連日報道されているボクシング連盟の助成金流用や不正判定疑惑。
アマチュア選手を統括する日本ボクシング連盟(山根明会長(78))らについて、全国333人の有志が日本スポーツ振興センター(JSC)から交付された助成金の流用や、不正判定の横行など12項目の不正を列挙した告発状を提出しました。
提出したのは、新潟県連盟の理事を務める鶴木良夫さんで、各都道府県連盟の理事で構成される会です。告発状は333名にも登る人たちから提出されました。
日本オリンピック委員会や日本スポーツ協会は、第三者委員会を設置して調査を要請する方針を固める事態にまで発展しています。
山根会長は「はめられた」と言っていますが、報道内容は誰が見ても過剰なもの。一人に対し支給された助成金を「親心から三等分」なんて、やっぱり変ですよね。
まさにボクシング連盟は山根会長に私物化され、周囲の関係者は全員山根会長のイエスマン。
誰も何も言えませんでした。この組織は、まさに山根会長の「お城」だったのです。
しかし、その山根会長の横暴を傍らで助け、山根会長にほぼ唯一ものを申せた女性幹部がいるんです。
いったいどんな人なんでしょう?気になります。
今日は、この女性について調べてみました。
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ボクシング連盟には女性幹部が2人いる
ボクシング連盟のHPを見ると、二人の女性幹部が掲載されています(現在は削除?)。
副会長の田中秀子氏 と、
常務理事の 内海祥子氏。
内海氏は女子ボクシング委員会副委員長も兼任してます(写真は日本ボクシング連盟から)。
この女性幹部については
・40年間もボクシング連盟で働き、事務員として仕事をしていた
・途中で山根会長に目をかけられ、事務員から「常務理事」になった
ということが言われています。
今が常務理事かどうかわかりませんが現在も常務理事なのは、内海祥子さんです。
そして、内海祥子さんを調べるとなんと山根会長の愛人らしいんですねえ。
告発状には以下のことが書かれています。
(略)
東京事務局を仕切っている東京事務局長兼常務理事の内海祥子さんです。
過去から長期間にわたって山根会長と愛人関係にあります。
海外であろうが国内であろうが必ず山根会長に随行しております。
ご主人はもと税務署関係のお偉いさんで、一人息子は山梨学院大学空手部を卒業して現在はパリ在住でエルメスに勤務しております。
エルメスは材料費に金がかかるらしく、いまだに毎月70万円をパリに仕送りしております。
日本ボクシング連盟会長と副事務局長との長期間にわたる不倫です。
私が今まで何度、この二人の痴話喧嘩をとりもってきたかわかりません。
そのほか、2名の女性(山根三枝子さん、山根智己さん)との痴話喧嘩やトラブルはその都度、私がさばいてきておりました。』
原文はこちら⇒http://dp45133329.lolipop.jp/bx389.pdf
山根会長に唯一意見できるのが、以前からささやかれていた「ある女性幹部」ですが、どうやら
内海祥子さんのようです。
こうしてみると、普通の顔ですけれどね…。
ご主人が税務署関係のお偉いさんって…すごいですね。
とすれば、税金の知識もある程度あるのではないでしょうか?内海さん本人も、税金に関わる法律知識にも明るいかもしれません。
そして気になるのが息子さんに対する70万円の仕送り。
これはちゃんと内海さんの家の家計から出たものなのか、もしかしたらボクシング連盟の予算から一部でも出ているのではないか?と新しい疑問もわいてきます。
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成松大輔選手の助成金の分配に関与
告発状の内容の一つであるリオ五輪にも出場した成松大介選手(28)が、日本スポーツ振興センターから交付された助成金である240万円を、山根明会長の指示で3等分するように指示され、他の2名に80万円ずつ分配したという内容もあります。
そしてこの件で「ある女性幹部」が成松大介選手に対して山根会長が指示したということではなく、 自分から分配したことにしてほしい、と言っていたようです。
↓↓↓問題の音声
終始山根会長を擁護する発言です。聞いてると、もうほんとずうずうしく恩着せがましい印象しかありません。
確定申告を心配する成松選手に対し、「成松君がもらったお金は成松君が自由に使っていいんだから大丈夫」なんて、まさに役人仕様の言い逃れです。
もしこの「女性幹部」が内海さんに決定だとすると旦那さんはもと税務署関係者。うまいことやるなあと思います。
田中秀子氏は現職の県議会議員
もう一人の女性幹部である田中秀子氏は、現職の福岡県議会議員です。
当選6回という重鎮です。
(福岡県議会HPより)
20代の頃に、やはり議員であった父親の秘書と結婚し、お子さんが2人いるそうです。2010年には議長も経験されています。
ボクシング連盟の「40年も事務職」「息子が一人」「夫は税務署関係」という要件には当てはまらないので、この「女性幹部」は、内海祥子さんに決定でしょう。
議員さんなので、肩書はたくさんあっても困らないのでしょうが、巻き込まれなければいいですけどね。
まとめ
今回の件で一番影響を受けているのは、やはり本気でボクシングをしている何の罪もない選手たちです。
騒動で揺れる中、8月2日全国高校総体も始まりました。
「奈良判定」がすっかり有名になってしまい、奈良の選手もやりづらいでしょう。
このように心からボクシングに気持ちよく試合をできない状況をつくり、それを放置したボクシング連盟の改革を心から願います。
連盟の今後の対応や動きにも注目ですね。
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