夏井いつきの夫と子供は?熟年再婚の毒舌俳人は不登校児も救う

芸能人の隠れた才能を査定してランキングする人気番組『プレバト!!』は、2013年秋頃から俳句審査を取り入れるようになりました。

さまざまなジャンルの芸能人を呼び、お題を出して実際に俳句をつくってもらい、専門家がリズム感や表現力、日本文化の教養を判定するというもの。

5年前からずっとこの番組で俳句部門の採点をしているのは、全国の小中高生に俳句教室を開いている、俳人の夏井いつきさんです。

夏井さんの容赦ないダメ出しと、あざやかな添削が非常にエンタメ的で、俳句ブームの到来が期待されています。

還暦をすぎたご年齢ながら、歯に衣着せぬユーモアと鋭い批評、エッジがギュウと効いたコメントが辛口過ぎて、梅沢富美男さんや浜田雅功さんさえタジタジになるほどの人物です。

俳句の内容より夏井いつきさんのコメントの方が楽しみなくらいですが、改めてどんな人なんでしょう?

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夏井いつきのプロフィールは?

何はともあれ、まずはプロフィールを。

ペンネーム 夏井いつき
本  名 加根伊月(かね・いつき)
家藤伊月(いえふじ・いつき)※旧姓
職  業 俳人・エッセイスト
生年月日 1957年5月13日
(2019年で62歳)
出 身 地 愛媛県南宇和郡内海村
高  校 愛媛県立宇和島東高等学校普通科
最終学歴 京都女子大学文学部国文科卒業
職  業 株式会社夏井&カンパニー取締役
帝塚山学院大学リベラル・アーツ学部客員教授
配偶者 加根光夫(かね・みつお)
子供 2人

夏井さんの実家は愛媛県南宇和郡内海村の特定郵便局長で、近所の家庭で子どもが生まれるたびに、子どもへの命名を頼まれるほどの地元の名士でした。

夏井さんの俳号の「いつき」もおじいさんからの命名です。

由来は公表されていませんが、最初は男の子の名前である「樹=いつき」を、女の子用に漢字をあてたのかもしれませんね。「月」は、女の子にふさわしい言葉です。

また、徳島県に「伊月町」という自治体があるので、もしかしたらそちらに由来があるのでしょうか。

夏井さんは父親と一緒に伝馬船(てんません・近世~近代にかけて日本で用いられた小型の船)に乗って、鯛を釣ったり段々畑から飛び降りたりして遊ぶお転婆な女の子でした。

実家のお風呂は五右衛門風呂という時代で、夏井さんは薪割りをして家のお手伝いをしていそうです。

京都女子大学文学部国文科を卒業後の1980年、23歳の時に、国語科教諭として中学校の先生になりました。

最初の結婚

それから8年間、31歳くらいまで中学校の先生をしていました。

この時に同じ中学校教諭と結婚していて、女の子と男の子の2人のお子さんをもうけています。

夏井さんが本格的に俳句と出合ったのは、長女がおなかにいる産休のときで、書店でふと手に取った俳句雑誌への投稿がその始まりでした。

入選した句を、「桜の俳人」として名高い黒田杏子(くろだ・ももこ)先生が丁寧な解説を書いてくださったことがきっかけ。

夏井さんは、当時はお姑さんと同居していたのですが、お舅さんが亡くなったことがきっかけでお姑さんが鬱病になってしまい、そして同じ時期に、実のお母さんも脳腫瘍の手術をして、なんと後遺症が残ってしまいました。

夏井さんは、両方の母親を引き取ってどうにか介護していたのですが、不幸なことにお姑さんと実母との反りが合わず、ある日帰宅したとき、畳に突っ伏して大泣きしている実母の前に、お姑さんが仁王立ちしていたというのです。

このような事が何度もあり、繊細な娘さんは不登校、前夫も鬱病に。

そんな修羅場な日々が続いたある日、前夫から「家族から開放されたい」と言われたというのです。

家事に育児に仕事に、一生懸命頑張ってきたのに……。

夫のこの一言で大ショックを受けた夏井さんは離婚を決意し同居をとりやめ仕事も辞め、娘さんと息子と実母の4人を連れて別の場所で生活をスタートさせました。

全国の桜の名所を巡り、黒田杏子先生に師事し、唯一の趣味だった俳句で、俳人として生きていくことに決めたのですが、当時はバブル期とは言えそうそう易しいことではありません。

離婚して突然、俳句で稼ぐしかないという窮地に追い込まれた夏井さんは、スケジュール帳が真っ白で仕事がないという悪夢に、毎晩悩まされたのでした。

ちなみに、夏井いつきの「夏井」は最初の夫の姓で、「いつき」は本名をひらがなで書いたものです。

家事と育児と介護しながら俳人の活動に専念

しかし地元の松山市を拠点に、俳句の種まき活動をしながら必死で働くうちに、そのうち道も開けてきました。

吟行会、故郷・愛媛県愛南町のイベント「トレッキング・ザ・空海」、松山市で毎年開催される俳句甲子園、松山市主催の「松山市俳句ポスト365」の選者、地元紙の愛媛新聞でも俳句コーナーを担当しています。

努力の甲斐あって1997年、40歳の時に俳句集団「いつき組」を結成し、全国の小中学高校生を対象としたカリキュラムの一環として、「句会ライブ」という俳句教室を開催するところまで活動を実らせたのでした。

愛媛県にある石槌山で、石鎚山の自然に触れ、その体験を俳句に詠みこみ、ハイキングを楽しみながら一句を詠む「石鎚吟行ハイク」に同行し、講評や表彰式を実施、とにかく俳句を盛り上げるためなら体を張って何でもした夏井さん。

そして2013年、「プレバト」に出演するようになると、急に注目度が爆上がり。俳句に対する敷居やハードルが、一気に取り払われてしまいました。

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夏井いつきさんの再婚相手は?

