８月１２日に大阪府警富田林署で勾留中だった樋田淳也容疑者（３０）が逃走した事件で、大阪府警が加重逃走容疑で全国に指名手配していた樋田容疑者が山口県周南市内で２９日に確保されました。
逮捕された場所は、なんと山口県！
これから寒くなるので、南に向かっていたのでしょう。
道の駅「ソレーネ周南」でおモチなど１０５３円相当を万引きしていたところを、店員が窃盗容疑で逮捕したとのことです。
具体的には、
・バターもち一袋
・ロースとんかつ
・缶コーヒー
・紅茶
・菓子パン
ひったくりで奪ったお金も底を尽き、家族など支援してくれる人ももういなくなっていたことがうかがえます。
たぶん台風に備えて食料を確保したかったのでしょう、台風が来る前に捕まって良かったと思います。
二日分くらいの食料です、お腹すいてたんでしょうねえ。
所持金は２８０円だったそうです。
４８日間の逃走劇でした。
山口県の県警本部は山口市にありますが、台風が迫っているので、一番近い地元の周南市警察署に護送され、拘置されているのでしょうか。
【参考】
富田林逃走経路は?樋田淳也容疑者の1000kmの距離をまとめてみた
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道の駅「ソレーネ周南」
逮捕現場は、山口県周南市の国道２号線沿いにある道の駅「ソレーネ周南」。
近くに高速道路や山陽新幹線が通ってますが、そちらではなく普通の国道沿いにあるパーキングエリアです。
樋田淳也は上が青、下が黒のウインドブレーカーを着ており、短髪で帽子とサングラスをかけて入店。
店外に出て、スポーツタイプの自転車に乗ろうとしたため、「会計がまだですよ」と声を掛けると「財布を取りにいっただけ」と従わず、従業員らともみ合いになりました。
事務所に引き入れられてからも「トイレに行く」と逃げようとし、万引きＧメンを含む従業員数人で阻止したとのこと。
店員さんグッジョブです！！
↓↓↓場所はこちら。
高速道路なら高速バスを使って移動していたと考えられますが、ここは普通の一般道です。
この近くに新幹線の駅はありません。
どうも、富田林脱走一時間後に大阪府羽曳野市で盗んだ自転車でずっと移動していました。
ここまで巧みに逃亡続けてたのに、万引きの現行犯というのもちょっとあっけないですね。
市橋達也と同じように、沖縄の離島で冬を越すつもりだったのでしょうか。
懸賞金は合計５００万円！！
懸賞金は合計５００万円！
↑↑↑ソレーネ周南の店内風景
大阪府の建設会社が３００万円の懸賞金をかけており、さらに大阪府警ＯＢが、上限２００万円の私的懸賞金制度を設定しています。
逮捕につながる有力な情報に支払われ、総額で５００万円が有力情報を提供した人に支払われる予定です。
樋田淳也は店員（万引きGメン？）に取り押さえられたようですが、この人たちが懸賞金をもらえるのでしょうか？
大阪府警ＯＢがお金をかき集めてつくった私的懸賞金制度は、樋田淳也のためだけに「加重逃走事件捜査に協力する会謝礼金提供規約」を作成しており、『謝礼金の額は、200万円を限度とし、寄与の度合いにより減額することを留保する。謝礼金の支払いは提供者の意向を確認して決定する。』とあります。
これによると懸賞金をもらえないケースは以下のとおり。
(1) 匿名であるなどのため個人の特定ができない者 ⇒該当せず
(2) 警察職員 ⇒もちろん該当せず
(3) 被疑者本人、共犯者及び情報を入手する過程において犯罪行為その他公共の安全と秩序を害する行為を行ったと認められる者。 ⇒該当せず
(4) その他謝礼金の支払を受けることが社会通念上適当でないと認められる者。 ⇒該当せず
少なくとも大阪府警ＯＢの懸賞金については、減額すべき案件ではないですよね。
大阪府警をはじめとした警察関係者がまったく寄与していないことで税金を無駄に使っていないのですから、気前よく支払ったらどうでしょうか。
ちゃんと例を作っておかないと、誰も捕まえてくれなくなります。
樋田淳也の身柄を確保した時の状況はまだわかりませんが、複数で取り押さえた場合は、２００万円は関係者で分割されます。
なにがなんでも大阪府警が捕まえなきゃならなかったのに、面目丸つぶれです。
これ以上評判を地に落とすようなことをしないでほしいです。
ソレーネ周南の店員でかした！
誰か偉い人、感謝状出してください！
ソレーネ周南は、赤字続きで青息吐息だったみたいです。
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建設会社ルーカスの懸賞金300万円 ⇒ 見送り
８月２５日、大阪市生野区の建設会社「ルーカス」が、懸賞金３００万円を出すことを呼びかけました。
ＨＰを開設していないので詳細はわかりませんが、会社の所在地である生野区で、樋田容疑者かと思われるひったくり事件が頻繁にあったためです。
「地元住民の安心のためなら、300万円なんて安いもの。知り合いの警察官にも相談し、許可は取っている」とのことで、逮捕につながる情報が同社に寄せられた場合、懸賞金を出すことにしたのです。
なんとも男前な心意気にあふれる社員の有志から1人３０万円、最終的に１０人が手を挙げ、合計３００万円になりました。
すごいですね！
生野区の住民を守るため、樋田容疑者逮捕につながる有力情報を寄せてくれた人に対して支払うという趣旨で、住民の不安に身銭を切った民間企業が出現した形です。
情報が次々と寄せられているそうです。
（10月9日追記）
この会社の従業員によると、逮捕の経緯が当初の趣旨と違うことから、支払いを見送るという結論になりました。
懸賞金支払いの理由が、大阪市生野区の周辺住民の不安解消のために、ということでしたから、妥当なだと思います。
大阪府警ＯＢ ⇒ 検討中
いっぽう、メインである大阪府警ＯＢが９月１１日にかけた懸賞金２００万円。
「ルーカス」は有志１０人×1人１０万円＝３００万円の予算でしたが、ところで府警ＯＢは有志何人で２００万円になったんですかね？？
現段階では、ソレーネ周南の取り押さえについては、当初は万引犯としての逮捕・通報だったため、「基準対象外」の可能性があるとのこと。
まだ検討中の段階で、あくまで府警ＯＢの私的謝礼金なので、ＯＢ会が決めることになります。
いやあのう、これはちゃんと払ったほうがいいですよ。
地に落ちた評判がさらに奈落の底に穴掘りますよ。
もうすこし柔軟に対応してもらえないものでしょうか……。
【参考】
富田林逃走経路は?樋田淳也容疑者の1000kmの距離をまとめてみた
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