実家に戻ってきています。
私の昔の実家は、大晦日の真夜中に、日付が変わる前に家を出て、近くの氏子神社まで徒歩で初詣をするのが慣例でした。
これ「年篭もり」と言って、正式な初詣の作法だそうです。
でもですよ、今の札幌の気温調べると氷点下のマイナス3℃。、体感温度はもっと寒いはず。
そろそろトシをとったせいもあり、いくら正式な作法でも風邪ひいたら元も子もなくね??と、北国の真冬の真夜中に外に出ることが苦痛になってきていました。
あ、言い忘れましたが私の実家は北海道札幌市です。真冬の北海道の真夜中に初詣に行く家でした。
何事も前倒しするクセがつくようになり、ここ数年、初詣も大晦日にちゃっちゃと行くようにしたところ、これがもうすごい快適(*´∀`*)!!
行ったら行ったでスッキリはするのですが、真冬の真夜中に初詣に行くなんて、30年も何故にあんな苦行をわざわざ自分に課していたのか、過去の自分を小一時間ほど問い詰めたいです。
氏子神社は別にあるのですけど、いろいろと用事を済ませたついでの15時頃、北海道神宮に1日早い初詣に行ってきました。
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2018年12月31日15時頃の北海道神宮
円山あたりでちゃちゃーと用事を済ませたあと、北海道神宮へ。
↓↓↓南側から入りましたが、ご覧のとおりがらっがら。
北海道神宮って、いつもぱらぱら参拝客がいるのですが、普段よりほんのちょっと多いくらいの感じです。
↓↓↓神社本殿を正面に見た風景。
正面の垂れ幕は、『押し合うと危険です。警察官の指示に従ってください』と書いてます。
この時間帯は15時ころですので、この時間から約12時間後、このだだっ広い境内が、イモの洗い場になります。北海道警察の皆様、お疲れ様です。
手水場も水が死ぬほど冷たかっただけで、清め放題でした。ひゃっほう。
↓↓↓ちょっとブレましたが、本殿から振り返って今歩いてきた境内を撮影してみた図。
なんかもう人が少なくてパラダイス状態゚( ;∀;)。
↓↓↓御札やお守り販売所。神宮グッズを欲望のまま買いたい放題です。
↓↓↓数年前まで、元旦当日は厳寒の牛歩コースになっていた本殿。
このたった200メートルくらいの道のりを歩くのに何時間かかったっけ(遠い目)。
初詣客の投げ銭をひろーーーく受け取る賽銭鍋の準備は、すでに万端です。
もちろん欲望の赴くまま、お願いしたい放題でした✩。
日本人の拝む姿を、珍しそうにじーっと観察している外国人観光客が目立ちました。
これくらい要領よくてちょうどいいですよ。いくらでもミテミテー♥
↓↓↓駐車場も停めるスペースがありおりはべっていまそがり。
↓↓↓参拝者休憩所。
こちらは正式には「六花亭神宮茶屋店」といいまして、六花亭のお店です。
セルフサービスのお茶(温・冷)があり、無料です。
また、「判官さま」という、神宮茶屋店でしか購入できないお餅(100円)が販売されていて、無料の日もあります。
大晦日とはいえ、さすがにこちらはそこそこ混んでました。
↓↓↓帰りは16時ころになってました。
もうワンダフルな閑散さ。
いやーすっきりしたー!
