イケダハヤト批判炎上 部活動レベルとはいえサロン合併は裏切り

イケダハヤトさんをご存知ですか?

SNSの炎上手法をうまく利用して独自のネットビジネススタイルをぶち上げた、平成末期を代表するプロブロガーさんです。

私は海外移住希望者ですが、国内でも拠点移動のためアンテナを張っているので、会社を退職して高知県に移住したイケハヤさんのノマド的なライフスタイルを応援していました。

「脱社畜」という言葉のなんと甘美なことか。

モラハラやパワハラで疲弊していた数年前の私は、イケハヤさんのツイートを一時期よく読んで元気をもらっていました。

しかし当時の私は、彼が推奨する商材やメソッドを、すぐに購入する気にはなれませんでした。

あまりにネットビジネスの先端を行っている人なので、「こんなふうになれるわけないから、私にもできるもう少し現実的な方法探してから、もう一度アクセスしてみよう」と考えたため、かえって視界に入ってこなかったんですよね(笑)。

しかし最近、今までとは違う炎上のしかたをしてきましたね。

【参考】

はあちゅうの経歴と収入は?今までのネット炎上事件の内容は?

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イケダハヤトのプロフィール

何はともあれ、まずはプロフィールを。

生誕 池田 勇人(イケダ・ハヤト)
1986年5月24日(2019年で33歳)
神奈川県横浜市戸塚区
国籍 日本
家族 妻・娘2人
職業 プロブロガー、ライター、金融商品営業マン

イケダハヤトさんは、サラリーマンをディスり、アンチを挑発するツイートを頻繁に流し、SNSを炎上させることで注目を浴び、発言力や影響力を高めていきました。

特に会社勤めで精神的に弱っている人をターゲットに甘い言葉を仕掛け、もしほいほい退職してしまったらその後の本当のリスクには触れず、「楽になる行動」だけを促してお金を吸い上げています。

収入が増えず、サラリーマンのメリットがなくなってきている今では、「楽に稼げて退職できるよ!」といった理由で脱社畜をそそのかしてくる人の言葉は、実に響きます。

私はスピよりサロンの方に傾きかけていました。あ、あぶなかったあ……(汗)。

スピリチュアルが好きな人って、地に足がついていないフワフワした人が多いなあ…と感じてきましたが、スピリチュアルに限らず、こういったプロブロガーさんのサロンも同じですね。

これは実にバランスの問題で、精神性と身体性(実際的な知識経験)、どちらかだけに偏ることが良くないのです。

精神性ばかりでふわっふわになるのも問題ですが、脳筋鍛えて「頭でっかち」、身体性を重視しすぎて「体育会系オラオラオラオラ」になってしまっても、現実社会では生きづらい。

何かに偏ると、妄想やSNSの中でしか生きられない口先だけの人になってしまい、カモをケムに巻いて延命するだけで、本当にやりたいことを現実化できないまま人生が終わってしまいます。

心豊かに地に足をつけて、実際的な知識や経験を身体的に刻んでいくことで、はじめて何らかの願いが現実化できるんです。

それはネットの中でメインを生きるプロブロガーさんたちも変わらないです。

フワッと「祈ります☆」、なんとなく「起業しよう♫」なんて言ってたって、お前はどこの安倍昭恵だ!で終わっちゃうんだよ。

「フワッと」禁止!!

「なんとなく」ダメ絶対!!!

