のんさんこと能年玲奈さんといえば、2013年の朝ドラ「あまちゃん」でスーパーヒットした女優さんです。
あの時期はあっちもこっちも「じぇじぇじぇじぇじぇ」(笑)。
「日本の朝が明るくなった」と言われるほどの国民的ドラマになりました。
しかし、NHK朝ドラで大成功したため、のんが天狗になったのか事務所側の拘束がさらにきつくなったのか、結果的にのんは若かったせいもあって所属事務所に了解を得ず勝手に独立しました。
業界全体を敵に回し、主なメディアからは完全に干されてはや4年。
絵を描いたりバンドを結成して歌を歌ったりと、なんとか芸能活動を続けているのんさん。
2018年10月19日、のんさんがレプロ側に謝罪と、マネジメントを依頼したとのニュースが入ってきました。
しかしレプロさんは「なんでこの情報がバレたんだ?」とおかんむりのようで、まだまだ水面下で交渉中のようで詳細はわかりません。
2019年のNHK大河「韋駄天」には、「あまちゃん」のスタッフが多数関係しています。
自分にも声がかかって、これをきっかけに女優復活できると思っていたのに音沙汰が何もないので、のんがあせったのが真相のよう。
しかしのんさんにも少しずつ復活の兆しが見え始めてきたことは確かなので、2018年以降の、主な復活までの軌跡を調べてみました。
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2018年9~10月 ネットドラマ『ミライさん』に出演
まず最初の足がかりは、ラインニュースのネットドラマです。
1話約10分×全5話という短い話ですが、今回の女優起用はウォームアップ。
芸能界全体の反応を見て、大丈夫そうであれば、「あまちゃん」で共演した小泉今日子さんがのんの後見的立場になって、本格復帰に手を貸すことになっているのです!!
小泉さんがテレビから離れて、しばらく舞台中心のスケジュールになるので、のんの舞台進出が、がぜん現実味を帯びてきます。
復帰ルートとしては、今回のネットドラマ⇒舞台⇒テレビ地上波 という流れになるでしょうか。
さまざまな事情で芸能界にいられなくなっても、ネットなどのニューメディアで芸能活動を維持できる時代になったのですね。
で、この『ミライさん』、10月12日で完結。肝心の評判はどうかというと……
と、もちろん上々の様子です!!!
2018年9月 肌ラボの中国版CMに出演
中国のネット動画サイトでは『あまちゃん』が中国語に翻訳されて放映されており、中国人にものんさんは大人気。
透明感のある清楚な顔は中国人に好まれるタイプですし、事務所問題のことは「悲劇のヒロイン」として認識されているようです。
9月に入って、ロート製薬のスキンケアブランド「肌ラボ」の香港のイメージキャラクターに起用されました。
※香港でのブランド名は「肌研」です。
「肌ラボ」はロート製薬の主力商品で、中国市場での売り上げもかなりのシェアを占めます。
いまだ日本国内で地上波はおろかCM起用にも及び腰というのも日本メディアも情けないですが、海外なら遠慮する必要はないですものね。
中国の女性は美容への関心高く、巨大市場なのでこの起用は大きいです。
何といってものんさんはあの美肌!! 中国メーカーだって使いたいはずで、この中国のCMは、日本の相場の1.5倍程度のギャラだとか。すごいですね。
中国や台湾でもブレイクするのは時間の問題、中国は火がつくと加速度は早いので、のんの大陸進出もあるかもです。
2018年10月 岩手県産米「金色の風」CM出演
岩手県の最高級純情米の「金色の風」という名前のお米のCMです。
この「金色の風」CMは、2017年10月が初出で、今回の2018年のCMは、同シリーズ2作目となります。
2017年のCMストーリーは「黒髪から金髪になって、のん自身が金色の風を起こす」というもの。
そして今回の2018年は「金色のあの子が一年経って髪が伸びた!」という続きものになってます。
なお、この金髪は地毛ではなく、カツラだそうです。
「あまちゃん」の舞台が岩手県三陸海岸沿いにある架空の町・北三陸市でしたね。
この時の縁をきっかけに、2017年1月、のんは「純情産地いわて宣伝本部長」に就任しています。
その流れで2017年8月にはJA全農いわて」が激推しする「金色の風」のPRのため、CMに出るオファーがあったのです。
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「いだてん」出演か?水面下でオファー殺到中
レプロと和解が進んでいるのか、2019年12月に、復活の動きが出てきていると報道がありました。
すでにメインキャストは決まっていますが、2019年朝ドラ「いだてん」の出演なるかどうかが取り沙汰されています。
2019大河「いだてん」を宮藤官九郎監督が担当すると発表されたとき、『あまちゃん』の出演者が抜擢されるのでは、と思ったファンは多いはず。
当然、主演だった のん を呼び出し、再起のきっけかをつくってくれるのは間違いないだろうと。
なんせNHKですからね、この大河枠でちょっとでも出れば、今後の復帰も現実的になります。
フタを開けてみると、のんの後見役といえる小泉今日子を始め、橋本愛、ピエール瀧、杉本哲太 松尾スズキ、勝地涼、荒川良々、平泉成、古館寛治といった俳優陣のほか、演出の井上剛氏、音楽の大友良英氏、プロデューサーの訓覇(くるべ)圭氏……「あまちゃんファミリー」が勢ぞろいなのです!!
