菅本裕子さん、愛称「ゆうこす」さんをご存知ですか?
AKB48は、もともと地下アイドル文化を導入する形で2005年に結成され、常にメンバーの新陳代謝を繰り返しながら、「会いに行けるアイドル」「成長する過程をファンに見せる」を基本コンセプトにしたグループ。
2009年以降大ブレイクしたためメンバー希望者が多く集まり、日本国内でもAKB48の姉妹グループが名古屋、大阪、福岡、新潟、瀬戸内地域に、分散してそれぞれ拠点をつくるようになりました。
このうちのひとつ、福岡を拠点とするAKBグループ、通称HKT(HAKATA)48に、菅本裕子さんは所属していました。
短期間でアイドルはやめてしまいますが、しばらくのニート期間を経て、なんと現在、年商2億円の実業家に急成長しています。
菅本さんに、いったい何が起こったのでしょう?
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菅本裕子のプロフィール
何はともあれ、まずはプロフィールを確認。
本 名 | 菅本裕子(すがもと・ゆうこ) |
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愛 称 | ゆうこす |
生年月日 | 1994年5月20日(2019年で25歳) |
出身地 | 福岡県北九州市 |
学 歴 | 福岡県立八幡高等学校(中退) |
経 歴 | 元HKT(2012~12年) |
肩 書 | モテクリエイター |
会 社 | 個人事務所KOS |
菅本さんは2011年7月の第1期生オーディションに現役高校生で合格した、HKT48立ち上げ時の看板メンバーでした。
もともと私は中学時代から勉強が苦手で、当時の学内の偏差値も38ほどでしたが、難関校に進学する好きな男の子を追いかけるために死ぬほど勉強したら、同じ難関高校に受かってしまいます(すごい)。
しかし、難関校であるゆえのレベルの高い授業についていけず、夏休みにもたくさん宿題が出たのにうんざりしていたら、HKT48のメンバー募集があり、現実逃避のためにオーディションを受けてみたら見事合格。
甘くふわふわととろけるような表情が、なんとも女の子らしくて可愛らしく、肌が綺麗でメイクも上手、とても人気がありましたね。
しかし、翌年2012年に8月、HKT48としての活動を辞退し離脱。
わずか1年間の在籍でした。
その理由としては、一部のファンとの私的メールが原因だったようで、この時期に一度に5人が脱退しています。
真相は闇の中ですが、少なくとも菅本さんはその後、脱退理由を動画で説明しています。
高校3年生ということで、周囲のお友だちがみんな進路を決めている中、ゆうこはどうしようかとすごく考えていて、2012年に入ってから真剣に考え始めたんですけど、もともと興味があった料理、料理がすごく好きだったので、料理の道に進もうと思いました。
もともと本気で芸能界で働きたいタイプではなく、強い目標がなかったこともあって、料理の道に進むことを決心したのです。
どん底のニート状態
アイドルを辞めて料理学校に通い始めた菅本さん。
やっぱりふんわりかわゆい菅本さんは芸能プロダクションの目に留まり、あっさりスカウト。
2013年から「お料理タレント」「料理研究家」として売り出す予定で、食育バスツアーも開催していましたね。
しかしその後、グラビア撮影を強要されるようになり、拒否したらお給料が未払いになるトラブルに巻き込まれるなど、もうすっかり人間不信。
精神的に落ち込み、バイトのために外に出るのも恐ろしく、実家に帰ってニートになってしまいます。
自宅にこもってひたすらスマホでネットサーフィンをするようになってしまいました。
可愛いのにホントもったいない。
講談社「ミスiD 2016」準グランプリ受賞
引きこもりニートになってしまった元アイドルの暇つぶしが、パソコンのネットサーフィン。
そのうちどんどん「自分の好きなこと」を自由に発信する楽しさにハマっていき、SNSを通して自分を表現していくことに楽しさを覚えるように。
自分の動画チャンネルを持ち、自分の好きなことを発信していくうちに、これからは個人の力を高めていくべきなんじゃないかと真剣に考え始めます。
菅本さんは2016年、講談社が主催する女性アイドルオーディション「ミスiD(ミスアイディー)」に応募し、みごと準グランプリを受賞。
明るい笑顔とポジティブな口調、長くスラリとした脚と豊かなボディがセクシーで、ひときわ輝いていたそうです。
菅本さんは元HKT48という肩書きを利用せず、事務所のバックアップもない状態で、自分自身の魅力でお客さんを魅了していたのです。
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菅野裕子が手がける事業
ここから菅本さんは、「ここから這い上がるにはSNSしかない」と、SNSと自分自身のタレント性を結びつけ、ビジネスに発展させることを思いつきます。
菅野裕子さんは、2016年に自己プロデュースを開始、「モテクリエイター」という新しい肩書きを作り自ら起業しました。
