バンクシーの日本の場所(東京・千葉)と正体は?芸術を売るコツ

芸術のテロリスト「バンクシー」が日本に上陸していました。

世界中の街中など、いたるところにメッセージ性の強い作品を描き残すことで、世界的に有名です。

その「作品」は非常に完成度が高く、反戦争・反権力的なメッセージを含んでいます。

権力に対する風刺が多く、バンクシーが伝えたいメッセージが何かを考えるのも楽しみ。

さらに彼は、今まで本名や年齢、一部の友人以外に姿かたちを一切公の場に見せず経歴等一切不明、わかっていることはおそらく男性であろうと言うことだけ。

ゲリラ的な活動がますますミステリアスで、話題になっています。

そんな彼が、最近日本にも来ていたことがわかりました。

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1 東京都港区内の防潮扉

2018年末、東京都港区内のゆりかもめ・日の出駅前の防潮扉に、バンクシーの作品とみられる絵が発見され、都に連絡がありました。

数年前に既に描かれていた可能性が高く、ちょっとインクが禿げています。

カバンと傘を持ったネズミの絵で、売却すれば資産になるかもしれないと、小池都知事は大はしゃぎ。

反権力的な風刺を得意とするバンクシーの作品を前に、権力者の小池都知事がルンルンしている風景自体がシニカルです。

バンクシーがこの状況を見たら、笑っていることでしょう。


詳しい査定のため2019年1月16日に撤去され、鑑定の結果、無事にバンクシーの作品であると認定されました。

なんとこのねずみ、10年以上前からここにいたそうで、2003年頃にはいたという説があります。

「築地市場がなくなることへの皮肉では?」というシビアな意見や、「沈みゆく舟からネズミは逃げ出す」ということわざは、世界共通なのでしょうか。

バンクシーのねずみは彼がよく使うモチーフで、弱い立場の庶民の生命力を表すなどと言われています。

経年劣化しているため100%とは言い切れませんが「ほぼバンクシーのもの」と鑑定され、7000万円の値がつくそうです。

2 東京都・新橋駅近くの中華そば店

また一つ、東京都でバンクシーそっくりのイラストが見つかりました。

住所は:東京都港区新橋2丁目18−3 です。

<グーグルマップより>

物陰に隠れてしまってますが、中華そば店の看板のすぐ隣にある白い柱の根元に、東京都に届出のあったバンクシーのねずみの絵そっくりのイラストが描かれています。

さきほどの対になるようなネズミの絵。やはり傘と鞄を持っています。

「この意味が日本人にわかるかな?」というバンクシーからのメッセージでしょうか。

「日本人は働き過ぎ」という意味かも?

3  新橋VIVAスタジオ

またひとつ、ツイッター上で報告がありました。

こちらは、新橋VIVAスタジオ。フィットネスセンターです。

住所:東京都港区新橋5丁目32−6

ゴリラのような動物に見えますが、そのTシャツには次のようなメッセージが読み取れます。

laugh now.

but one day we will be in change.

banksy

(今は笑え。しかしいつか変わるだろう。バンクシー)

きちんとサインもあるようです……えっ、これ本物じゃね。

メッセージの内容ですが、なんだか今後の日本の未来を予言してるような不気味さがあります。

4:千葉県のトイレ

印旛日本医大前の近くの、双子公園のトイレでも、バンクシーのものと思われるアートが発見。

<グーグルマップより>

グーグルマップには「伝 バンクシー」とタイトルされています。

中国語っぽい字体で「悪戯」と書いて、なんとか「Banksy」……と、読めないでもないサインも。

双子公園の住所は千葉県印西市山田干拓一区。

バンクシーの足取りは?

日本に観光に来たバンクシーの足取りとしては、

成田空港到着

印旛日本医大駅で下車(京成電鉄の成田空港線(成田スカイアクセス線))

双子公園まで約4キロを徒歩移動(20分程度?)、ゴリラを描く。

※暖かい時期であれば、野宿がてらの「落書きアート」だったのかもしれませんね。この公園のトイレを使ったのでしょうか。

京成佐倉駅(京成電鉄本線)まで徒歩移動?(約4キロ、20分?)