たしかな土台を持つことが、人生に安らぎや充実感をもたらすことになるはずです。

土台を失うからこそ不安を抱え、不安を打ち消そうとして強欲になったり、銭ゲバになったりすることがあります。

しかし、お金はその土台にはなりえないと思います。

流通させてこそ意味があるお金は、人生を支える土台になりはしないのです。

だから私は、多少はSNSを炎上させて稼ぐ手法を選択したとはいえ、高知という地方に「人生の土台」を築こうとしていたイケハヤさんを応援していました。

なのに、どうしてこうなった。

イケハヤさんはどんどん方向性がおかしくなっていき、もはや「高知」というキーワードが何ら意味をなさないカネの亡者に変貌。

イケハヤさんの高知におけるいろいろは、マダムユキさんのブログに詳しく書いています。ゆきさんは、リアル世界のイケハヤ夫妻の実像を知る方です。

このブログを読む限り、イケハヤさんは移住における対応を、あちこちで間違ってしまったようです。

ツイートの内容を見ていると、SNS内で自我を肥大させるばかりで現実世界のコミュ力は低く、やっぱり「頭でっかち」だったんですかね……。

やることなすこと言うこと空虚で、風船みたいです。

リュシータ・トエル・ウル・ラピュタがもう32年前に言ってるじゃないですか、

「どれだけSNSが進歩しても、かわいそうなサロン生を犠牲にしても、人は現実世界をおそろかにしては生きていけないのよ!」

と(違)。

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イケハヤさんのサロン合併炎上

2019年1月1日、イケハヤさん、はあちゅうさん、正田圭さんという3人のプロブロガーそれぞれが運営するサロンが合体、「脱社畜サロン」になりました。

イケハヤさんのことはたまにツイートを眺める程度で、何か話題になっていても「ああまた炎上させて商売しているな」程度で流していたのですが……。

このサロン合体ニュースで非常な違和感を感じたため、年明けから少し注視していました。

「??」と首をかしげていた1月9日、「えらいてんちょうさん」という方が、脱社畜サロンの正田さんの経歴の「2~3桁億円のM&AをメインとしたM&Aコンサル会社」に疑義を呈したことから、SNSが今までにない大炎上。

ツイッターのプロフを盛っていたようなのですが、このことについて質問したサロン生やツイッター民を、イケハヤさんは何の説明もせず、無言で次々とブロックしていったのです。

イケハヤさんの社会性と誠実さとコミュ力が、救いようがないくらい貧しいことがバレッバレ。

その流れで、私が抱いてモヤモヤしていた違和感を的確に言語化してくれたツイートが流れてきました。

アメリカのロックバンド「KISS」の哲学

長くなりますが、この方のツイートを、少し読みやすいように修正・少々加筆させていただきながら、引用します。

—————————————–

「KISS」は、1970年代初頭にデビューし、ヒット曲を連発、現在に至るまでハードロックの頂点に君臨し続けるロックバンド。

他の有名なバンドより音楽性の面では尊敬されていないのかも知れませんが、彼らは商売が上手いことで有名です。

リーダー格のジーン・シモンズ(69)の個人資産は326億円と言われています。

アメリカのウォール街や実業界でも「KISS」は尊敬される存在なのです。なぜ彼らは尊敬されるのでしょうか?

それは、彼はキャラクタービジネス、ブランドビジネスの可能性にいち早く気づき、ブランド・アイデンティティーを熟知し、ビジネス化した先駆者だからです。

ライセンス商品、権利管理、分配などを自ら担当、バンドの象徴であるフェイスペイントをいち早く商標登録しました。

KISSのライセンス商品は3000点あり、コンドームから棺桶まで。

また、プロのスポーツチーム、レストラン・チェーン、金融ベンチャー、レコードレーベルなどの事業も手がけます。

近年は富裕層顧客を対象にした保険会社「クール・スプリングス」なども経営しています。

アーティストとしてだけでなく、スゴ腕の実業家としても知られているのです。

ジーン・シモンズはとても苦労人です。

彼のお母さんはナチ収容所から生還し、イスラエルへ移住し、そこでジーン・シモンズを生みます。

彼は幼少の頃から野生のフルーツを摘み、それを道ばたの露店で売り、食いつなぎました。

8歳のとき母親とNYに移住し、最初は英語が喋れなかったけれど、TVや漫画に夢中になることでマスター。

色々な職業を転々として、バンドで成功を収める以前に、すでにいろいろな商売の体験をしていて、人生経験が豊富だったのです。

「KISS」がバンドとして成功したとき、ジーン・シモンズが打ち出した哲学は「コアのファンを徹底的に大切にすること」。

「どんなに自分たちが落ち目になり、世間から見放されても、コアの100人のファンに対してしっかりサービスしていれば、彼らがきっと自分たちを盛り立ててくれる」

「KISS」は時として「軽薄なバンドだ」とdisられることも多いです。

でも「KISS」のハードコアなファンは、そういう誹謗中傷に対してバンドメンバーに代わってバンドを擁護し、福音を広めていくのです。

「100人のコアなファンさえ徹底的にサービスし、彼らを裏切らなければ、あとはコミュニティーの力でなんとかなる」

というのが、ジーン・シモンズの哲学です。

ひるがえってイケダハヤトさんやはあちゅうさんのやっていることを見ると、もっともかけがえのないコアなファンを「サロンのM&A」などと言って、あっさりシャッフルして明け渡しています。

