バカッターの末路まとめ 個人名を特定され借金背負って人生終了

2013年頃、ツイッターが一般に浸透してきた頃、主に飲食店を中心に、遊び半分で不適切動画を投稿する事件が相次ぎました。

彼らは通称「バカッター」「バイトテロ」と呼ばれ、日本全国に物議を醸し、連日ワイドショーをにぎわせました。

ところが最近、この動きが再燃してきたようです。

原因は2019年に入ってインスタグラムが普及したためで、そのストーリー機能(24時間で動画が自動的に削除される機能)を使ったもの。

24時間で「いたずら」はこの世から消えるとタカをくくって投稿した不適切動画がくら寿司とセブンイレブンにおいて投稿され、もれなく炎上しました。

まだバイト解雇で済んでいた6年前と違うのは、企業側が法的措置を検討するようになったことで、もう冗談では済まされません。

加害者たちの全員についてその後どうなったかまではわかりませんが、最近では8ケタの損害賠償請求が検討されるようになっています。

和解が成立して多少の賠償額が減額されても、ハタチそこそこで重い借金を背負うことにかわりありません。

ネットでは全員個人名を特定済なのでちょっと調べればすぐわかりますし、企業側も採用時は入念な調査をするなど、慎重になってきています。

バカッターたちのその後の人生全般に、多大な影響があることでしょう。




ローソン・店員がアイスケースの中に入る(2013年7月15日)⇒FC契約解除+休業

記念すべきバカッターの第1弾といったところでしょうか。

ローソンの高知鴨部店で、アイスクリーム用冷蔵庫の中に入る男性がツイッターに投稿され、大炎上になりました。

ローソンの対応は早く、

・FC契約条項に基づく高知鴨部店とのFC契約解約
・当該従業員を解雇させ他従業員の再教育を実施
・上記に伴い、当該店舗を当分の間休業

といった厳しい措置がとられました。

一説には、FC契約解約金は3000万円と言われています。オーナー側の不始末ですからね。

実はこの男性、このローソンの経営者の息子さん(当時22歳)だったことが後に判明、本名も特定されています。

似たようなことは以前からやっていたのでしょうが、誰も注意できなかったんですね。

親が総資産20億超の土地成金で、高速道路の区画整理で、持っていた山が高値で売れた成金として、地元では有名な一族だそうです。

当時は親族総出でコンビニ経営して資産を増やそうとしていたところで、大学卒業しても就職せずにフラフラしている息子の働き口として、契約しているうちひとつの店舗の店長に据えたところ、アイスケースの中に入ってしまったとのこと。

この男性はその後おそらく、再教育の上、一族が経営しているローソンに配置替えになったものと思われます。

で、今検索したら、同じ場所にローソンが営業してるんですけど、さすがに別のオーナーさんですよねえ……((^_^;))。

ミニストップ・客がアイスケースの中に入る(2013年7月25日)⇒バイト解雇+高校側の処分+損害賠償?

ローソンのアイスケース騒動の興奮まだ冷めやらぬうちに、今度はコンビニ大手・ミニストップの京都府向日市内の店舗で、客がアイスケースに入る事件が発生。

犯人は高校生2人組で、店員がレジ接客中のことだったそうです……高校生が複数で来店→店員をレジに誘い出す→その隙に浸入、撮影という流れだと思いますが、たいへん悪質です。

ツイッターやフェイスブックに投稿、もちろん大炎上。

最初は具体的な店舗特定には時間がかかりましたが顔が映っているため、間もなく高校と本名が特定され、学校側に連絡がいきました。

ツイッターアカウントを削除して逃亡を試みようとしましたが、学校側が該当すると思われる生徒に事情聴取したところ(高校は別々)、事実関係を認めます。

今回は店員ではなく客が起こした事件だったため、

・アイスクリーム撤去

・アイスケースの入れ替え

・返金受付

の処置がとられました。

ミニストップは警察に被害届を提出、書類送検されました。

高校も「処分を検討する」とコメントしており、退学は望みませんが停学くらいにはなったでしょう。

表沙汰にしていないだけで、たぶん店舗側から高校生らの両親に損害賠償請求があったと思われます。アイスケース台って数十万円しますからね。

しかしどんな育て方をすれば、食べ物(売り物)に寝転がる事が面白いという考え方ができるようになるのでしょうか。

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バーガーキング・バンズをしきつめてその上に寝そべる(2013年8月2日)⇒バイト解雇

