貴乃花部屋の引退会見から1日。
以前から貴乃花親方とその妻・景子夫人の不仲が噂されています。
夫婦のことですからいろいろあるし、理由や原因もそれぞれなのですが、女性にとって大事なのはなんてったってお金。
貴乃花親方は、横綱としての意地を貫き通しましたが、景子夫人の胸中はどうなのでしょう。
お金の面から考えてみました。
※追記:2018年10月25日に離婚していたようです。2人で相談し、夫婦関係を『卒業する』と話し合った結果、貴乃花みずから離婚届を役所に提出しました。
【参考】
貴乃花が政界進出?参議院議員になって相撲協会改革シナリオは?
貴乃花の顧問弁護士は誰?TMI法律事務所VSのぞみ法律事務所
貴乃花親方の退職・引退後は国会議員?2000万円稼げる仕事はあるの?
花田優一離婚した?六本木で不倫して靴は作らず芸能事務所を解雇される
河野景子のでき婚から卒婚までまとめ!息子と同時に芸能界復帰か?
横綱時代の年収「最低」6500万円
夫である貴乃花親方が横綱になってからの年収を見てみましょう。
貴乃花親方の横綱の在位期間は8年と1ヶ月、場所数にして49場所です。
もともとキャスターだった景子夫人におかみ業は大変だったでしょうが、そのような苦労は些細なこと。
「横綱の妻」の地位と名誉にはかないません。
しかもこれだけのお金がついてくるのです。
横綱の基本のお給料
横綱になれば、基本給が毎月282万円支給されるので、それだけで年間3384万円。
貴乃花親方は横綱在位期間は49場所。
1995年1月~2003年1月までの97ヶ月×282万円= 単純計算で 2億7354万円 です。
賞与も支給されますので、給与2ヶ月分×春夏=年間1128万円×8年=9024万円。
また、本場所で優勝すればこれだけで1000万円支給されます。
横綱になってからの優勝回数は15回で、単純計算で1億5000万円。
本場所特別手当が本場所につき20万円支給されますので、貴乃花親方が横綱になってから出場した場所は49場所=980万円。
基本的な給料を計算するだけで、ここまでで5億2358万円!
横綱在籍期間の8年で割って、単純に年収6500万円。
さらに加えて、貴乃花時代全盛期は後援会も大きくなりましたし、懸賞金もたくさんつきました。
それに貴乃花親方のタニマチとくればそれはもうすごい大物が、ケタ違いのご祝儀やお小遣いをくれたでしょう。
この部分はもう計算できないところです。
スポンサーリンク
横綱の退職金4400万円+1億円
横綱の退職金
力士にも退職金があります。
横綱の場合「力士養老金」「勤続加算金」の2つから構成されており、貴乃花の場合
・力士養老金……1500万円
・勤続加算金……2900万円
勤続加算金は、地位・基準額・在籍場所数によって決まります。
概算ですが、全休した8場所を除いて計算したらこの金額になりました。
また、懸賞金は、相撲協会の取り分と税金を引いて、引退時に退職金の基数に計算されて力士に支給されます。
貴乃花はもう、おびただしい数の懸賞金があったので、実質的な退職金の金額は正確に計算できません。
貴乃花の退職金は合計して約4400万円+αです。
老後年金を稼ぐための引退興行
なお、力士の引退後の年金を稼ぐ意味合いもある引退相撲を興行しておりますので、これによる力士の収入は1億円とも言われています。
やはり後援会やタニマチからの収入も相当にあったとはずです。
