10年くらい前、超絶美青年タレントがいきなり本を出版し、大ベストセラーになったことがありました。
その本の名前は「KAGEROU」。
「執筆活動をしたい」として芸能事務所の研音を退職した俳優の水嶋ヒロが、2010年第5回ポプラ社小説大賞の大賞に選ばれました。
ちなみに賞金は2000万円でしたが、彼はこれを辞退。
しかし処女作『KAGEROU』は、出版されるやいなや大ベストセラーになり、発行部数は100万部、印税収入は最低1億円に達したとか。
その後、アメリカに行って事業をしていると聞いてまいましたが、最近また芸能界に戻ってきたようです。
彼はどんな人なのでしょう?
【参考】
のん・能年玲奈の現在は?事務所の和解進まず いだてん復活無理か
水嶋ヒロの基本情報
水島ヒロと言えばイケメン俳優ブームで大ブレイクしたというイメージが強いですよね。
モデルとして芸能界デビューし、段々と俳優業にも進出。
そして、イケメン俳優の登竜門とも言われる特撮ヒーローものを通ってからブレイクするという、優等生コースを歩んでいたのは割と知られています。
特撮ヒーローでは「仮面ライダーカブト」を演じており、平成ライダーの一人として、子どもやその母親からの人気を博していました。
全盛期時代のヒット作は、ドラマなら「メイちゃんの執事」や「東京DOG」映画なら「ドロップ」や「BECK」「黒執事」なども記憶に新しいのではないでしょうか。
特に「黒執事」については、共同プロデューサーとして本名である「齊藤智裕」としてクレジットされていた事でも話題になりましたっけ。
ずっと見たかった黒執事映画見たんだけどやはり水嶋ヒロが好きすぎてストーリーが最高に入ってこなかったいや良きストーリーだったけど賛否色々あったみたいだけど私は良きだと思いましたとにかく水嶋ヒロがすごいのでまた見てない人いたらみて水嶋ヒロアマゾンプライムでみれますとにかく水嶋ヒロが良 pic.twitter.com/7BiupQAdHb
— おいかわ❄️ (@oikw_kyo) January 4, 2018
私もこれDVDで観たんですけどね、剛力彩芽のミスキャストは計算のうちとして、「ここ尺長すぎ」とか「そこそんなに丁寧に描写しなくていいとこだろ」とか「もっと水嶋ヒロ映せよ」とか思う内容で、結論としては、ゲド戦記、キャシャーンに続く典型的な「オレにハサミを持たせろ映画」でした。
ドラマにしろ映画にしろ、端正で整った少女漫画のような顔立ちから、漫画の実写化作品に多く起用されている印象が強い俳優でもあります。
さらに本名で投稿した小説「KAGEROU」はポプラ社社説大賞を受賞するなど小説家としての才能も開花し、正に「天は二物を与える」といったマルチな才能を発揮し、日本国中の嫉妬をその身に受け、大バッシングに発展。
しかし『黒執事』興行収入は6億100万円と決して成功したとは言えず、その後の俳優としての仕事もなく、執筆活動にしても処女作『KAGEROU』のみで作家として活躍しているわけでもなく、開店休業になってしまいました。
妻は絢香で子供は2人
↑↑↑インスタや公式ブログは、本人はもちろん娘ちゃんの写真でいっぱい。
私生活では、歌手でタレントの絢香と結婚している事でも有名ですよね。
そのなれそめは、絢香のデビューお披露目ライブです。
もともと2人は当時同じ「研音」という芸能事務所に所属しており、一説によると水嶋ヒロは、第一印象から絢香に好印象を抱いていたとか。
雑誌の対談をきっかけに急接近。
お付き合いに発展して2009年に結婚し、2015年には第一子誕生(女の子)、2019年には第二子妊娠をSNSで報告しています。
ちなみにお付き合いから結婚までは8ヵ月というスピード結婚でした。
ちなみに、端正な顔立ちからハーフではないかという噂も絶えない水嶋ヒロですが、ご両親は日本人なので、実はハーフではありません。
しかし幼少期はスイス・チューリッヒのインターナショナルスクールで小学校卒業までの期間を過ごしていた帰国子女である事から、立ち振る舞いなどが外国人のようにスマートですし、ホリの深い顔立ちも相まって、ハーフに見えるだけという。
慶応技術大学情報学部卒業で、中学・高校時代はサッカーをしており全国高等学校サッカー選手権大会への出場経験もあるなど、まさにリアル王子様として全盛期には世の女性達を虜にしていました。
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芸能界を去ったあと何をしていたの?