2013年はバカッター炎上の当たり年でした。

前述のアイスクリーム騒動からまだ1ヶ月も経っていないのに、こんどはバーガーキングの男性アルバイトが、店舗内で大量のバンズ(ハンバーガー用のパン)を床に敷き詰めて、その上に寝そべる写真が見つかりました。

この写真は2013年6月23日のツイッターに投稿されたもので、

「いやー平日なのにさ。なんで混むのさ。ワッパーJr何個作ったと思ってんの?ちょっとさ空気読もうよ」

気持ちは分かりますが、どうして顔をさらしてお店の制服を着て、こんな事ができるのでしょうか。

彼らにとって、コンビニのアイスクリームケースの騒ぎは何だったのでしょう?

知らないのならまだしも、自分とは違う世界で起きたことだという捉え方なのでしょうか。

バーガーキング側も苦しい言い訳で……。

「画像のバンズは、発注ミスで大量に廃棄せざるを得なかったバンズであることが判明しました。画像にあるバンズは、撮影後に廃棄され、お客様に提供されるようなことは一切ございませんでした。」

という謝罪文を出していますが、いや言っては悪いですが、これはおそらくすでに提供されたものと思われます。こう言わざるを得なかったというのはわかりますが。

店舗と関係者には「すでに厳重な処分が下されている」とのことで、バイトの解雇は当然のことですが、損害賠償がされたかどうかまでは不明です。

なお、店舗名は明らかにされておりません。

ほっともっと・店員が冷蔵庫の中で寝そべる(2013年8月3日)⇒バイト解雇

お弁当の「ほっともっと」豊川八幡店(愛知県豊川市)の10代の男性アルバイト店員が、店内の冷蔵庫に入って寝そべった様子を写真に撮り、ツイッターに一時掲載していました。

ツイッターアカウントは削除されましたが、画像は保存されてリツイート済で、お店のロゴがはっきりわかる帽子をかぶっていて、もちろん素顔も判明。

運営側であるプレナスの対応は早く、

「お客様に多大なご迷惑をお掛けしましたことを心からお詫び申し上げます。今後、同様の事態が発生しないよう、従業員に対する指導徹底を図り、再発防止に努めてまいります」

と謝罪文を出し、すぐに男性を解雇した模様。彼はバイト掛け持ちのフリーターさん。

もう何番煎じなのでしょうか、すっかり流行ってしまいました。

勤務先に無駄な損害与えて、自分の仕事も失って、自分の信用も失って、そこまでして一瞬の注目をあびたいものなのでしょうか。

丸源ラーメン 店員が冷凍ソーセージをかじった写真をアップ(2013年8月5日)⇒バイト解雇

男性のみだったばカッター、ここで女性の登場です。

ラーメン屋「丸源ラーメン」の未成年のバイトが、調理前の食材をくわえた写真をTwitterに投稿して炎上。

「ラムネ飲んだりつまみ食いとか 冷凍カチカチソーセージくわえたり遊んだり。色んなものパクったし笑いすぎた」

業務上横領のようです。

ツイートは削除されていましたが、ツイッターは情報が回るのがとても早いです。

一緒に働いていたこの女性の友人も同じことをしており、とうぜん解雇。

運営元の物語コーポレーションも謝罪コメントを出していますが、今までの内容とほとんど同じですので、もう省略します。

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ミニストップでレジカウンター上で開脚し股間をバーコードスキャン(2013年8月7日)⇒警察に通報

ミニストップの店員がレジカウンターに乗り、開脚して股間にバーコードリーダー(スキャナー)を当てている画像が話題になりました。

東京国際大学生の学生で、もともと、かなり素行の悪い男性だったようです。

こちらの画像は7月中旬からネット上に出回り、8月に入ってからミニストップ側が警察に通報。

これは客がアイスケースに入った事件と同じチェーン系列(ミニストップ)だったので、あれ以来、対処方法が組織的にきちんと周知されていたのでしょう、速やかに警察沙汰に。