これだけのメリットが
何年か前に初詣に行って風邪ひいて熱出したんですね、それから初詣というものにはいろいろと疑問を持っていました。
・めちゃくちゃ混む、とにかく混む(交通機関、境内すべて。)
・そのため年初の清らかな気持ちになれない。
・入口から本殿にたどりつくまでに4時間かかった。
・靴の中まで冷えて濡れて気持ち悪い。
・本殿でもゆっくり拝礼できない。
・賽銭鍋に「お賽銭だけ入れてけ」と言われる。
・長時間寒い戸外にいて、心身に負担が大きすぎる。
・人がぎゅうぎゅうなので、風邪も移るかも。
・食事するところがほとんどない、休憩できない。
・本殿前の賽銭箱前まで行けない。
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2019年1月1日14時頃の北海道神宮
元旦の午後に北海道神宮に寄ってきました。
↓↓↓午後という時間帯でもあったし、あいかわらず人は多いですが、数年前と違って、けっこうさくさくと前に進めます。
ここ数年、神社側も警察官を動員して人の流れを整理し、効率的にお賽銭を入れさせる手法を洗練させていますので、昔の「真冬の4時間牛歩」の苦行はなくなってきています。
↓↓↓手水場。ここはさすがに混みます。
↓↓↓ここ数年、ずっと年末詣していたので気付かなかったですが、かなり混雑が解消されています。本殿前に隙間があります。
↓↓↓それもそのはず。神様の前まで参拝客を行かせずにお金だけ落とさせるようにしてるんだもん。
私は勝手に賽銭鍋と読んでますが、まったくありがたみがありませんよね。参拝客はまさに「お賽銭を落とす機械」扱いされています。
せっかく「今年も一年よろしくお願いします」と神様にご挨拶に来たのに、どうしてこんな「お賽銭を落とす機械」扱いされなきゃならないのよ。
どうして神様の近くまで行ってご挨拶できないのよ??
こんな扱いされるなら、少し早く行って年末詣に切り替えませんか?
いちおーここまで来たのでお賽銭100円は納めましたが、あとはお神酒50円、昨日のおみくじ100円の、計250円しか使いませんでした。
ちなみに私は氏子神社には、人類5000年の伝統に則って、2月4日の旧暦における元旦に参拝に行ってます。テッパンですいてます。
年末詣はいつ頃行ったらいいの?
神社側は、だいたいクリスマスの頃に年末年始の準備をしています。
数年前、人っ子一人いないお化けの出そうなクリスマスイブの夕方~夜に複数の神社の様子を見てみたのですが、12月25日頃には各種お守りやおみくじのスタンバイはできていました。
ですので、クリスマスが終わって、12月26日頃からは、だいたいの神社では年末詣ができるはず。
サラリーマンの方は、28日の仕事納めの後からで十分間に合います。
初詣は神社の金儲けのため近年考案された集金システム
もともと初詣は神社の金儲けのために考案されたシステムで、福袋がデパートの在庫品処分として正月でセールでまとめ売りするようになったのが始まりです。
おせち料理も同様で、神仏の供え物の残りを人間が食べるものだったのに、これも金儲けに利用されました。
いつのまにか正月にはおせち料理を食べなければならないような雰囲気になり、作るのがたいへんになったら、近年は高額な商品を購入するようにさえなってきました。
どこの会社だったが、「結婚指輪は月給の3か月分」とキャッチコピーを作って大儲けし、それを定着させたところがありましたが、それと同じです。
まとめ:明治以前は旧暦だったからむしろ2月4日が正式じゃね
『初詣』がお正月の習慣として定着したのは、明治時代以降です。
明治以前は旧暦使ってたため、むしろ現在の2月4日こそが、人類5000年近くの伝統を持つ「正月」です。
神奈川県の鶴岡八幡宮、川崎大師など有名な神社仏閣がある沿線の鉄道会社が、年末年始の集客キャンペーンとして、『初詣』を宣伝したのがはじまりだそうです。超迷惑。
さらに大晦日の夜から元日の朝にかけての「年篭もり」も、もともとは家長が祈願のために氏神神社に籠ることが原型で(wikiより)、別に家族全員行く必要がなかったことが判明。
面倒くさくてどの家もがやるものではなく、明治時代になって、正月に神社に行って「お金を払う」形式が考案され、ビッグビジネスになったのです。
そんなに伝統を大事にして北海道の真冬に外出したいなら、家族の中から誰か一人行けばいいんじゃね?と意見したら通りました(笑)。
だいたいですよ、世界中を見渡しても、神様ってみんな抜本的にだらしないじゃん。
人間が勝手にルール作ってるだけですよ、参拝時間が12時間早いくらいで、神様怒りませんよ✩
おみくじだって大吉だったし(笑)。
それでは、良いお年を~。
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