貴乃花と若乃花が和解か 兄弟確執の原因の優勝決定戦と遺産相続とは

一家離散した形になってしまった相撲界のロイヤルファミリー・花田家。

あれほど栄耀栄華を極めた家族のことですから内情はいろいろあると思うのですが、

しかしここ最近に来て、和解の動きが出てきています。

最近の貴乃花は芸能事務所に所属して(息子の優一さんがクビにされたところね^^;)、愛想よくする振舞う訓練指導も受けているようで、あの大横綱がなんと微笑ましい努力でしょうか。

バラエティ番組にも出まくって知名度を上げるのも選挙のため!きっと!

貴乃花……ついに地ならし着手してくれたのか、こ、これはぜったいに参議院選出馬のためのイメージクリーン戦略のはず、と手に汗握っております。

ちょっと貴乃花のお兄さんとの関係について注目してみましょう。

昔は、とっても仲が良かったんですけどね。

【参考】

貴乃花と花田(藤田)紀子さんとも和解か そもそもの不仲原因は?

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優勝決定戦(平成7年11月場所)

貴乃花と若乃花の確執や不仲については、有名です。

もっともわかりやすくて、確執が生まれた原因なのでは?と言われているのは、兄弟横綱八百長事件。

もともと、貴乃花の実力はお墨付きで、八百長が多いと言われている相撲界の中でもガチンコで相撲をとっていることで知られていました。

貴乃花は「相撲界の逸材」と呼ばれ、そのあとに続くように「逸材の兄」である若乃花が誕生し、兄弟で女性誌の表紙を飾るまでの人気を得ています。

ところが、1995(平成7)年に行われた相撲界初の兄弟優勝決定戦の際、貴乃花が有力と言われていたのに、若乃花が勝ったんです。

若乃花が相撲界に入門したのも、将来が期待できる貴乃花を守る壁としての位置付けであり、成績を残していた割に周囲からの期待がされていなかった若乃花が勝ったことから「八百長なのでは」と言われ続けていました。

そのせいか否か、1996年9月場所の後、背筋の肉離れを起こした貴乃花は成績を残せなくなり、若乃花も不安定な試合を見せ続け、結果的に兄弟優勝決定戦以降、相撲界での地位も変わってしまいます。

貴乃花は徐々に若乃花との距離を置き始め、若乃花もあまり歩み寄った態度を取れなくなったようです。

さらに、1998年に貴乃花が「若乃花には相撲の基本がない」といった発言をし、関係が悪いことが露見しました。

ただ、当時のことを貴乃花は語っていませんが、若乃花は何度かインタビューで答えていて、優勝決定戦の時に自分が勝ったことによって、貴乃花のプライドが壊れたと話しています。

そこから、若乃花に対して冷たい態度をとったり、なにかと突っかかってくるような態度をとってきたから、疎遠になったということでした。

貴乃花の言い分もあるでしょうが、若乃花は「負けたいくらいだったのに、結局勝ってしまった」という発言をしているので、なんとも闇が深そうです。

相撲も若乃花は本当はやりたくなかったのに、弟のためにやることが決まったとか横綱になったら引退して好きなことをさせてもらうという約束をしていたなどと話しています。

このことが本当であれば、貴乃花からすれば「好きでもない相撲で成績を残している若乃花」を見ていて良い気分はしないでしょうし、そんなあいてに負けたとなればプライドは崩壊してもおかしくありません。

もともと、先に横綱になったのは貴乃花であり、若乃花は大関どまりでした。

若乃花は八百長問題を否定していますが、実際多くの八百長事件がある相撲界なので長男である若乃花を横綱にという思いから八百長が起きても不思議ではありません。

ただ、貴乃花の普段の相撲スタイルは相撲界の体質とは逸しているので、八百長を言われたとしても素直に従うとも思えないので、ガチンコだったと信じたいです。

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遺産相続

1995年以降、徐々に兄弟の溝が深まった頃、もう1つ兄弟の確執がわかる出来事がありました。

それは、2005年5月に父親が亡くなった際に葬儀の喪主は誰が行うのか、遺産問題について貴乃花から発言があったことが発端です。

一切発言をしない若乃花とは対照的に、貴乃花は多くのテレビ番組に出演し、若乃花を批判しまくりました。

「兄に年寄株を買い取れと言われた」「父の遺産が行方不明」「相撲を辞めた人間のくせに」などなど、兄弟とは思えないような発言が相次ぎましたが、この件については一切若乃花側が口を開くことはありませんでした。

遺産というのは、実に5億円から10億円とも言える膨大な額だったので、どのように兄弟で分与するのかと注目を集めていました。

貴乃花の攻撃的な口調も遺産問題で揉めているのでは?という憶測を呼びましたが、結果的に若乃花は父親の遺産を全て放棄しています。

意外な展開にマスコミも驚いた様子でしたが、もっとも驚いたのはどうやら貴乃花本人のようで、何も知らなかったとのことです。

若乃花が遺産相続放棄を決めたのは、なんと自分が各界を去る頃。

当時の二子山親方と話して決めていたことであり、もともと自分は自分の道を歩く決意をしていたから、部屋を継承する人が全てを相続した方が良い、という考えのもとだったと。

つまり、最初から貴乃花に遺産を相続してもらう気持ちでいたというわけです。

葬儀では喪主として長男の務めを果たした若乃花は、全てから解放されたかったのかもしれません。

どおりで、貴乃花が何を言っても反論等しなかったわけです。


ここでちょっとかっこ悪い印象になってしまったのは、貴乃花。

何も知らなかったとは言え、当時はなかなか過激な発言を繰り返していただけあって、拍子抜けしたのではないでしょうか。

貴乃花ファンの私も、さすがに株が下がりました。

若乃花の相続放棄を知った後、貴乃花は「自分に何の連絡もなく、勝手に報道機関に連絡をした」と不快感をあらわにし、相続放棄したことによって、兄弟絶縁騒動を鎮火させようとしている姿勢にも反論しました。

結局、なかなか分かり合えない深い溝が、2人の間にできてしまったことがわかります。

周囲の人は当時、遺産放棄までしている若乃花に対して攻撃的になっている貴乃花に対して「意固地になっている」と否定的な意見も多かったです。

頑固と潔癖は紙一重。貴乃花はうーんもうどっちがどっちなんだか^^;。

ただ、少し思うのは、遺産問題というのは非常にデリケートな問題で、双方で話をすることが難しいという場合でも、弁護士を通すなどして兄弟間で話し合いの場を設けるのは筋だったんじゃないかなぁと。

こうした、若乃花の行動はより貴乃花の気持ちを逆なでしたのでは?と思えてなりません。

まとめ:生きてくれてるだけでファン丸儲け(´;ω;`)

それにしても最近の貴乃花、本当に変わっています。

背負っていた重い「憑き物」がとれた感じで、かなりさっぱりした印象で次の人生に歩みだそうという意気込みが感じられて、ファンとしては嬉しいです。

少し前までは本当に自●してしまうのかと思うくらい、あらゆるものを失ってしまった貴乃花。

名も実も揃ったまさに「大横綱」、風格というか威厳というか威圧感がすごかったのですが、最近の雰囲気がたいへん柔和になってきて、ああ貴乃花本当に変わろうとしてるんだ、という姿勢が伝わってきます。

あのプライドの高い人が、自分のスタイルを変えるなど、深い葛藤がなかったはずがありません。

血縁の確執は根深いものとは思いますが、一生続く関係は、それだけ良くも悪くも変化する時間はたくさんあるということですので、協力しあえる関係になって欲しいと思います。

政界入りの布石ですよ!ね、貴乃花!!

【参考】

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