絢香との結婚後、2010年に所属していた事務所「研音」を退社し、研音側は「執筆活動に専念するため」とのコメントを発表していました。
しかし絢香との結婚がかなり強行で、事務所には事後報告だった事なども相まって、様々な憶測が流れました。
実際、「KAGEROU」は退社後に受賞しているので、執筆活動をしていたという点では疑うポイントはありませんが、それ以降の俳優活動はほとんど無いに等しいです。
電撃引退との報道が流れましたが、随所で引退を否定するコメントも上がっていました。
絢香と結婚して以降メディアへの露出が大きく減った事から「専業主夫になったのか?」という噂も出ましたが、実はアメリカドラマに出演したり実業家として活躍したりと、仕事に子育てに奔走していたようです。
2011年には『KAGEROU』の印税収入一億円と絢香の著作権印税収入もあわせ、家賃100万円を超える超豪華マンションに転居。
なんと、エントランスには24時間体制でバイリンガルのコンシェルジュが2名常駐しており、さらに共用スペースにはホームパーティーができるキッチンラウンジ、キッズルーム、フィットネスルーム、日光浴を楽しめる屋上テラスという、いたれりつくせりの設備が整えられいるとか。
2016年からは絢香と共に会社を立ち上げて経営に着手、現在ではその共同名義の会社から独立し「株式会社3rd i connections」を設立。
水嶋ヒロは、妻である絢香の原盤権、著作権印税、原盤印税、アーティスト印税の権利を、すべてこの会社に持たせています。
絢香はアルバムを出せば、3億円は下らない収入があるとも言われてる才能豊かな歌手であることはご存知の通りで、2015年に第1子を出産してから絢香は精力的に全国ツアーを始め、歌手活動を本格的に再開。
ますます水嶋は育児に専念せざるを得なくなり、家族のために俳優復帰を急ぐ理由もなく、優雅な「印税イクメン生活」が送れるため、「水嶋ヒモ」などと揶揄されていました。
実業家に転身してたけど迷走中
しかし、水嶋ヒロは主夫で終わる人ではありませんでした。
自社経営だけでなく、2016年には「株式会社じげん」のチーフ・ライフスタイル・オフィサーに就任。
こちらは転職・求人サイトなどを運営する会社ですが……水嶋ヒロの引退時は俳優業よりクリエイターのような仕事をしたいようだったのです。
この肩書きでシャンプー、ボクサーパンツをブランド発売して、実業家として触れ込んでおりましたが……彼の活動には一貫性がなく、何をやりたいのかがよくわかりません。
2019年には「株式会社FIREBUG」のコンテンツプロデューサーに就任。
<株式会社FIREBUGのHPより>
この会社の事業内容は、
・スタートアップ企業を中心にマーケティング・PR支援を行うビジネスコンテンツ事業、
・アーティストやクリエイターのプロデュースを行うアーティストパートナー事業、
・テレビやYouTubeなどさまざまなチャネルで番組制作を行うメディアコンテンツ事業
を展開するコンテンツスタジオです。
まあ、ぶっちゃけ何をやってるのかよくわかりませんが…。
まあこのように水嶋ヒロは多彩な才能を活かして様々な事業に手を出しており、更には投資家としての顔も持っているようです。
たびたびSNSで育児の様子や日常を発信しており、そこからは小まめなイクメンのイメージが強く、今でも女性ファンから根強い人気を博しています。
メディアに出演しなくとも、フォロワー数は2019年5月現在84万7千人のフォロワーを持っており、その影響力には目を見張るものが。
お子さんの可愛らしい写真が度々投稿されており、センスの良いオシャレで愛に満ちた写真には毎回多くのコメントやイイネが送られています。
時にはSNSのコメント上でファンとやり取りする事もあるようで、そんな「遠くて近い存在」だからこそ今もファンは水島ヒロを愛し続けているのかもしれませんね。
最近では、水島ヒロが携わる会社のプロモーションなどで表舞台に出て来ることも時折あるようです。
しかしただ一言言えるのは、全盛期であった2009年頃から早10年が経過しようとしているにも関わらず相変わらず「イケメン」という言葉しか出てこないという事。
水島ヒロは俳優としての一線を退いてもなお、今現在を全力で生きているからこそ、いつまでも変わらず周りを魅了し続けるのかもしれません。
まとめ:芸能事務所とケンカしちゃってイケメンを生かせない人
水嶋ヒロはどちらかというと現在は「絢香の夫」ポジションであり、絢香の話題に関連付けて思い出されることが多いです。
現在、絢香は第2子を妊娠中で、2019年秋頃出産予定とか。
2010年に発表された水嶋ヒロの処女作『KAGEROU』は、転向発表から1ヵ月での受賞を「不自然だ」と疑問視する声が上がり、「水嶋バッシング」へとつながりました。
その後も執筆活動は続けていたようですが、本にできるレベルではなく、2作目は現在も発表されていません。
もともと、『KAGEROU』の作品の評価はあんまり高くなかったようなので、もう作家になることは諦めているみたいです。
芸能界に戻ってきたいようですが、研音の退職経緯が穏やかではなかったので、テレビなどの枠がとれず、現在はぶっちゃけ「あんまりパッとしない実業家」に落ち着いています。
まあね、芸能事務所とケンカしてしまったら、のん(能年玲奈)のようになってしまいますからね……。
しかしイクイケメンぶりだけは相変わらずなので、またドラマや映画の最前線に戻ってきてもらいたいものですが、超大手の研音とケンカしちゃったので、芸能界復帰は事実上無理でしょう。
その特異なルックスは、2.5次元の舞台俳優としてはかなりマッチしているのではないかと思うのですが、どうでしょうか。
【参考】
のん・能年玲奈の現在は?事務所の和解進まず いだてん復活無理か
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