「いだてん」の中で、前畑秀子選手という役が物語のキーパーソンになるそうですが、現時点ではまだキャストが決まっていないため、この前畑秀子役に能年玲奈さんがハマるのでは?と期待されています。
しかし、まだのんの名前はありません(汗)。
「いだてん」は、NHK大河にしては珍しい「ファンタジー」なので、何か「架空の人物役」を設定して、のんを登場させるのはいつでも可能です……しばらく待ってみましょう……。
演技にかけては天才的と定評のあるのんさんは、水面下ではオファー殺到のようです。
レプロと和解調整中も……
2018年10月頃、のんさんとレプロとの間で和解が話し合われていました。
しかし、この動きがフライデーされ、こじれてしまいます。
話し合いの内容がスクープの形で表に出てしまい、レプロはリークされたとして激怒。
2度目の話し合いどころか、そもそも『いだてん』出たさにやってきたため不快感いっぱいで、無期限の出入り禁止を、のん側に言い渡してしまいました……。
しかし、『いだてん』は現在進行中で大コケ中。
現場スタッフの間では「のんを早く呼んでほしい」という声が、日々高まっているそうです。
のん、本格的に女優業再開か
女優で、劇作家の #渡辺えりさん が主宰する劇団「オフィス3○○(さんじゅうまる)」が8月から上演する舞台「 #私の恋人 」に女優の #のん さんが出演します。https://t.co/NFsxxO6yTo
— 毎日新聞 (@mainichi) February 22, 2019
2019年月、渡辺えりさんの作品で、小日向文世さんとのんの三人芝居が決定しました。
渡辺えりさんは「オフィス3○○」という劇団を主催していて、おちらが創立40周年を迎えた節目に、芥川賞受賞作家の上田岳弘が2015年に発表した同名小説を舞台化。
小日向文世さんとのんというビッグネームの3人が、30人分の役を舞台で演じることで話題になっています。
のんさんは、
楽しみ、楽しみ、楽しみ。みんなもぜひ楽しみに待っていてください。この大事件を見に来てください。今からワクワクを押さえつけてもこぼれてしまうほど気合に満ちているのんでした。そして、のんを呼んでくれて、えりさん本当にありがとうございます!
このようにブログで喜びを綴っています。がんばって!
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のんが干された経緯は?
底抜けの明るさと屈託のない笑顔の一本勝負、同世代からは「かわいい」、年上からは「あんな子どもが欲しい」、「とにかく能年玲奈を見るために早起きしていた」という圧倒的な支持を集めた天才的な女優さんでした。
しかしこの人の場合、天才と天然が紙一重だったのもまた事実。
2015年4月、それまで所属していた芸能事務所に連絡ひとつなく、契約期間を残したまま、話し合いもなにもなく、のんさんは突然事務所を独立すると発表したのです。
のんさんはレプロから独立するときに、月5万円しかもらっていない、パンツも買えなかった、等のレプロのブラックぶりを暴露し、レプロを批判しています。
このあたり、同じような境遇にあって、結局幸福の科学に出家してしまった清水富美加さんと同じです。
【参考】千眼美子(清水富美加)の現在はレプロ復讐?出家理由や結婚相手は
事務所はタレント育成のために、何百万何千万円もの先行投資をしています。
確かに恩を仇で返すとはこのことですが、そんなことにならないよう、タレントの精神に波風を立たせないようケアするのも事務所の手腕です。
芸能界という業界のルールとして、契約期間の途中で勝手に独立するタレントを許してしまっては、悪い前例が残るという懸念があるのは理解できます。
しかし、のんが立てた弁護士によれば、交渉時のレプロ側の言い方は「言った通りに仕事をしろ」の一点張りで、何ら理解も譲歩も得られなかったというのです。
映画やCMの報酬など待遇面について、のんの弁護士側から具体的提案をしたものの、レプロはお給料の増額を含め一切拒否。
レプロが払ったと言っている『あまちゃん』の時のボーナスに残額があったそうですが約定時期を大幅に超過してようやく支払われたというのです。
2016年6月、芸能事務所「レプロエンタテイメント」はもちろん自分たちが育てた超ドル箱ののんの独立など認めておらず、「2015年4月から能年さんと話し合いが進まず、仕事を入れられなかった」と発表、代わりの要求として、15か月分の契約延長を要求していました。
しかし、のんが話し合いのテーブルにつくことはなく、平行線のまま時間だけが経過。
この延長分の15か月目が2017年8月でしたが、レプロエンタテイメントの公式サイトからのんのプロフィールページがついに削除されたのは、2018年に入った4月。
女優としては評価されているのでそれなりに仕事のオファーはあるのですが、それはレプロからすればまだまだ許し難い状況です。
レプロが黙ってのんの活動を見過ごしているわけではなく、新聞やテレビに、のんのニュースを扱わないよう、ずっと「圧力」をかけ続けている状況は、今も変わっておりません。
レプロにはなんてったって今をときめく新垣結衣が在籍しているので、メディア側も取材拒否をくらっては大変。
そのため、のんのニュースはあまり大きく扱われないままですが、女優としてののんの評価がダウンすることはなさそうなのです。
まとめ:天然は魅力のままもう少し大人になって
のんの趣味はギター、絵を描いたり、洋服作りと、アーティスティックな側面も強い人です。
実際、バントを結成してるし絵も描いてます。
神経が繊細な面があるのでしょう、撮影現場でマネージャーに激しい要求をすることが多々あり、マネージャーが何人かうつ状態になってしまいました。
10代の終わりに一世を風靡し、独立した時、のんはまだ20歳でした。
業界の掟や世の中のことがまだよくわかっていなかったことと、自分の価値を理解している天才でもあったのでしょうが、やはり物事は筋を通さないと、後で面倒なことになるのです。
お互い譲れない条件をなんとかできるだけ下げ、どこかで和解してもらえないでしょうか。
だって、のんという天才的女優の演技を見ることができないこの状況は、どう考えても公共の福祉を損なっていると思いませんか。
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