フリーメイソンの入会方法や儀式の内容は?メリットはあるの?

フリーメイソンという秘密結社について、名前だけは聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。

何をしているのかなど細かい詳細は不明のままですが、「世界一有名な秘密結社」という、矛盾しているくらい世界中に組織が展開しています。

情報がきちんと管理されてるため外に漏れず、あまりに神秘的なので、数々の都市伝説が生まれ、世界征服とか、世界を牛耳っているとか……。

正直、あまり良いイメージはありません。

起源は中世ヨーロッパなので、日本には関係がなさそうなのですが、けっこう総理大臣や権力者などはフリーメイソンに加入している人物が多いです。

【参考】

フリーメイソンの日本人メンバーは?入会して良い友人をゲットせよ!

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フリーメイソンとは

フリーメイソンとは、世界中に500~700万人の会員数がいるといわれる「秘密結社」です。

最近は多少人数が少なくなったと言われているものの、アメリカでは約200万人がメンバーであると言われており、最近ではフェイスブックを開設して会員を募集するなど、かなり門戸がオープンな方向に変化しているようです。

中世のころならいざ知らず、日本にこの組織が伝わった頃には、フリーメイソンは「紳士の社交クラブ」という性格に変化していました。

確かにメンバーには政治家や企業家が多く、世界の秩序を牛耳っている陰謀説も出てきますが、結果的に政財界に入会資格を満たしている人が多いだけですし、会員同士で宗教的、政治的、ビジネス目的での活動をしないことが約束されています。

このため、中身のない人脈づくりを期待したり、裏の世界のロマン(笑)を夢見て入会した人は、期待を裏切られるケースも多いです。

そりゃーこんなスケベな下心を持っていたら、メイソンの活動は退屈でつまらないでしょうね。

フリーメイソンの起源を簡単に説明

諸説ありますが、主流は「中世石工職人ギルド説」です。

中世ヨーロッパにおいては、ヨーロッパの建築物(城、城壁、協会、道路、水道、橋)は石造りが基本で、「石」は国家の最重要資材であり、それを高度な技術で扱う石工職人たちは、重要な人材でした。

「freemason」という名前を直訳すると、「free」=自由、「mason」=石工、つまり「自由な石工」となります。

実際はこの「free」は「免除」といった意味合いが強く、人材を流出させないように国王は石工職人たちにさまざまな特権(免税、移動の自由)を与え、庇護しました。

こういった背景を踏まえて正確に訳すると「freemason」とは「制約から解放された石工職人」になり、土地に縛られていた中性の封建制度の中において、かれらは「特権階級」だったことを表しています。

フリーメイソンの階位は?

中世ヨーロッパの石工職人たちは、それぞれの技量に対応した階級を与えられていました。

・親方(マスター)

・職人(フェロー・クラフト)

・徒弟(エンタード・アプレンティス)

の3つで、この位階制度が現在まで受け継がれています。

メイソンは、「親方(マスター)」になってはじめて一人前。

そして、複数人の親方(マスター)を束ねるのが「グランドマスター」です。

中世では徒弟から親方になるまでに数十年はかかったと言われていますが、現在では人手不足のため、数年で昇進?するケースもあるそうです。

フリーメイソンは人生勉強のための教育クラブ、世の中に陰徳を積む慈善クラブともいえ、要するに「自らを高める修行を行う階級制度の組織」と要約でき、勉強をして研さんを積むとどんどん偉い人になれます。

フリーメイソンの儀式の内容は?

残念ながら、すべて非公開です。

仲間や団体内部のことを他人に漏らしてはならないという掟があるため、秘密保持のため陰謀論をはじめとした反論も禁止されているというのですから、厳しいです。

このことについて、グランドマスター・高須院長は次のように述べています。

儀式や会議の内容は一般人には非公開ですが、これは医師たちが手術室や学会に部外者を立ち入らせないのと同様、しごく当たり前のことだ。悪事を企んでいるわけではない。(高須克弥公式ブログより)
さまざまな儀式のために、とんでもなく古い英語の文章を暗記するのが一番大変らしいです。

中には古い日本語の文章でもOKのところがあるらしく、御門ロッジと鳥居ロッジ(名古屋)と卑弥呼ロッジ(福岡)が該当します。

高須院長のブログで、ときどきメンバーの打ち上げの様子などが写真付きでアップされていますが、非常に楽しそうで、まさに「日本の宴会」みたいです。

外国人の方もちょくちょく映っていますので、世界中に頼もしい人脈ができるのでしょうね。

「けっこうどうでもいいことを世界中で議論してる」らしいです(笑)。

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フリーメイソンの入会資格は?