※このあたり、路線が複雑なので、車移動したのかもしれませんね。

ゆりかもめの防潮堤でねずみを描く

中華そば店の横の柱に、もう一匹のねずみを描く

フィットネスクラブにゴリラを描く

という順番でしょうか。

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バンクシーの素顔は?

バンクシーの風船を手放した少女の絵が、サザビーズで高額落札された瞬間、額縁に仕込んだシュレッダーが作動して絵を裁断するという、大勢の人が見ている前で、世界中をあっと言わせるパフォーマンスで話題になりました。

バンクシーの本拠地はイギリスで、1990年代にイギリス西部のブリストルで活動を開始。

それ以来、いかにもイギリスらしいアイロニーを、世界中のさまざまな場所で、さまざまなメッセージをこめて、思いがけないパフォーマンスを仕掛けて披露してくれます。

作品に社会的なメッセージを込めることが多く、その影響力が評価されることも少なくありません。

今や「バンクシーが誰か」というのは、アート界での大きな謎のひとつになっています。

2016年頃、オーストラリアのメルボルンで、バンクシーらしい男性の姿を撮影した人がいました。

確かに壁に描かれていた絵は「バンクシー」の絵とされ、サインのフォントも常に彼が使っていたものと同じです。

↓↓↓0:30のところで、肩をつかもうとした女性の手をふりはらうため、男性の顔がちょっと映ります。この男性でしょうか。

バンクシーではない別人なら、別に逃げる必要なかったはずなんですけどね。

本名はロビン・カニングハムさん?

2016年、ロンドン大学クイーン・メアリーの科学者による衝撃の研究結果が発表されました。なんと、あの正体不明のアーティスト「バンクシー」を特定したというのです。

じつは、2008年からずっとバンクシーではないかと言われ続けてきた人物がおりまして、その人の名前は「Robin Cunningham(ロビン・カニングハム)」さん。

人物特定の方法は、ジオグラフィック・プロファイリング。

これは犯罪学を元にした統計的な捜査方法で、感染症の調査にも利用されていて、今回のプロファイリングでも、やはり「この人しかいない」と結論が出たそうです(つーかそこまでしたんだ^^;)。

もともと10人ほど可能性の高い候補者を挙げて精査していくつもりだったけれど、どのホットスポットにも共通して関連していたのが、ブリストルの公立学校の卒業生のロビン・カニングハムさんでした。

バンクシーさんは、もちろん公式なコメントをしていませんし、正体を隠したまま、ゲリラ的な活動を今も続けています。

大作を短時間で描くことから、助手が何人かいる可能性もあります。

まとめ:作品+パフォーマンス=芸術

じつは以前から、バンクシーの絵はあちこちに描かれていたようですが、綺麗好きで真面目な日本人によって、「落書き」扱いでほとんど消されてしまったようです。

よっぽどずば抜けた才能がある人以外は、絵の価値なんて当時の批評家の気分と年功序列と袖の下である程度が決まってしまいます。

だから、画廊に額縁に入った絵をそのまま飾るよりも、バンクシーのような凝った話題性を自ら演出する方が、よっぽど知名度が上がります。

アカデミーなんちゃら賞に招待されても、「覆面で行っていい?」と質問して却下されています(笑)。

こうなったら偽物が出場しても本人かどうか見分けがつきませんし、ますます謎めいていく様が、本当におもしろいですよね。

もちろんこのやり方でバンクシーに「話題を演出」なんて概念はないでしょう、匿名で道端に絵を描いたって1円だって入ってきませんから。

本名も匿名なので、まともに絵画の代金の授受はできていないと思っていましたが(銀行振込ができない)、エージェントを立てているようなので、オークションに出した絵の代金は入ってきていると思います。

たぶん他に本業持っているんでしょうね。

とにかくまず人の目に多く触れることで、作品の善し悪しを判断されるのはそれからです。

生きているうちに売れたいのなら作品の力に頼るのではなく、作者自身がもう一手、その魅力を際立たせる演出を考えましょう。

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