ハシゴを外されたファンの身になってみるがいい。

自分がファンを裏切っているから、自己弁護するときも自分でやらないといけない。本当に愛されているのなら、ファンが敵の前に身を投げ出してかばってくれるはず。

イケダハヤトさんやはあちゅうさんは、メンバー数の多さだけを競い、スケールを追求しています。

そこに欠けているのは「コアのファンに対ししっかりサービスする」という視点。

だからサロンが巨大化する。それは空虚です。

この方のツイートを読んだだけで「KISS」のファンになってしまいそうです。

アメリカの実業家と、プロブロガーとは比較にならないかもしれませんが、自分のブランドイメージをつくって、それでビジネスをしている点は同じ。

少なくともKISSにとって、このコアなファンこそが、バンドの土台であり、最後の砦です。

しかしイケハヤさんやはあちゅうさんは、自分たちのブランドに期待を寄せている「ファン」を、悲しいくらい徹底的に金づるとしか見ていないんですよ。

もし私がイケハヤさんのサロンに入っていたとして、途中から「はあちゅうさんや正田さんのところと合併します」と言われてしまったら「は?誰それ?」と思ったはず。

全員がもれなく「カネ」目的でサロンメンバーやってるから目的は同じですが、やっぱり毒の強弱とか、肉食か草食か、株やアフィリがいいのか、ブランド化が優先なのか……そういう細かい属性の違いってあるじゃないですか。

血液型が違う血を混ぜるようなもの。

自分の志向や好みを反映させつつ、「この人がいいな」「この人についていきたいな」とファンになったからこそサロンに入るんです。

好みがまったく違うメンバー同士うまくやっていければいいですが、こんないろいろ煮詰まったデスカレーの中をうまく泳げる人、どのくらいいるんですかね。




サロンにはオーナーのレベル以上の人は来ないとはいえ

赤の他人を通りすがりにあおってみたり、

仕事の実績のケタを盛ったり、

AV男優と結婚したり……

ネットの中だけでも優越的に生きるために、これだけのことをやらなければならないなんて、プロブロガーというのも楽じゃないんですね。

特にはあちゅうさんなんて「人生ぜんぶコンテンツ」だもんな……ネタにならないふつうのサラリーマンとは結婚できないだろうし、まして教養と常識のある男性は、私生活を晒してお金を稼ぐ下品な女性など、はじめから相手にしません。

そんな人生を選択した3人のサロンが合体するときの告知がこれ。

「我ら三者 心を同じくして 援け合い 社畜する者たちを 救わん!」

30代のいい大人がなんちゅう精神年齢の低さだよ。

せめてもっと真面目にやってよ。

今のご時世、せっかくもぐりこんだ会社を辞めるなんて、人生の一大事ですよ。それを不必要にあおってむしりとった他人のカネで遊んでるのか。

イケハヤさんもはあちゅうさんも、そのまんまこのくらいの精神年齢だったのかと、もう幻滅しました。

どういう層がターゲットだったのですかよこのひどいイラストは。

ツイッターではサロンの中身の薄さも話題になっていますが、絶賛中二病まっただなかの中学生相手か、高校生なら納得ですよ。

10代のうちに、少ないお小遣いの中から、どうしようもないムダ金を使って後悔する経験も必要ですが……。

イケハヤさんはインフルエンサーやユーチューバーを名乗っていますが、インフルエンス=影響力であって、これは多くの人が自発的に従いたくなるような人間的魅力がある人のことを指します。

自分の頭で考えず、言われたことをそのまま鵜呑みにするようなリテラシーの低いファンを集めたいのであればYouTubeも有効かもしれませんが、そうでなければ何の意味もありません。

YouTubeの主な視聴者は13歳未満の子供です。

私は子供にアプローチしても仕方ないと思いますし、自分の頭で考えず信者のように言うことを聞く人たちを集めても、まったく面白いと思えません。

カネ使わなくてよかった。

追記:2019年2月3日

脱社畜サロンに変化がありました。

なんと、サロン生の数が半減したというのです。

そりゃそうだわな・・・・・・。

追記:2月21日

あれれのれ。

脱社畜サロンの表紙が差し替えられている!!!

数日前にはすでにこのなんの面白みも変哲もない表紙に変わっていたらしいですが……以前はボロカス言っちゃったけど、あの見る人の肩の力を自動的に抜いてくれる表紙、けっこう好きだったんだけどな……。

