韓国の人気ヒップホップグループBTS( 防弾少年団 )のメンバーが着用したTシャツが話題になっています。
無名の弱小事務所に所属していて活躍のチャンスが少なかったBTS(防弾少年団)は、『コネクションではなく実力で勝つ』というプロ意識が極めて強いグループで、人一倍努することで一躍スターダムにのし上がった、韓国の超人気グループです。
残念なことに、このTシャツには原爆投下シーンがプリントされており、そのTシャツの文章の意味が、韓国の独立を祝うものだったことがわかり、日本では「不謹慎だ!」「無神経な!」と騒動になっています。
その結果、NHKで11月9日に放送予定だったテレビ朝日の人気音楽番組「ミュージックステーション」の出演が取りやめになりました。
BTS( 防弾少年団 )は年末の紅白にも韓流枠で出場する案がありましたが、これも危ぶまれています。
これだけの騒動に発展するとは、いったいどのようなTシャツなのでしょう?
また、この「BTS」というネーミングの由来についても調べてみました。
【参考】
TWICEの慰安婦TシャツでNHK紅白取消か?原爆MVは「核うまい」?
どんなTシャツだったの?
まずは実物をご覧下さい。
写真が2種類プリントされており、その背後に英文が記載されています。
どんな写真で、なんて書かれているのでしょうか?
右上に長崎に投下された原爆のキノコ雲
右上の1の写真は、1945年8月9日に長崎に投下された、原爆のキノコ雲の写真です。
↓↓↓そのまんまこちらの写真です。
この原子爆弾のコードネームは「ファットマン(Fat Man)」。
これにより、当時の長崎市の人口約24万人のうち、約7万4千人が死亡し、建物は約36%が全焼または全半壊しています。
左下には朝鮮半島の祖国解放記念日「光復節」の万歳写真
左下の2の写真は、1945年8月15日の記念日である「光復節」の写真です。
光復節とは、朝鮮の日本による統治からの解放(「光復」)を意味するもの。
8月15日は北朝鮮でも「解放記念日」として祝日になっています。
この写真は、西大門刑務所を出所した政治犯の出所を喜ぶ韓国市民の姿。
英文の意味は?
上半分に、英文がざざっと並べられていますが、こう書かれています。
PATORIOTISM OUR HISTORY LIBERATION KOREA
PATORIOTISM OUR HISTORY LIBERATION KOREA
PATORIOTISM OUR HISTORY LIBERATION KOREA
PATORIOTISM OUR HISTORY LIBERATION KOREA
PATORIOTISM OUR HISTORY LIBERATION KOREA
PATORIOTISM OUR HISTORY LIBERATION KOREA
LIBERATION KOREA OUR HISTORY PATORIOTISM(←逆並び)
PATORIOTISM OUR HISTORY LIBERATION KOREA
意味は、
PATORIOTISM:愛国心
OUR HISTORY:私たちの歴史
LIBERATION KOREA:朝鮮の開放
これらの意味ををまとめると、このTシャツのメッセージは、
「日本に原爆が落とされて戦争に負けたことで、われらが祖国・韓国が解放された、愛国万歳!」
と読み取ることができるのです。
下半分は、この「PATORIOTISM OUR HISTORY LIBERATION KOREA」が、小さい文字でさらに繰り返されていることで、意味が強調されています。
ゆえに現在、ネット上で「原爆バンザイTシャツ」と呼ばれて大騒動になっています。
「K」の羅列は、韓国スラングで「(笑)」の意味
しかもこの原爆Tシャツが、原爆の画像だけでも不謹慎でしょ?という感じですが、画像の横を縦読み(黄色のタテ線)すると「KKKKKK」となってます。
実は「KKKK」って韓国のスラングであり、日本でいう「www」「(笑)」といった、嘲笑の意味で使われます。
原爆被害を嘲笑する、悪意の塊と受け取ることもできます。
原爆ブルゾンもあった
うーん、こうして改めて見てしまうと、やっぱり日本人の立場としては、あんまり良い気持ちにはなりませんね。
BTSさんリーダーが原爆ブルゾンを着ているが見つかる
●原爆称賛Tシャツ
●原爆ブルゾン着用
●3月11日に人が溺れる動画掲載
●ナチス帽、ナチス衣装、ハーケンクロイツ
●ホロコースト犠牲者追悼の場で写真撮影こんなにあるって…もう意図的でしょ(´-ω-`) pic.twitter.com/iBkIfP9P1z
— フェカリス菌 (@x_osj) 2018年11月11日
この後ろ姿は、BTSリーダーの「キム・ナムジュン」で、彼は過去にも反日と取れる行動をしていたので、「やっぱり反日だ」と話題になっています。
韓国は政治戦略上、「反日」のスタンスを崩すことはできないので、韓国内において公の場では「反日」をアピールしておいたほうがものごとがスムーズに運び、無難であることは確かです。
要するに、「反日」をアピールしていたほうが、韓国内では「ウケ」がいいんですね、相変わらずといえば相変わらずです。
今回のことでクローズアップされなければ、あえて目にすることもなかったのでしょうが・・・。
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韓国の反応は?