現在はタレント、モデル、SNSアドバイザー、インフルエンサー、YouTuberとして大活躍中。
2019年2月には、「月収1000万円」を突破したとテレビで告白しました。
モテクリエイター
菅野裕子さんは、「ゆうこすモテちゃんねる」というYoutube番組を持っていて、モテのメソッドを惜しげもなくどっかんどっかん公開してくれています。
わたしもあと15年くらい早くこのチャンネルに出会いたかったなあ(遠い目)。
公式ちゃんねるはこちら ⇒ ゆうこすモテちゃんねる
このチャンネルにはあえて広告を入れないことによりファンからの好感度が上がり、企業からのオファーが急増。
これだけ可愛いと、女性は反感を持ってしまいそうですが、菅本さんの場合は女性支持が圧倒的で、ネット上で紹介した商品は即完売すると評判です。
紹介したい商品がある企業とコラボした動画をアップすることで収益を生み、それがメインの収入であるとのこと。
今や年商2億円、月商1000万円の実業家に成長したゆうこすさん。
その秘訣は、菅本さんが発信する「モテ」の定義は、男性にモテるためでなく、老若男女みんなにモテるメソッドだから。
スレッカラシの管理人も素直に「かわいい!」と思えるこのかわゆさ、タイトルに「あざとい」というワードを使っていますが、ぜんぜんそういう「ずるい」とかいう印象がありません。
いやマジかわいいわ(二度見)。
インフルエンサー
で、こういうかわいいメソッド動画で紹介された商品がバカ売れです。
メイク用品、下着、水着など、菅本さんがモテるためのグッズを紹介したり、プロデュースしたりすると、商品がバカ売れします。
インフルエンサー(影響力のある人物)として、今では抜群の存在感を誇っています。
2019年はライバー!
現在の菅本さんのメインの仕事はライバー事業。
ライバーとは聞きなれない言葉ですね。
まず、動画の再生回数や広告、登録数で収入を得るのが「ユーチューバー」。
「ライバー」とは、ネットで生中継するライバー(ライブする人の意味)のことで、彼らのネット動画内のパフォーマンスに対し、視聴者がギフトやコメントを「ポイント」として送ります。
大道芸人への投げ銭と同じで、このポイントががライバーの収入になるという仕組みです。
正確にはライブストリーミングといい、スマートフォンで手軽に配信者の姿が生中継で見られ、出演者が直接話しかけてきているような臨場感が味わえます。
菅本さんは、2017年に個人事務所「KOS(コス)」を立ち上げ、社員を募集したところ、応募総数がなんと4000人。
このの中から、社会人経験のない5人を採用しました。
800倍もの難関を突破した人の条件は次のとおり。
・材自分の夢に対する明確な理由や課題があること。
・それを簡潔に表現できること。
生配信は、テレビ収録以上にライバーの思いや熱量が直接届きます。
そのぶん、ファンも増えやすく、夢を叶える近道だと菅本さんは考えています。
生配信のアプリも増え、生計が立てられる子たちも出てきているとのことで、菅野さんは2019年には「ライバー」の波が来ると確信しています。
まとめ:芸能界の新ウェーブ到来?
菅本さんは頭のいい人で、ブログで次のようにはっきりとコメントしています。
私は芸能界にいたいわけじゃない。芸能界にいたいから今の仕事をしているんじゃないよ。
これまで、マネージャーに言われるとおりに頑張っても、売れなかったら捨てられる子をたくさん見てきた。
マネージャーありきの芸能人って、そんな操り人形、私は嫌だ。
自分の心を押し殺し、やりたくないことをやって活動することが「華やかな芸能界」なのか?
菅本さんはずっと自問してきたのでしょう。
彼女はグループを脱退した当初、料理イベント開催のため参加を呼びかけたところ、たった3人しか集まりませんでした。
しかし、自己プロデュースを意識してSNSで募集をかけると、最終的に170枚のチケットが即完。
菅野さんは、SNSが自分の人生を変えたと考えています。
アイドル脱退後のグラビア水着の件で失敗したように、事務所に所属することだけで活動するのではなく、SNSを使って個人の力で夢を叶える道を自分で見つけ、切り開きました。
菅野さんのもとには、アイドルの子から「SNSでどう発信したらいいか」「芸能界を辞めた後はどうしたらいいか」と相談を受けることも多いそうです。
芸能界というところは、つまるところ「芸能事務所がタレントの才能を独占的に所有」することで成立している世界です。
芸能事務所に圧倒的に有利な契約書をタテに、場合によっては物理的拘束力をもって、豊かな才能を持つ人に対してその能力の提供を強制的に求め、お金に換えることがあります。
だから芸能界は、暴力団と密接な関係があるといううわさがたえません。
最近は芸能界も変わりつつあるので、ゆうこすさんには、これまでの才能ある人たちが、その能力を自由に解放できる道を指し示してくれることを、私はとても期待しています。
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