・満20歳以上の男性

・信仰する宗教があること。無宗教、共産主義者はダメ。

・定職があり、一定の収入があること。

・養う家族がいること。

・世間での評判がよく、高い道徳心の持ち主であること。

この中では「養う家族がいること」が、一番重要視されています。

まず何よりも自分の家族を愛し、きちんと養っている事を一番重要視するので、これがフリーメイソンの土台の価値観になるようです。

人間として基本的なことが出来ている人、というのが第一条件で、フリーメイソンは別に怪しい団体ではなく、誠実と友愛を磨く、選ばれた立派な人たちの組織であることがわかります。

基本的に女性は不可ですが、メンバーの母親・妻・姉妹が加入できる外郭団体「イースタン・スター(東方の星)」が存在していて、各国に拠点があります。

※しかし、現時点では日本では「男性のみ」となってます。

意外なのは、「無宗教はダメ」と言っているだけで、仏教の僧侶でもキリスト教の牧師でもイスラム教のムスリムも、平等にお付き合いができるというので、まさにどこぞの新興宗教が求めていたユートピアがここにあります。

しかしやっていることは勉強会のほかに、自動施設の庭掃除や災害支援活動、職を持たない人たちの支援事業などといった、地味地味なボランティア活動がメインなので、入会の際には御一考を。

高須院長のブログを眺めていると、「ぜんぜん陰謀論とかの怪しい組織じゃないんだな」ということもわかったのですが、実際は「インテリおじさん達の社交クラブ」なので、そんなところに女性が単独で入って交流しても、きっとまったく面白くないんだろうなあというのもまたわかってしまいました。

フリーメイソンといっても「おっさんたちの社交場」となると、どこも変わらないです。

フリーメイソンの入会方法は?

入会申請者が自分で門戸を叩いて希望するものでなく、複数人のメンバーの紹介によります。

メンバーの推薦を受けると選定委員会の討議にかけられ、選挙で投票が行われ、すべての票が「可」でなければ入会はかないません。

これも調べるとフリーメイソンの支部(ロッジと呼ばれている)では、入会説明会を行っているので、そこで説明側のメンバーと渡りをつけて、紹介してもらうよう依頼するのが一番早いのではないでしょうか。

メンバーと話をして信用を勝ち取り、自分が入会に値する人物であると証明するのが良いでしょう。

説明会で自分の希望を伝えたあとは、

面接 

⇒ 審査 

⇒ 投票 

⇒ 会員候補に認定 

⇒ 正会員になるための3つの階級を上がっていく

という段取りが必要です。

最初の方に挙げた3つの階位にの、「徒弟(エンタード・アプレンティス)」になる前から、これだけ慎重にメンバーを選別しているのですね。

フリーメイソンの正式なメンバーになれるのは選ばれた立派なひとばかりなので、結果的に世界を牛耳る結果になっているだけなのです。

なお、入会を拒否されても、一定期間を置いて再申請することは可能です。

↓↓↓お問い合わせはこちら。

フリーメイソン・日本グランドロッジ

「お問い合わせフォーム」からメッセージを送信してください。

フリーメイソンの会費は?