貴乃花は2003年から2009年までの7年間、父親の二子山親方(2005年死亡)ものと、二子山部屋で弟子の育成指導にあたっていましたが、2010年から大相撲協会の理事に就任します。
横綱時代の蓄えもあったでしょうが、引退から理事に就任するまでの7年間の間は、退職金だけでも年間で2000万円くらい使える計算です。
生活の心配はまったくありません。
貴乃花部屋の「親方」としての年収2000万円
さらに貴乃花親方は2004年、父親の死亡に伴い、二子山部屋を貴乃花部屋に改称して親方に就任しました。
引退した力士が部屋を持って親方になれば、協会から助成金や弟子育成費の名目で定期的に収入が入ることになります。
いったん年寄株を取得すれば、育成している弟子のに人数にもよりますが、2018年度の貴乃花部屋の場合、10人の弟子がいましたので、毎年2000万円以上の基礎収入が相撲協会によって保証されていました。
大相撲協会の理事の年収2000万円
貴乃花親方は2010年に大相撲協会の理事に就任します。
「貴の乱」は有名でしたね。
【理事の基本給】
こちらに規定がありますが、理事のお給料の月額は149万8000円、額面にして約1800万円の収入になります。
【本部勤務手当】
月額40000円がつきますので、1年で48万円がプラスされます。
【年度末手当】
理事には一律80万円が支給されます。
「年度末」なので、年2回ではないのですね。
すべて足すと、額面だけでも約1900万円の年収。
このほかにもいくつかの手当が付きますので、理事としての実質的な年収は「2000万円」といっていいでしょう。
過度の贅沢さえしなければ、生活するには十分すぎる額ではないでしょうか。
スポンサーリンク
理事解任降格、毎月の給料70万円くらい?
しかし、2016年に入ると暗雲が立ち込めます。
春場所中の無断欠勤や、暴力問題を起こした弟子・貴公俊への監督責任で5階級降格、“一兵卒”からの出直しを余儀なくされ、約150万円あった月給はほぼ半減しました。
理事には諸手当がついていたので、降格によりそれがすべてなくなることから、実質は「半額以下」といっていいのではないでしょうか。
単純計算して、2016年に入ってからは月給は約70万円くらいになったでしょう。
年収840万円です。
貴乃花部屋の引越しの理由
貴乃花部屋は、2016年6月に東京都中野区本町から江東区東砂に引っ越しています。
親方は「弟子のことを考え、国技館に近い場所に引っ越した」と説明していましたが、不動産的にも中野区より江東区のほうが割安で、こちらは賃借物件。
中野本町の物件に比べスペースは半分しかないですし、都落ちの感は拭えませんでした。
本当は、貴乃花親方の懐事情が厳しくなったから、というのが実情のようです。
理由としては、スポンサーとの関係が悪化し、資金協力を得られなくなり、部屋を維持できないのではとささやかれていました。
スポンサー離れ
貴乃花親方は、景気のいいタニマチの口出しを嫌い、一度後援会を解散し、スポンサー制度を導入したことがありましたが、これがまたうまくいかなかったようです。
この時期の2016年1月29日の理事選挙では4選、3月28日に行われた理事長改選では現職の八角と共に次期候補となりましたが、多数決の結果6対2で八角に敗れましたね。
理事長選に際して頭を丸刈りにしたことが話題になりました。
この頃をさかいに、何か歯車が狂い始めてきた感じがするのです。
あまりに独りよがりな貴乃花親方のあり方に、スポンサー離れが一気に加速してしまったのではないでしょうか。
投資の失敗?