余談ですが、騒動時は本人はアメリカ旅行中で、炎上に気づいておらず、帰国したら警察が待っているという状態でした。

ステーキハウス・ブロンコビリーで冷蔵庫に入る(2013年8月12日)⇒契約解除+閉店+損害賠償請求2000万円+バイト解雇+就職取消+引きこもり

ステーキハウス・ブロンコビリー足立梅島店のケースは、対処が厳しかったです。

店員のやはりアルバイト男性が、靴を履いたままお店の冷蔵庫に入り込む写真をツイッターにアップ、またたく間に炎上し、翌日にお店は休業。

ブロンコビリーは即効で謝罪し、足立梅島店とのフランチャイズ契約を解除、8月12日は閉店に。

氏名はもちろん、保育士になるために通っていた専門学校名までネットで特定され、アルバイト男性は「外を歩くのが怖い」と言って引きこもりになってしまいました。

さらにブロンコビリー側は損害賠償を検討していることを発表。

その後具体的にどうなったかはわかりませんが、男性のツイッターには

『許してください。死ぬまで許してください』(9月15日)

『一文無しもすぐそこ』(2014年2月)

というツイートを最後にストップしています。

2000万円の賠償請求がされたそうです。

そば店・泰尚で食洗機に入る(2013年8月12日)⇒お店が破産+閉店+1385万円の損害賠償請求+バイト解雇+停学処分

こちらの事件はバイトがクビになるどころではすみませんでした。

今までのコンビニやお弁当屋などのようにチェーン店ではなく、多摩市内の個人が経営するそば店で、同様の写真ががツイッター上にアップ。

多摩大学の学生たちによる複数人の犯行で、食洗機に頭を入れたり、茶碗を胸に押し当てたりしていました。

当時の負債は3300万円で、2ヶ月後の10月9日付で破産手続の開始し、倒産。

会社側は多摩大生たちに合計1385万円の損害賠償を請求する裁判を起こしましたが、裁判所の勧告で200万円で和解となりました。

加害者本人たちと、その親たちからは、最後まで謝罪の言葉は聞けなかったとのことです。

この会社は一時期大繁盛しましたが、時流の流れにより経営が苦しくなっていき、このバカッター事件の4か月前に、負債を背負いきれずに社長が自死。

奥さんが1000万くらいかけて設備投資して経営を引き継ぎ、店を再建させようとした矢先の出来事でした。

滞納した家賃と従業員の未払い給料で350万くらいマイナスがあったそうですが、いくらなんでも和解金が200万円というのは安すぎないでしょうか。

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くら寿司・ゴミ箱に捨てた魚をひろって調理(2019年2月12日)⇒バイト解雇+株価急落27億円の損失+刑事・民事の法的措置へ(1000万円以上の賠償請求)

2019年に入り、不適切動画のツイッター投稿が再燃しました。

回転寿司チェーン店・くら寿司の寝屋川市内のアルバイト男性2人が、店内の調理場で魚を捌いた後、その魚をゴミ箱に投げ捨てている動画が投稿。

そして、笑顔でゴミ箱の中の魚を拾いあげ、再度まな板の上に置いています……たぶん、まな板の消毒もしていないでしょう。

この動画には、「きちがいではないって。」との文字も記されていました。

くら寿司は、「この動画により、お客様には大変不快で不安な思いをさせてしまいました事を深くお詫び申しあげます」と謝罪。

動画の生魚は、その場で廃棄処分し提供していない事を確認したとしていますが……うーんこれは……(汗)。

水揚げされて命を奪われた魚が浮かばれません。

この事件で画期的だったのは、くら寿司側が刑事・民事での法的措置をとる検討を始めたことで、に1000万円以上の損害賠償請求を公表しています。

その理由は次のとおり。

・お客様、株主様、お取引先様に対し上場企業としての責任を果たし、全国で共に働く約3万3000人の従業員の信用回復のため

・多発する飲食店での不適切行動とその様子を撮影したSNS投稿に対し、一石を投じるため

これくらいは当然の措置ですが、本人たちは憔悴しきっているようです。

セブンイレブン・おでんのしらたきを口に入れて出す(2019年2月)⇒バイト解雇+法的措置検討へ

今度はセブンイレブンの店員がおでんを直接箸で食べる動画が物議を醸しています。

なんと、くら寿司騒動の最中にです。

しらたきはそのまま鍋に戻してませんが、このようにふざけて食べ物を扱われていると思うと、セブンに行きたくなくなります。

セブン側は、すでに解雇した2人に対して法的措置を含む厳正な処分を検討する方向性を明らかにしています。




どんな責任が問われるのか

あまりに簡単に一線を超える人たちが多いですね。

こんなことをやらかした本人たちには、どのような責任が課せられるのでしょうか。

刑事・民事の賠償請求

刑法上は、威力業務妨害罪(刑法234条)や名誉毀損罪(刑法230条1項)、器物損壊罪(刑法261条)が該当します。

民事の損害賠償責任についても、成年者であっても未成年者であっても、アルバイトができる年齢(15歳以上)であれば、責任能力(民法712条)が認められるのが原則で、本人に賠償請求が行きます。