・入会金・・・5万円前後

・年会費・・・5000円程度

・寄付金・・・義務(相場不明)

意外とリーズナブルな価格設定ですが、メンバーには政財界出身者が多いことから、この「寄付金」の項目がクセ者ですね^^;

最近は庶民にも門戸が広げられましたが、その場合の寄付金は10万円や20万円で済むのでしょうか。

もちろんお給料は出ません。会費を納めるだけです。

フリーメイソンの乾杯の合言葉は

「For the Emperor!」です。

日本では「天皇陛下の御ために!」となりますので、反体制の方々は入会は困難です。

日本メンバーは、乾杯の時は必ず一番目に天皇陛下の御健康と御長寿のために発声して杯を干します。

なぜなら、フリーメイソン自体が、メンバーの母国とその家族に対する義務の一貫、という考えに基づいているからです。

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フリーメイソンの秘密とは

いくつかの歴史的な秘密を守っているのは確かなようですが、もちろん口外されておりません。

ここが「単なる親睦団体」とは言い切れない部分のようです。

しかし、政治や宗教の話をしてはいけないと厳密に決められているので、組織として良からぬ陰謀を進めるなんてことはありえない、と高須院長は言っています。

こちらの記事に、「フリーメイソンの儀式は、ある人の死を悼んでいる」と広報担当のメンバーが話しています。

この「ある人」というのが、どうも女性のようなんですよね。女人禁制のフリーメーソンのメンバーが、女性(多分)の死を悼んでいるというのですよ。

ますます謎は深まるばかりなのですが、逆に言えば「会員限定で公開されている秘密」とも言えますね。位階が上がらないと教えてもらえなさそーですけど。

歴史に関係がある人なのでしょうか? そう考えるのが順当ですよね。

私には、この人を引きつけてやまない「秘密」が持つ引力を、メンバー同士を結びつけるパワーに転化しているように見えます。

こうやって何百年も秘密を守り続けることができているのですね、すごい知恵だと思います。

まとめ:フリーメイソンとは「真に信頼できる友人」を得ることができる世界的ネットワーク

なんだかひどいオチがついてしまいましたが、フリーメイソンに入会できるだけの各種条件が揃っていて、会員からお声がかかれば、迷わず入会することを、当ブログではオススメします。

最近は東京で「秘密結社フリーメイソンの入会説明会」という、ジョークみたいな本気の説明会が開催されるくらい、オープンになってきています。

メンバーの方々はみなさんは真面目に真摯にメンバーを募っているのでしょうが、オカルトの域にまで神秘化されたイメージを持ってしまった我々一般人の常識からすると、まだ警戒してしまいますよね(笑)。

実際の活動内容は相当地味らしいので、「期待していた内容と違う」と言って入会しない人も多いそうですが、説明会だけなら行ってみたいな、女性もOKなのかなあ。

極端な言い方ですが、渋谷で軽トラ転がしてたようなバカは入団試験で選別されて足切りされてコミニュティに入ってこれないので、志が高い洗練された紳士たちと、落ち着いて親交を結べて、安全に交流ができる場んですよ、素晴らしいと思いませんか。

高い会費を払えば誰でも入会できる、つまりカネで解決できる会員制クラブとは違うところがまた神秘性を高めているのでしょう、人格が高い人たち限定の世界的歴史的ミクシィですよ。

フリーメイソンには公表してはいけないことがたくさんありますが、これが現在に至るまでちゃんと秘匿されていること自体が、メンバーの質の高さを物語っています。

バカと交流して疲れたくないという本音は古今東西の人間の共通認識というだけなのだと思います。必然的に話が通じる仲間を求めたくなるんでしょうね。

由緒ありすぎる団体なので、儀式とかめんどくさそうですけれども、そういった世界の歴史の伝統を「体感」できると考えれば、すごく面白そうですけどね。

いろいろ表には出てこない情報が交換されているんでしょう、この組織の本懐を考慮に入れると政治やビジネス、宗教の話は会員同士ではしない規則になってますが、たまたま耳にした情報が、「外の世界で思わず役に立った」くらいのことはありそうです。

世界的陰謀とかユダヤとかアトランティスとか想像はいろいろ膨らみますが、少なくとも、現在はかなりオープンになって広く人材を募集していますし、メンバーであることを公表するのもタブーではありません。

安定して高邁な精神を持った賢人との交流は心地よいものなので、私も男に生まれていたら入会したかったです。

フリーメーソンは、真面目な団体です。

※ここまでフリーメイソンを怪しげな団体にイメージ操作したのは、入会出来なかった層の疎外感からくる嫉妬ややっかみもあるのではないでしょうか。特にカトリック教会を敵に回してしまったのが致命的でしたね。

【参考】

フリーメイソンの日本人メンバーは?入会して良い友人をゲットせよ!

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