韓国の政府筋は、以下のようにコメントしています。
などなど、なかなか手厳しい反応です。
ちなみにこの原発Tシャツを制作したブランドは、韓国の「VJカンパニー」“ourhistory”
というブランド。
その名の通り、韓国の歴史をテーマにしていて、他にも反日を匂わせる商品デザインを制作していることで有名な会社だそうです。
なお、原爆Tシャツの商品説明の画像がありましたが、
そんなに深刻に考えずにデザインしたようですね。
このTシャツのデザイナーは、以下のとおり謝罪しています。
“韓国メディアによると、会社の代表は「若者たちのファッションに歴史意味を込めれば、歴史に興味を持ってもらえると考えてこのTシャツを作った。」と弁明
日本を貶めるという意図はなく、「原爆が投下され、日本が無条件降伏し、韓国が解放されたという歴史の順序を表現するものだった」とも。
テレビ朝日の音楽番組への出演が取りやめになったことに対しても、「とても動揺した。防弾少年団に対して申し訳ない」と心情を吐露した”
とのこと。
韓国の意図としては、本当に深い意味はなかったと思いたいのですが、しかしTシャツのデザイン会社は、「シャツの売り上げについては反響が大きいからまた再販することにした」とのことです。
BTSはナチスのハーケンクロイツの帽子も着用
さらにこのBTS(防弾少年団)は、過去にナチス親衛隊(SS)の記章をあしらった帽子をかぶったり、コンサートでナチスを想起させる旗を掲げたりしていました。
このあまりに無神経なBTSのふるまいについて、米ユダヤ系団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」は、強く非難しています。
この団体は、ホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)の記録保存や反ユダヤ主義の監視を行い、非常に強い国際的影響力を持っています。
1995年に、文藝春秋の雑誌『マルコポーロ』が、ホロコーストを否認する記事を掲載したとして抗議し、廃刊に追い込んでいます。
日本と韓国は昔からさまざまな経緯があったので、時々挑発してくることがあるのもまあ理解できるのですが、ユダヤ人のホロコーストについても同様のことをしていたことには驚きました。
これはもう、歴史の理解不足による、完全なファッション感覚だったのでしょう。
BTSは若い男性7人で構成されているグループなので、もはや私たちの感覚では理解できない世代なのでしょう。
世界のタブーにあえて触れる姿をアピールすることで、「ウェーイw」してカッコつけたかったのかもしれませんが、しかしこれはさすがに命取りかもしれません。
【11月16日追記】
BTSの所属事務所は謝罪文を出しましたが、事態は収拾するどころか、謝罪を受け入れたユダヤ系団体に対して批判が殺到するという事態になっています。
この批判の内容ですが、「韓国こそ被害者だ」「韓国の歴史を知らない」、SWCに対して「あなたがたはレイシストだ」というもので、いやはや。
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BTSの由来は「原爆で焼き尽くすリトルボーイ」
と、ここまでなら「韓国の若い男の子のやんちゃが過ぎたんだよね」で済ませるところなのですが、もう少し調べてみました。
BTSって日本語に略すと「防弾少年団」なのですが、なんかおかしいですよね。
「防弾」とは縦断から身を守る防弾チョッキのように、「社会や世間の偏見から、自分たちの音楽の価値を守る」という意味が込められています。
これを韓国語で表すとバンタンソニョダン(Bang Tang Sonyondang)と発音するので、頭文字を取って「BTS」です。
バン(Bang)防
タン(Tang)弾
ソニョダン(Sonyondang)少年団
2017年に、ロゴをリニューアルするときに次のような意味も追加されました。
「Beyond The Sence」
↓
「現実に安住することなく、夢に向かって絶えず成長していく心」
「BTS」の裏の意味
ツイッター上で情報収集すると、これとは別に、以下の意味がこめられているという指摘がありました。
ネットで見掛けたのですが、原爆Tシャツで話題のBANG TAN BOYS。
BANG 爆発音
TAN 焼く
BOYS 少年団(リトルボーイ:原爆の名前)
だそうです。
なるほど、偶然にしては出来すぎてますね。— chouchou (@galoche_ancien) November 15, 2018
防弾少年団の本当の意味が、自らをリトルボーイとして、揶揄してる話なら本気でヤバイと思う。原爆は必要だったとされてるから、それを正義と言い出しそうだとTシャツ事件を見て思ったのが正直な所。
まぁそうであればハーケンクロイツかざしたりしないと思うけど、それもアイタタタって感じだけどね。— 櫻あやめ@ものごっそ低浮上 (@sakura_momoani) November 10, 2018
もしこの指摘が本当のことであるならば、BTSの真の意味は「原爆で焼き尽くすリトルボーイ」になります。
リトルボーイとは、第二次世界大戦においてアメリカ軍が広島に投下した原子爆弾のコードネームで、いわゆる「広島原爆」「広島型原爆」を指します。
もしも、本当はこの意味がこめられているのなら、これは明らかに日本を揶揄し、馬鹿にしているとしか思えません。
まとめ:世の中、触れてはいけない事がある
戦争があった国同士の歴史教科書というのはお互いがお互いの国の悪口で埋め尽くされているものですので、このTシャツを韓国内で着用する分には、それはそれで構わないと思います。
しかし、それぞれの国には、歴史の長さだけ傷や悲しみが深く多く、外国人が土足で踏み込むべきではない領域があります。
BTS(少年防衛団)は、メンバー全員が作詞作曲できるようになるまで、貪欲に音楽を学び、海外に武者修行にまで行っています。
今後も海外で活動する予定があるのなら、
「こういうことを言ったらどう受け止められるか」
「こういうものを着たらどう思われるか」
という歴史の知識と想像力は必要です。
まして今は、徴用工問題で日韓関係が緊張している微妙な時期なのに、BTSの周囲では、指摘する人は誰もいなかったのでしょうか。
外国で仕事をする時はそういう部分には触れず、相手の神経を逆なでしないよう細心の注意を払うのが「プロ」であるはず。
今回の軽率な行動についてBTSは謝罪しましたが、Mステ出演機会を棒に振ってしまったし、日本国内で一気に知名度を上げる紅白出演のチャンスを、今まさに失おうとしています。
※11月14日追記:紅白出場は見送られました。
【参考】
TWICEの慰安婦TシャツでNHK紅白取消か?原爆MVは「核うまい」?
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コメント
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