「二度と結婚などするものか!」と考えていた夏井さんに、2006年の49歳の時、突如出会いが訪れます。

お相手は8歳年上の加根光夫(かね・みつお)さん。

中村玉緒さん出演のマロニーちゃんなどのプロデュースしたクリエイターの方で、すでにバツ2だったそうです。

家族を養うべく、全身全霊で俳句の仕事に取り組んでいた時、当時CMプロデューサーをしていた加根さんに出会いました。

加根さんいわく、

「俳人としてだけでなく、人間として面白いなと感じた。普通だったら仕事の顔とかプライベートの顔とか家の顔になるところが、夏井さんの場合はすべて同じだったところがすごく面白かった」

とのこと。

加根さんの猛アプローチで2006年に夫57歳と妻49歳で、めでたく熟年結婚!

プロポーズは玄関先で、「歳とってるけど、結婚しましょうか」と玄関先だったそうです。

「こんなに能力がある人は見たことがない」と言って、ずっと全面的に夏井さんを支えており、マネージャーとしてサポートし、家事なども大半を背負ってくれています。

献身的な加根さん対し、夏井さんは「感謝しかない。全然、まったく感謝以外の言葉は浮かんでこない」と思いを語られています。

本当にお幸せなのが分かりますね。

2015年3月に、ご主人が人間ドッグで右の肺に影が見かり、夏井さん的には「心配し、しんどかったけど、もう俳句つくるしかない!」

という心境で、心配事も俳句に昇華させることで平常心を保ち続け、手術も無事成功。

長女の結婚式には、実父である前夫も呼ばれ、加根さんとしっかり握手したとか。

夏井さんは現在『株式会社 夏井&カンパニー』という法人を立ち上げ、加根さんを代表取締役に、現在も精力的に俳句普及活動を続けています。

ところでこの会社の所属タレントの「家藤正人」さんは、夏井さんの旧姓の男性なので、長男さんでしょうか。

俳句は人を救う

夏井さんが離婚後、俳句でどうにか生活していこうとあちこち奔走していた頃、俳句つながりで知り合った不登校の高校生の男の子に出会いました。

子どもの顔を見て、長女が不登校で苦労した時の経験からこれはイカンとすぐにわかったそうで、すぐに松山市御幸町の自宅・通称「御幸ハウス」に引き取ったそうです。すごいですね。

こういう家庭には外部の人間が入って風通しをよくしないとダメだと痛感していたことから、その後も俳句を縁に、事情のある高校生が、多いときで3人も居候させていました。

「御幸ハウス」では句会や俳句誌の編集会議、その後の宴会などが頻繁に行われ、さまざまな「変わった」大人たちも出入りする場所で、まさしく「風通し」のいい最高の学び場で、高校生たちは多くのことを吸収して巣立っていきました。

夏井さんはこのように語っています。

「俳号という架空の名前で見ず知らずの人たちとつながり、自分を解放できる「場」が得られること。認知症予防になるというデータもあります。すべてひっくるめ、俳句を使っていただくと、生きることが幸せになるんです」

俳句には人を救う力があると、夏井さんは信じています。

『㈱夏井&カンパニー』のHPの文章ひとつ読んでもほんとに面白いです。夏井さんのイベント情報は⇒こちらへどうぞ。

まとめ:人生の苦しみさえ句の材料に

社会に出たら、とにかく言葉をはっきり使いこなすことができないと、何も出来ません。

夏井さんは、俳句でやわらかい言葉を趣味と仕事で極めたからこそ、キレキレの毒舌もあそこまで鮮やかに駆使できるのですね。

こういった「本物の教養」があると、テレビ番組のMC級の芸人さんなど問題にならない「しなやかな強靭さ」を持つことができるのがよくわかります。

575の17文字で作られる、奥深い世界。

俳人の政界では雲に隠れて仲秋の名月が見えない時には「無月を楽しむ」、雨が降ったら「雨月を楽しむ」という、物の見方を少し変えて感じる感性を持っています。

それまでずっとマイナス思考で、同じところをグルグル回りながら果てしなく螺旋階段を下りていくように生きていた人が、俳句の考え方を取り入れることで、物の見方が全く変わり、いきいきとした人生を送れるようになった事例は枚挙にいとまがなく、「これこそが俳句の力」と話す夏井さん。

私も習いたくなってきました。

※ところで、夏井さんは普段は洋服オンリーで、『プレバト!』の和装は、俳人としてもイメージを優先させた、コスプレのようなものだそうです(笑)。

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