漫画「逃げ恥」続編第48話ネタバレ感想!いっそ休業しようよ百合ちゃん!

海野つなみさんよくぞ問題提起してくださった!!!!

と、思わず膝を叩きなくなるほどの連載第48回「逃げ恥」。

出産予定日まであと21週まで迫ったみくりさんと平匡さん夫婦の周囲は、現代の現実が次々と押し寄せてきます。

ふたりはお互いをサポートし、友人や血縁の協力や応援を得ながらも、これらをどのように切り抜けていくのでしょうか。




第48話「となりが家事でもまず一服」

つわり地獄から復活したみくりさん、さっそく百合ちゃんに会いに行きます。

なんとゆりちゃん、子宮体がんのステージⅡ。

1~2週間、大学病院に転院氏、入院手術を受けることになりました。

手術内容は、子宮全摘。

しかし外資系企業のバリキャリである百合ちゃんには資金力があり、健康保険適用外となる腹腔橋(ふくくうきょう)手術を受けることができます。

手術費用は80万円と、けっこう高い。

上質の医療を受けることができるというのは、今までしっかり働いてきたからこそでもありますよね。

しかし、

「結局、一度も使わずになくなっちゃうよ……」

ここの百合ちゃんの、切ない顔がまたいいんですよねえ。

頬杖をついて寂しそうに呟いているのですが、百合ちゃんの手に、年齢が感じられるんです。

百合ちゃんはもう閉経している年齢で、もう子供は望めません。

それでも女性として生まれたからには、女性特有の器官である子宮が身体からなくなるというのは、誤解を恐れずに言えば「女性として終わった」感が強く出てきてしまうものだと思います。

そんな百合ちゃんのどうしようもない喪失感を、ハグしてパワー注入し、癒すみくりさん。

今月の沼田会

場面は変わって沼田会。

いつもの顔ぶれが揃ってますが、おお今回はみくりさんのサポートからひとまず解放された平匡さんと、風見くんが復活です!

平匡さんの会社の外注を、「ヨリッツ」で快く引き受ける沼田さん。

風見くんも転職したがってる様子です。

「みくりさんにもしばらく会ってないなあ」の流れで風見くんが元恋人の百合ちゃんのことを、さりげなく「百合さんも元気ですか」と振ります。

一瞬答えに詰まる平匡さん。

子宮体がんという女性特有のデリケートな病気のことを、赤の他人の風見くんに話していいのかどうか迷ってます(※平匡さんとみくりさんは、百合ちゃんと風見くんが恋人同士だったことを知りません)。

その様子を、風見くんは黙って見ていますが……。

戌の日ミッション

安定期に入った妊娠5ヶ月目の「戌の日」に、「帯祝い」と呼ばれる安産祈願の行事があります。

戌の日に行う理由は、犬はお産が軽く多産であることから、昔から安産の象徴とされていたためです。

帯祝いは安産を祈って腹帯を妊婦に贈る習わしですが、今は現代、平匡さんの両親が新居を訪れ、一緒に瓦そばを食べながら、お祝いをしています。

瓦そばは、平匡さんの故郷である山口県の郷土料理です。

↓↓↓


平匡さんは父親から

「家族を持つことは、結局は男の責任なんだよ。黙って耐えないといけない時もあるんだよ」

とアドバイスを受けますが、家事など何もできなかった理系男子の平匡さんが、しっかり料理を覚えていることに両親はびっくり。

みくりさんに

「夫婦はお互いがサポートチームです、よね^^」

という、現代の価値観を提示され、頼もしいなと安心して帰途についていきます。

みくりさんお疲れ様でした。

平匡さんが既婚者であることが雨山さんにやっと判明

さて次は、平匡さんが育休休暇を取得を希望するシーン。

妊娠しまして、10月後半から育休を取ろうと思ってます。

ここでやっと平匡さんさんが既婚、しかも一回り年下の妻を持つ妻帯者であることを初めて知った雨山さん(35歳独身女性)。

たいへんなショックを受ける雨山さんですが、

私、もしかして津崎さんのことをちょっと安く見ていたのかもしれない。

まあ、40にもなって独身だと、たいていは何かあるなと思われても仕方のないことではありますが。

雨山さん、どうやら平匡さんなら35歳の自分でもいけるんじゃないかと思っていたようです。

うーん、気持ちはわかりますが、ちょっとここから不穏な感じに。

雨山さんは、「平匡さんの奥さんがうらやましい」というふうに考えてしまいます。

うらやましい。うらやましい……!

……女の嫉妬は恐ろしいです。

次号、大丈夫かみくりさん?!

