作権法38条1項)という条項がありまして、これに該当するのであれば自由に演奏ができるというルールがあります。

次の条件に当てはまれば、著作権侵害にあたらないというルールです。

(1)営利を目的としていないこと

(2)聴衆から料金を受け取らないこと

(3)演奏について報酬が支払われないこと

高校野球の応援歌はこの条件に該当しているので、OKですね。

沖学園は、今回、大阪桐蔭との戦いに負けてしまいましたので、今年はこれ以上沖学園の川添君のダイナミック琉球は見れなくて残念ですね。

来年も待っていますよ!
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