『ハリー・ポッター』シリーズの作者は、J・K・ローリングという、イギリス人女性です。
ハリポタシリーズの最新作『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の最新作が、11月23日から封切りされますが、こちらももちろんローリングさんが作者。
「ハリーポッター」は今や世界中で4億部を越える大ベストセラーとなり、7作の原作は全て映画化、当たり前のようにもれなく大ヒット。
いまや、「世界一稼いでいる作家」です。
ローリングさんの資産や年収は、一体いくらくらいなのでしょう?
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JKローリングの資産は1000億、年収100億
2018年現在、ローリングさんの1年間の収入は、
推定7400万ポンド(約107億円)
という、途方もない金額です。
そして2018年サンデー・タイムズ・リッチリスト(イギリス版長者番付)によると、ローリングさんの総資産は推定約1000億円。
これは、ローリングさんと同じイギリスの大富豪ランキング堂々の一位・ポール・マッカートニーさんとほぼ同等の資産(約1200億円)と言われています(音楽部門)。
原作7作の印税、映画化による収入だけでなく、関連グッズの版権収入など他にもいろいろ付随する権利があります。
ハリウッド大スターのおおよその年収は?
ハリウッドの大スターの場合、映画に出た本数もよるので大体の推定ですが、最近は以下のとおりと言われています。
【ジョニー・デップ】
年収が50~80億、総資産300億円
【トム・クルーズ】
年収が30~50億円、総資産300億円
※もう少し前の時期の全盛期は年収100億円とか
【ジャッキー・チェン】
年収60億円、総資産200億円
※不動産投資だけで年間9億円
ハリウッドスターは、映画の本数やそのヒット具合によって年に波がありますし、身体を張って命懸けで出演してますよね。
ローリングさんは、文字通りペン1本でハリウッドスターをはるかに上回る年収と総資産を築いています。
アメリカの「フォーブス」誌によるランキングで2017年3位!!
アメリカの「フォーブス」が発表した2017年セレブ部門のランキングでは、ショーン・コムズ(ミュージシャン)、ビヨンセ(歌手)に続いて、JKローリングさんはなんと第3位にランクインしています。
このランキングは「セレブ」部門で、俳優やアスリート、作家、コメディアン、ミュージシャンが含まれています(実業家や投資家は含まれておりません)。
もうすごすぎます。<出典:ダイヤモンドオンライン>
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JKローリングは生活保護受給者だった
世界的なベストセラー作家であるローリングさん。
彼女は、特にお金持ちだったわけではありませんが、英国屈指の人気のあるエセクター大学に進学してフランス語と古典を学ぶ程度の余裕のある階級に属しています。
大学卒業後は、ロンドンやマンチェスターで小説を書きながら秘書などの仕事を続けていました。
1991年にローリングさんはポルトガルで英語教師の仕事を見つけて移住、そこで知り合った男性と結婚し、1992年に娘のジェシカを授かります。
しかし結婚生活は長くは続かず、身一つで夫に追い出されてしまい、故郷イギリスのエジンバラの妹の家に身を寄せます。
子供を抱えたシングルマザーのローリングさんは働こうにも働けず、ローリングさんはやむを得ず生活保護を申請します。
イギリスでは生活保護受給者が非常に多く、内容は所得支援と住宅支援と子供支援で、年齢制限もあり59歳まで。
受給額は最低でも20万円以上。
審査はかなりゆるく、全く働こうとはせずずっと生活保護を頼っていくと考える人が多いため、イギリスでは問題になっています。
シングルマザーであるゆえの貧困と、元夫の手ひどい仕打ちや慣れない環境の心労のため、ローリングさんは深いうつ病になり、「自殺も考えた」ことがあるそうです。
しかし、そんな中でもローリングさんは、貧困から脱するために教員免許資格の取得の勉強を続けながら「ハリー・ポッター」の執筆をやめませんでした。
完成した原稿を出版社に送り続けるも、児童文学にしてはあまりに長編であるため、契約してくれるところはなかなか現れませんでした。
しかし、新人による子供向け書籍の出版に取り組んでいたブルームズベリー出版社の編集者の子供が「これはなんて素敵な物語!」と喜んで読みふけったため、やっと契約に至ったのです。
この時の契約金は、日本円にして約21万円。
初版の発行部数はたったの500部で、宣伝広告も打てませんでした。
1995年に完成した『ハリー・ポッターと賢者の石』の原稿は、ブルームズベリー出版社から出版され、その後、あっという間にベストセラーになり、数々の文学賞を受賞。
35もの外国語に訳され、子供のみならず広範な大人の読者をも獲得しています。
JKローリングさんのインタビュー。母の死、離婚、生活保護の中で『ハリーポッター』を書いたこと。
そうなんだよね、自分の中の物語は自分を救い続ける。”教育は盗まれない”って言われますけれど、”物語”も自分を支える。
だから漫画もゲームも大切だし、他人の宝物は捨てちゃダメ。 #あさイチ— おかざき真里 (@cafemari) 2018年11月22日
JKローリングさんが伝えたいこと。ハリポタでは「魔法で大切なことは解決出来ない。大切なのは心の強さ 」ファンタビでは「ビーストは人の心の中にある自分さえよければの排他的、ナショナリズムも表している。違いを認めることの大切さを伝えたい」視聴者へは「諦めないで続けること」#あさイチ
— wanderlustgotme (@snowkidjp) 2018年11月22日
MC調査『アメリカのセレブリティ好感度』。党派間で最も好感度格差がある政治分断セレブはビヨンセ。総合好感度でなわTOP3はロック様、ジャッキー、ウィルと政治主張が少ないマイノリティ人種男性が占め、TOP10入り女性はJKローリング1人。Forbes100のセレブが対象、n6,609https://t.co/9MHRH3XWx1 pic.twitter.com/FFijiKXJnD
— うまみゃん/辰巳JUNK (@TTMJUNK) 2018年10月16日
まとめ:しかし多額の寄付をしているため大富豪ではない
これだけの収入があるというのに、さすが紳士の国イギリス、たくさん稼いだ人は、それに見合う寄付も欠かしません。
ローリングさんの総資産はさきほど述べたばかりですが、チャリティーに多額の寄付をしているため、大富豪でないことでも有名です。
2018年は、107億円のうち16億円を、自分が設立したルーモス基金(Lumos Foundation)とボラント慈善信託(Volant Charitable Trust)に寄付してます。
ローリングさんの書く小説が、これほどまでに人々の心をガッチリ掴んだ、素晴らしい作品だったということですね。
まさに貧から富への一発大逆転です。
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