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男性の育休は罪なのか

お次は平匡さんの会社のパワハラモラハラ担当・灰原さん。

平匡さんは会社で「1ヶ月ほど育休を取得する予定」と伝えたところ、即座に「いや、無理っしょ!」と、実に昭和の反応。

「男が育休とってもやることなんてないでしょ。男の場合だいたい1週間が妥当なラインじゃないの?」

と、きれいにオーソドックスな一般的な反応を返してくれます。

「津崎さんがいなきゃこの案件どうなるのよ!」

「いやいやいや、そもそも津崎さんが前例になってみんなそんなに休むようになったら仕事にならなくない?」

あーこういう圧力のかけかたするんだなー。

みくりさんの会社でも似たような会話が繰り返されていて、「夫に1ヶ月ほど育休を取ってもらうよう頼んでいるんですが…」と話したところ、会社の人(男性)は次のように答えます。

「えー男でもそんな休めるんだ! いい会社ですね。うちで育休取るとかいうやつは仕事なめてるよねって言われますよ」

(私的に)ここ最近で逃げ恥続編最大のヤマ場、

そもそも、仕事を休めないっていうこと自体が、異常じゃないですかね??

という問題提起がされるわけです。

そもそも育休は育児・介護休業法に規定がある労働者のれっきとした権利で、男女ともに取得できます。

確かに男性側にはまだまだ利用に遠慮があるところですが、もともと原則1年まで取得権利があるところを、平匡さんは慎ましく「1ヶ月」と言っているのですよ(まあ、私も本音は取得時期には配慮してほしいなあとは思うところですが)。

1ヶ月くらい前例にしてもいいと思うんだけどなあ……必ず両親がサポートしてくれる人ばかりじゃないし、夫婦共働きなのですから、奥さんが一番大変な時に1ヶ月くらいサポートさせてあげてもいいのに。

今週の百合ちゃんと風見くん

今回も百合ちゃんと風見くんの直接の絡みはなかったわけですが、次回あたり、風見くんから連絡がないかなーと思ってます。

風見くんが「百合さん元気?」と質問した時に、平匡さんがあからさまに不審な態度だったから。

鋭い風見くんは、何か気づいてたんじゃないかなーと。

つーかむしろ気づけ!気づいてくれ風見くん!!

そして来月こそメール送信ボタンをポチするんだ!!!

確かに子宮がなくなってしまうのは悲しいことですし、私も実際に百合ちゃんと同じ境遇になったら、がっかり来てしまうと思います。

しかし、「一度も使わずに」という点については、別に落ち込むところじゃないと思うんです。

個人の価値観によりますが、子供をつくらなかったことでたくさん好きな仕事ができて、その分自分で自由に使えるお金もできて、いざという時にきちんとした医療を受けられるというのは、それはそれで素晴らしいこと。

子供を作らないことは、現代の賢い生き方の選択だとさえ私は思います。

まとめ:一生に一度は休職しようぜ

第48話のタイトル「となりが家事でもまず一服」とは、隣に火事があれば我が家にも燃え移るかもしれない。そんなあわただしい時でも休息は必要だという意味。

忙しい最中に休憩しようとする時などに使う言葉です。

今回、平匡さんとみくりさんのセリフを借りて、作者の海野つなみさんは

「仕事を全く休めないこと自体が異常では?」

という問題提起をしています。

いやそうだよね、その通りですよ。仕事を一定期間休めないなんておかしいよ。

生涯のうち定年まで40年、これからは70歳までの50年間働けって政府は言ってるんですよ、その間ずっと休みなしで働き続けねばならない(特にサラリーマン)、なんておかしーよ。

産休や育休、もしくは病気をきっかけに、長居キャリアの間に1年か2年くらい、休業期間をもうけることが普通になってもおかしくないと思うんですけどね。

産休などの理由がなくても個人的都合なら無給でもいいから、長い人生のうち、いちど仕事のない期間があってもいいんじゃないかなあ。

私は病気で休職したことがありますが、すごく良かったですよ、人生の別の道が開けました。

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コメント

  1. せるしあ より:

    このタイミングに小さい子供ネズミサイズを育てるお父さんの記事が。
    小さい子供でも百合ちゃんの子宮にいたらいいなと思いました。双子だったら
    さらによし。。

  2. せるきち より:

    でも考えたらどんな病期であれ妊娠であれ百合ちゃんは入院なんかしないから、癌だとでも言わないとだめかもですねそしてがんでなく妊娠の場合同級生の看護婦さんが気を使って入院させ中医学に詳しい先生に診てもらえば妊婦の脈ころころした脈に気づき
    みくりもやっさんもその脈に経験者は気づいているでしょう。働きすぎの高齢の百合ちゃんおなかで子供が大きくならないような気も。入院しなければ病気もわるくなってしまいそうですもんね。