貴乃花部屋の引っ越しのための支出も膨大でした。
東砂の部屋を改装するため、東五反田の自宅豪邸を担保に2億円近くを借り入れたそうです。
一説には、知人に誘われた投資がうまく行かず、その穴埋めのためとの噂もありますが、ちょっと額が大きすぎます。
大丈夫でしょうか。
スポンサーリンク
弟子たちを売るトレードマネー
2018年現在、貴乃花部屋には貴景勝、貴ノ岩 貴源治といった幕内力士がいますが、かれらを含めた現在10人の弟子たちがおり、新しく「千賀ノ浦部屋」に移籍することが決まりました。
しかし裏側では、「移籍力士たちのトレードマネー」が動くのです。
お金や時間をかけてここまで育成した力士を、やはりタダで手放すことはないのです。
その「売却金額」を、これから両親方との間で話し合われます。
人材不足に悩む角界において、貴乃花部屋が小結、前頭、十両までに育てた力士たちです、安くはないでしょう。
貴乃花部屋の力士10人を引き受けた千賀ノ浦親方は、かれらのしっかりした鍛えられ方に驚いたそうです。
長男の優一さんに対する考え方の違い
特に長男の優一さんの進路について、貴乃花と考え方の違いが大きかったようです。
貴乃花は靴職人として成長してもらいたかった半面、景子さんは芸能活動の方を応援していました。
貴乃花は「職人なんだから靴つくれ」とテレビ番組で苦言を呈していましたね。
優一さんも「靴職人で頑張る」と言ってましたが、本業をおざなりにして芸能活動を行っていた様子ですし、息子の芸能活動に理解を示していた景子さんに対しても厳しく接したはず。
実は、優一さんが所属する芸能事務所㈱Megu Entertainment代表の染谷めぐみ氏は、景子さんのフジテレビ時代の友人で、染谷氏を介して優一さんを芸能界入りさせました。
そして染谷氏の夫は、貴乃花の後援会関係者、つまり貴乃花のタニマチです。
優一さんのマネジメントは、この芸能事務所を通じて実質貴乃花部屋が行っていましたが、ギャラが芸能事務所に支払われるため、貴乃花は(当時資金難だった)貴乃花部屋を通してほしかったらしく、優一さんを芸能人にしたかった景子さんとは見解の食い違いがありました。
結局優一さんは、11月上旬に事務所から「素行が悪い」として解雇されています。
実際のところ、10月25日に貴乃花と景子さんがすでに離婚届を出していたため、染谷氏の旦那が、貴乃花と関係のなくなった景子さんサイド寄りの優一さんと手を切ったのかもしれません。
花田景子さん、働き始める
貴乃花部屋の内情は、そうとうの火の車であったことが推測できます。
何だか2016年頃、理事長選に負けた時期を境に、経済事情が急に悪化しているようなのです。
景子夫人は、貴乃花が角界の頂点である理事長になることを見込んで結婚したのに、気がつけば夫は一兵卒。
「話が違う」と意気消沈していたところに、突然の部屋の閉鎖。
最近はあんまり熱心ではなかったようですが、「女将」という肩書きも失ってしまいました。
景子夫人は貴乃花親方が理事選に落ちた今年2016年3月以降、以前にも増して、元アナウンサー職を生かした話し方講座『河野景子のことばアカデミー』などの副業に精を出しています。
この副業を始めた時期を照らし合わせれば、やはり貴乃花親方の降格処分により経済的に余裕がなくなったからでしょう。
貴乃花親方と景子さんの間には長男の優一さんのほかに、2人の娘がいます。
優一さんは靴職人・タレントとして独立していますが、女の子2人はまだ高校3年と中学3年です。
娘2人には、
・青学系の私立学校に通わせている
・宝塚でバレエを習わせている
・バスケ部に入っている
・留学させている
など、教育に余念がないようで、ものすごい教育費をかけていると思われます。
大学に進学させるなら、まだまだお金が掛かります。
子供にまだまだお金がかかる状況で、夫がこれほど勝手なことをしたのであれば、景子夫人もたまらないでしょう。
『年収6500万円(以上)の横綱の妻』から『年収1000万円の一兵卒の妻』、最後に『収入なし』に転落したとき、あなたはどうしますか?
【参考】
貴乃花が政界進出?参議院議員になって相撲協会改革シナリオは?
貴乃花の顧問弁護士は誰?TMI法律事務所VSのぞみ法律事務所
貴乃花親方の退職・引退後は国会議員?2000万円稼げる仕事はあるの?
花田優一離婚した?六本木で不倫して靴は作らず芸能事務所を解雇される
河野景子のでき婚から卒婚までまとめ!息子と同時に芸能界復帰か?
スポンサーリンク