天皇陛下退位 退位礼正殿の儀 長いあいだお疲れ様でした!

本日は、平成の最後の日ですね。

天皇皇后両陛下が退位されます。

30年のも長い間、戦争のない、平和な時代をありがとうございました。

現人神であられた昭和天皇の次の代の、「象徴天皇」という前例のない形の天皇のお務めのご苦労、いかばかりだったことでしょうか。

安らかに過ごすことのできた「平成」を振り返りつつ、新しい時代を「令和」を楽しみに待つ時間を過ごすことができるのも、生前譲位のご判断のおかげです。

今後のお時間は、お身体お大事に、のんびりお過ごしになられますように。

お疲れ様でした。

【参考】

平成の上皇陛下の即位式はどんなだったっけ?30年ひと昔

新天皇即位!剣璽等承継と即位後朝見の儀のお言葉は 首飾りや勲章も




退位礼当日賢所大前の儀 10:00~

雨模様の中、天皇陛下が皇居の「宮中三殿」の回廊に、天皇の装束である「黄櫨染御袍」に身を包んでお姿を現されました。

天照大神をまつる賢所に拝礼し、退位儀式を行うことを報告する「御告文」を読み上げられました。

この儀式が始まった時は、テレビ画面に速報テロップが流れました。

「あれ?テレビ壊れたのかな?」と思うくらい、物音ひとつないおごそかな儀式で、皇太子さまも参列されました。

天皇陛下が天皇としてなさる最後の宮中祭祀で、正確には退位当日賢所大前儀」および退位当日皇霊殿神殿に奉告儀」の、2種類があるようです。

天皇陛下の束帯の色は「黄櫨染(こうろぜん)」という色で、天皇陛下だけが着衣が許される最も厳格な絶対禁色で、明治天皇の時から黄櫨染袍(こうろぜんのごほう)を、ご即位礼に用いられることとなりました。

色は、真昼の太陽を表していると言われ、陽の当たり具合によっては金色に見えるとのこと。

とっても複雑な色で染めるのがたいへん難しく、同じ色を出すのが不可能で、天皇ごとに色が変わると言われています(明日が楽しみ!)。

紋様は、桐竹鳳凰麒麟文(きりたけほうおうきりんもん)といい、吉祥文(お目出度い印)の一種。

優れた皇帝の出現を表す麒麟と、聖者の出現を表す霊鳥の鳳凰が、梧桐に住み、竹の実を食するという中国の故事にちなむ……そうな。す、すごい。

こういう伝統や儀式って、まだ歴史の浅いアメリカなどは、逆立ちしても手に入らないものだと思います。

長く続く天皇制がある国を、誇りに思います。

丈が短かめに着付けておられるご様子でしたが、ご年齢を考慮して、歩きやすくするためだったのかな。

上皇になられたあと、何らかの儀式に参列する場合は、どういうお色になるのかな。

雨が降っておりましたが、季節的には寒くなかったようで、良かったです。

国安かれ民安かれの祈りを、30年以上続けられた陛下の祈りに、感謝申し上げます。

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退位正殿儀 17:00~

皇太子ご夫妻に秋篠宮一家をはじめとした宮さまたちが勢ぞろい。壮観です(やっぱ女性が多い)。

成年皇族でない愛子さまと悠仁さまは、ご欠席のようです。

なんかもーネットで中継見ているだけなのに、ひどく緊張します^^;。

天皇陛下、立たれてるお姿が辛そうなのが心配。やっぱり座れないんだろうな。

三種の宝物は、勾玉、草薙の剣(形代・ただし御霊分けしているので本物と同等のもの)、2つの小さい包みは、御璽と国璽でいいのかな??

草なぎの剣をくるりと一度回して置くところ、侍従の人たち、何度も練習したのでしょうが、見ていて緊張しました。
天皇陛下の退位の儀を、テレビやネットなどでリアルタイムで見られるなんてすごいなあ。

崩御で交代より(あれは子供心にけっこう悲しかった)、こうして国民みんなで感謝やねぎらいの気持ちでご退位を見届けられるのも、いいかもしれないですね。

最初で最後の経験になるだろうな。本当に貴重な体験です。

退出するときは、天皇陛下を筆頭に、次に三種の神器が続き、その次が美智子さま、皇太子御夫婦……という順番なのですね。

最後に退室されるとき、振り向かれて一礼されたのが、なんかグッと来るものがありました。

賞味10分くらいの儀式で、ちょっとそっけなくあっさり終わるのも、またしみじみとしてしまいますね……。

靴の音の響きがすごい。

なぜ「譲位」でなく「退位」なのか

天皇陛下の今回のお代替わりのあり方は「譲位」なのですが、マスコミは「退位」と言っています。

この理由は、現在の皇室典範では、天皇地震には、個人的な意思で皇位を譲ったり譲られたりする権利は認められておらず、天皇の地位は法により任命されるものなので、法律的用語的に「退位」とするのが正しいです。

個人の考えで皇位を譲ることはできないのです。

まとめ:こういう儀式をしっかりやるとこ日本ってやっぱりいいなあ

85歳まで激務の毎日をお勤めになられ、本当にお疲れ様でした。

昭和天皇が崩御されたときは、新年を越すまで無理矢理生かされていました。

天皇陛下は、いろいろ考えられる所があったのでしょう。

でも、85歳という年齢まで激務な公務を続けられた事には、感謝と尊敬しかありません。

これからは美智子さまと穏やかに過ごされて欲しいです。

時々テレビで聞いていて、当たり前と思っていた天皇陛下のこの声も、一般人の我々にはもう聞けないのかと思うと、寂しくなってきます。

雅子さまも大変だろうけど、頑張って欲しいです。

つーか非常にやさしげでお美しい><!

ずっと笑顔をキープされていたからきっと大丈夫!!

「次」が安心というのもまた、ありがたいことですね。

ここ数日、いろいろ書きましたが^^;、良い時代をありがとうございました以外の言葉はありません、明日からはごゆっくりとお過ごしください。

ご退位の後にも、両陛下のご健康とご多幸をお祈りいたします。

【参考】

平成の上皇陛下の即位式はどんなだったっけ?30年ひと昔

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