該当者の親は、不適切投稿を共謀したわけでも教唆したわけでも幇助もしていませんので、共犯にならず、すなわち、親は刑事・民事両方の法的責任を負いません。

しかし、道義的な責任を親が負担することは想定されるため、結局は賠償金額を肩代わりすることが多く、その他親族に多大な迷惑をかけることになるのです。

個人情報流出

投稿から数時間の間に、どこの誰ともわからないネットユーザーたちが、過去の書き込みや写真、プロフィール情報などを素早く保存しているので、歯を磨いている間にどんどん拡散されます。

ツイートを消去してアカウントを非公開にしすると、ますます拡散スピードに拍車がかかることさえも。

自分の名前や住所、学校名が、デジタルタトゥーとして一生ネットのどこかに残ります。

親と学校と警察から怒られる

騒ぎになると、まず親にはこっぴどく叱られ、学校では担任や教頭や校長から叱られ、場合によっては警察からも怒られます。

怒られるだけで済むならもうけもので、停学になったらもちろん内申に響きますし、校則に厳しいところなら、退学になったっておかしくありません。

学校の就職の推薦や、進学のスポーツ推薦が取り消されることもあります。

就職に不利になる

私は一時期、人事にかかる仕事をしていましたが、採用する際はいちおう、過去に何かやらかしていないかを調べるために、グーグルで氏名を検索していました。

ごく少数ですが、過去に事件を起こした人が採用候補者の中にいたことがあり、とうぜん不採用にしましたよ。

まとめ:想像力が皆無

セブンやローソンの大手企業といっても、実態はフランチャイズで、これは本部から多大な責任を負わされて自営してるようなもの。

シビアに生活かかってるので、冗談でも許せるものではありません。

昔から馬鹿な人はたくさんいましたが、Twitterなど便利なSNSの出現で、誰でも簡単に些細な自己顕示欲を満たせるようになりました。

ネットがない時代は、ある意味幸せだったということでしょう。

幼い自己顕示欲から人生わざわざハードモードに設定した彼らに認識が足りなかったのは、自分たちの投稿を見ている無数人々の中には、

・炎上させてやりたい

・祭りにして楽しみたい

・こらしめてやりたい

という、自分たち以上に高い攻撃性を備えた自己顕示欲をくすぶらせている人がたくさんいる点です。

こういう若い人たちを見て思うのは、周囲からよっぽどきちんとした愛情をもらえなかったんだろうな、ということです。

甘やかしたにしても放置にしても厳しすぎたとしても、親は子供の将来について無関心であったことが伝わります。

友達とのうちわ同士の悪ふざけの先に、どういう世界が待っているのかが想像できないのでしょう。

バカッターたちはその後同じ人物が同じことを繰り返していないので、単に「痛い目を見ないとわからない」、想像力が欠如した人たちだったということですね。

これから彼らが本物のゴミになるか更正するかは環境にかかってると思いますが、いちど大いに痛い目にあうしかないのでは。

そうでないと、学べません。

しかし、低賃金のアルバイトを使い倒すことでしかお店を回せない労働環境にも一因はあると思います。

もう少し高い賃金で、アルバイトでも意欲とモラルを育てることはできないものでしょうか……。

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コメント

  1. ああ より:

    変な釣りや煽り記事が多いネットまとめにしては最初から最後まで多方面にまともな事を言ってて好感が持てる記事でした。
    このようなまとめ記事は本当に少ないのでこれからも頑張って下さい

  2. こう より:

    バカッターって昔 ニュースになりましたね
    思い出しました それにしても どんなに年月が経っても 画像ってなくならないし それについての説明も消えないんですね。びっくりしました
    きっと この人達が30代40代になっても消えない
    一生消えないって事ですかね
    ネットって恐ろしいですね