2018年11月23日、BIE(博覧会国際事務局本部)の事務局があるフランスのパリで行われた投票により、2025年に大阪で万国博覧会が開催されることが決定しました!
日本で最初の万博の都市・大阪において、1970年以来、55年ぶりに再び開催されることとなります。
日本での開催は2005年愛・地球博以来20年ぶりということで、開催を喜ぶ声が上がっています。
そこで今回は、大阪万博の開催期間や、開催場所、テーマや経済効果について調べてみました。
開催日時や期間は?
2025年の大阪万博の開催期間は次のとおり。
2025年5月3日~11月3日(185日間)
万博というのは、かなり長い間開催するものなのですね。
目標とする来場者数は2800万人ですが、25年前の大阪万博は、2倍以上の6400万人が来場しています。
1970年…日本万国博覧会 (大阪万博) 6421万8770人
1975年…沖縄国際海洋博覧会(沖縄海洋博) 349万人
1985年…国際科学技術博覧会(つくば博) 2033万4727人
1990年…国際花と緑の博覧会(花の万博) 2312万6934人
2005年…日本国際博覧会 (愛知万博) 2204万9544人
1975年の沖縄は、行きづらかったので来場者数が少ないですが、それ以外の万博は、一度開催すると2000万人以上が来ることを見込めるということですね。
開催場所はどこ?
開催場所は、
大阪 夢洲(ゆめしま)
です。
ここは、大阪府大阪市此花区にある人工島です。
夢洲は現在、全体的には広大な空き地の状態です。
もともと、南部地域に物流倉庫の大規模集積地化を進めており、コンテナターミナルや物流基地の整備により国際物流の拠点とする予定でした。埋め立てがすべて完了すれば、総面積は390ha。
また、夢洲はカジノを設置した統合型リゾート(IR)の候補地になっていました。
今回の2025年大阪万国博覧会の会場整備事業と併せて、IRとの一体的な開発と誘致が行われる見込み。
すぐ近くにはUSJもあることから、相乗効果も期待できます!
開催費用や経済効果は?
まず会場設営費用が1250億円かかると計算されています。
これを、
・国
・大阪府と大阪市
・経済界
で、三等分して負担する予定です。
それぞれ約416億円ずつ負担するのですね。すごい額……。
これら三者が利害を乗り越えて協力することになるのですが、経団連は「もう少し調整する必要がある」とコメントしています。
早急に、正式な運営組織を設立することになっています。
うーん、最終的にはかなり設備費が膨れ上がりそうです。
カジノを併設する計画ですが、足りない事業費はカジノの利益を補填されそうで、万博中の勝率は良くないかもしれません^^;。
来場者数は約2,800万人を目指し、なんと経済効果は2兆円に及ぶとのことです。
スポンサーリンク
入場料は4800円(当日券・大人)
入場料については、当日券4800円(大人)で検討中です。
割引の前売り券や障害者向けの特別割引も設定する予定で、入場券の売上額は2820万人の入場者数で計約700億円と見込む。
単純に700億円を2820万人で割ったら約2500円/1人 になる計算ですが、かなり前売り券を発行する予定なのでしょうか。
【参考:今までの万博の大人1人の当日入場券の料金】
1970年…日本万国博覧会 (大阪万博) 800円
1975年…沖縄国際海洋博覧会(沖縄海洋博) 不明
1985年…国際科学技術博覧会(つくば博) 2700円
1990年…国際花と緑の博覧会(花の万博) 2990円
2005年…日本国際博覧会 (愛知万博) 4600円
55年前と比べて、かなり値上がりしてしまいました。
テーマは「いのち輝く未来社会」
サブタイトルは
・多様で心身ともに健康な生き方、持続可能な社会・経済システム
で、健康、医療に関する技術貢献を目指します。
今回の万博では、産業分野の技術や知識、アイデアを持ち寄り交流するイベントを目指します。
それだけに、企業関係者が誘致の前線に立つ効果は大きかったです。
どんなイベントが?
関係者は「大阪万博を先端技術の実験室にする」と意気込みを表明しています。
万博の誘致では、大阪商工会議所や関西経済連合会、世界各地でビジネス上の強みのある企業といった、関西財界が一丸となって国内の機運醸成や、海外での支持獲得に取り組みました。
2025年の大阪万博は、産業分野の技術や知識、アイデアを持ち寄り交流するイベントを目指しています。
このことから、企業関係者が誘致の前線に立つ効果は大きいです。
・ワイヤレス充電対応EV車 (充電革命)
・次世代スマホ(メガネやネックレスに端末を装着)
・最先端VR(仮想現実)体感コーナー
などの展示が見込まれています。
世界中がしのぎを削る技術開発をめぐっては、「日本は、米国や中国などに差をつけられている」として、この万博で巻き返しをはかる意気込みです。
日本の最先端技術をお披露目する一大チャンスです!
ツイッター上の反応は?
まだ決定したばかりでもありますし、賛否両論といったところですね。
大阪万博の予算、たかだか千数百億で税金がー!無駄遣いがー!とか(笑)。万博自体での経済効果や景気浮揚は相対的に考えて大したことは無いけれど、それ以上の付加価値を産み出す。7年間の時間に対して資本投入出来るプロジェクトが素晴らしい。
— 猫組長 (@nekokumicho) 2018年11月25日
大阪万博決定!
まだ、経験した事が無いので
とても楽しみですし
万博誘致活動をさせて頂いた事もあって
喜びも大きいです☺️7年後の2025年。
大阪から日本の、大阪の魅力を
存分に届けられるよう
お仕事で貢献出来るよう頑張ります✨✨#大阪万博— 山本彩 (@SayakaNeon) 2018年11月24日
【カネまみれ】大阪万博誘致のために、100カ国にパビリオン建設などで240億円を支援する計画を発表。交通網整備で約2千億円かかり、入場者が2800万人を下回ると1250億円の赤字。シャブ中金融緩和を2025年まで続ける気か。パンなきサーカスで滅びる日本です。https://t.co/TSzf4Jctuc
— 金子勝 (@masaru_kaneko) 2018年11月24日
大阪万博、こうなった以上、コテコテのわけのわからんものにしてほしい。いや、1970年の大阪万博の太陽の塔もそんな感じだったらしいんですが
— dragoner@月曜西ち10b (@dragoner_JP) 2018年11月25日
まとめ:やるなら盛り上がろう!
今回の万博誘致は、関西の財界が一丸となって支援しました。
BIE(博覧会国際事務局本部)の加盟国は170カ国ですが、加盟国には、経済規模に応じ分担金が毎年求められ、分担金を支払わなければ投票権はありません。
現在は、40数カ国が未納状態で(ひどい^^;)、未納分を支払えば投票できることから、関西の財界が資金を出し合って未納分を肩代わりして支持を得たのかな?と個人的に思いました。
国際博覧会は1867年に日本が初参加し、各国の最新技術などを展示してきました。
日本で初めて開催されたのは、1970年の大阪万博で、アポロ12号が持ち帰った月の石などが展示されましたね。
万博が成功すれば、世界の人々とといろいろなつながりができ、関西方面の発展が期待できるし、その効果を日本全体に波及させられます。
今から楽しみですね!
スポンサーリンク |
スポンサーリンク |