ちなみにサロン生は減少の一途をたどっており、現在1285人です。

※3月25日には、1066人まで減少しました。

2019年4月「スキルシェアサロン」に改名

2019年4月、またまたリニューアル。

2019年1月当初は「起業について最初の25mの泳ぎ方を教えます」という趣旨のサロンでしたが、以下に変更。

メンバー、オーナーがそれぞれの「スキル(能力)」をシェアして、 一緒に向上していくための、情報共有・交流を目的としたオンラインサロン。

「どんな人でもみんな、何かの先生になれる」という、 その人に備わった「才能」を信じ、お互いを 尊重しながらギブし合うコミュニティです。

普段の自分の活動範囲のアンテナにはひっかからない、 知識、人脈、刺激などをお互いに持ち寄り、 個々人の活動に役立ててください。

メンバー同士のコラボプロジェクト大歓迎。 スモールコミュニティのオーナー同士、 オンラインサロン同士のコラボ、交流にも ぜひ活用してください。

メンバー数が718名まで減少し、ついに3桁に突入しました。

うーんまあ、最初の心意気は買いますが、世間の厳しさをあまりご存知なかったということでしょうね……。

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ネットビジネスについて

不景気になって終身雇用制がすっかり壊れてしまって、収入をなんとか確保するためにネット界に目を向ける人は多いです。

私もそうでしたが、初心者がたどるルートはおおよそ決まっていて、たいてい富士山から登り始めます。

この無謀な行動は「ネットならラクして稼げる」という誤解に基づくものですが、ネットビジネスもリアルと同様に「コツコツ」です。

もちろん成功する人もいるのですが、そういう人はごくごく少数派で、思ったよりうまくいかなくて離脱する人が大多数。

私もネットでお小遣い稼ぎをするようになってよくわかってきたのですが、SNSで顔出ししてツイートでナマのコメントに触れ合えても、やっぱりサロンオーナーはどこまで行っても「自分たちの養分になってくれる人」を探しているだけですよ。

それに、内容が一般人向けではないので、再現率がとても低いと思います。イケハヤさんと同じことを出来る人がどれくらいいるのでしょうか。

サロンに入ったからといって、この部分をクリアできて、ネットのお小遣い稼ぎがそうそううまくいくとは思えません。

つーか成功していない人同士で交流してどうするんですか^^;。

私も慣れるまでには少し散財しましたが、それでも

・ネットビジネスで海外移住を実現できている人

・申込み前にスカイプで直接対話ができた人

・サロンで不特定多数との交流ができない内気な人

・マンツーマンで質問に回答してくれる人

という、自分とほぼ同じ属性の人を基準に探していたら、かなり良心的なコンサルに出会えましたので、たいへんラッキーでした(笑)。

この人は契約前のスカイプ対話で、ちゃんとこれからやることの方法やリスク等を、しっかり説明してくれました。

「これをやれば○○できる!」と安易に言ってのけられる人ほど警戒しましょう。仕事の本質は変わりません。「コツコツ」です。

あんなお粗末なイラストを看板にするサロンに入らなくても、今のところうまい棒を毎月4ケタ購入するだけのお金は入ってきています。

頭でっかち属性のイケハヤさんに限りませんが、地に足が付いていない人ほど、実を伴わずに、スキャンダルをマッチポンプする手段に走って行かざるを得ず、口先だけの虚ろな存在になっていきます。

ブランドだけがどんどんインフレしていき、実力以上のことに手を出し、ついにバブルがはじけてしまいました。

どの分野でもいいから本をたくさん読んで、もっと身の回りの高知の生活のことを多く情報発信していれば、説得力もまた違ってきたでしょうに。

↓↓↓これで脱サラできると思ってる人どのくらいいるんだろう(´Д`;)

楽しそうなのはいいことですが、やりすぎですね。高校生の部活動かよ。

まとめ:量より質

会社員をやめたいという気持ち、ものすっごくよくわかります。

今は会社そのものが完全に守りに入ってしまって、新参者は上層部が望む「あらまほしき奴隷像」にトレースしないと、仲間に入れてもらえません。

出世ルート上にある上層部のコミニュティというのが、もう規格外にハードルが高く、かつ「常に予想をはるかに裏切る忠誠心」を求められます。

この要求が飲める人と飲めない人とで、絶望的な社内格差が生まれているし、私もああもうだめだなこいつらと見切りをつけ、いつ何があってもいいように準備を進めています。

こういう環境から脱出するために、ブログを活用するのもひとつの方法だと思います。

中高年も有利じゃないかなあと思うのですよ、そこそこの年齢になったので、今までの人生経験から探り出せるネタはあるし、それらをつなぎ合わせればいろいろ応用がきくということもわかってきました。

それは、このブログを開設して自分なりに試行錯誤し続けて、少しずつわかってきたことです。

サロンに入らなくても、一人でコツコツ、半年くらい続けていれば、ネット界のいろんなことがわかってきますよ。

このブログを始めて半年経ちますが、ネットビジネスはきちんと良質な情報を発信しないと続かないなあ、ということを痛感し始めた時のイケハヤさんの事件でしたので、自分も気を引き締めなければならないと思いました。

ネット上の言葉に血を通わせるのは、リアルの生き方です。

会社がつらかったら、退職する前にまず休職して心を休めて、信頼できる人に相談しましょう。

【参考】

はあちゅうの経歴と収入は?今までのネット炎上事件の内容は?

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